おかーさんから電話がかかってきた。
私が実家に電話しないのを非難して言うことには
「元気がないのがよい便り。」
どうやら「便りのないのはよい便り」が、意味まで含めてテレコになってしまったようだ。
母「元気?」
私「まあ、ぼちぼち。」
母「そりゃーよかった。元気がないのがよい便りって言うけんなぁ」
と言う流れで出てきたのも奮っている。
ひとしきり突っ込み、話題が変わりました。
母「ところで、あんた、知っとん?コラが食われたんで。」
私「・・・・・・・・・・・・(眉間にタテジワをよせ)ハァ?」
母「土壁がなぁ、ザーッと、バラバラーッと、みな崩れたん。」
「蔵が壊れた」でした。
実家には蔵がある。おお、蔵があると言うと金持ちっぽいぞ。
正確には土蔵って言うのかな。
中に何がしまってあるかは知らない。
これでもよくお手伝いをする子どもだったので、蔵に何がしまってあるか知らないと言うことは、よほど使わないものがしまってあるに違いない。
「しまう」は、岡山弁で言うと「とらげる」。ちょっと大事にしまうときに使います。
子どもの時はウルトラマンの絵本を見るにつけ、蔵の裏からジャミラが出て来るに違いないと思っていた。おそらく、土壁のカンジとかジャミラの皮膚の質感とか、木がたくさん生えていて薄暗いこと等からの連想だと思われる。
蔵の脇に山椒が植えてあるのだが、おかーさんに「ちょっと山椒とってきて」といわれる度に、決死の覚悟で(何しろいざとなったらジャミラに、なんの刃向かう術もなくやられてしまうからね)山椒を取りに行っていた。
いまやそんな山椒もベランダで育てていますが。しかもプラステックの鉢でね。
ああ、大人になるってつまらないなぁ。
私が実家に電話しないのを非難して言うことには
「元気がないのがよい便り。」
どうやら「便りのないのはよい便り」が、意味まで含めてテレコになってしまったようだ。
母「元気?」
私「まあ、ぼちぼち。」
母「そりゃーよかった。元気がないのがよい便りって言うけんなぁ」
と言う流れで出てきたのも奮っている。
ひとしきり突っ込み、話題が変わりました。
母「ところで、あんた、知っとん?コラが食われたんで。」
私「・・・・・・・・・・・・(眉間にタテジワをよせ)ハァ?」
母「土壁がなぁ、ザーッと、バラバラーッと、みな崩れたん。」
「蔵が壊れた」でした。
実家には蔵がある。おお、蔵があると言うと金持ちっぽいぞ。
正確には土蔵って言うのかな。
中に何がしまってあるかは知らない。
これでもよくお手伝いをする子どもだったので、蔵に何がしまってあるか知らないと言うことは、よほど使わないものがしまってあるに違いない。
「しまう」は、岡山弁で言うと「とらげる」。ちょっと大事にしまうときに使います。
子どもの時はウルトラマンの絵本を見るにつけ、蔵の裏からジャミラが出て来るに違いないと思っていた。おそらく、土壁のカンジとかジャミラの皮膚の質感とか、木がたくさん生えていて薄暗いこと等からの連想だと思われる。
蔵の脇に山椒が植えてあるのだが、おかーさんに「ちょっと山椒とってきて」といわれる度に、決死の覚悟で(何しろいざとなったらジャミラに、なんの刃向かう術もなくやられてしまうからね)山椒を取りに行っていた。
いまやそんな山椒もベランダで育てていますが。しかもプラステックの鉢でね。
ああ、大人になるってつまらないなぁ。