世界標準技術開発フォローアップ市場展開

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自共公助,弧状列島19/4,レジ無人コンビニ,特許技術,生産性向上,売上高1.5倍,現金決済

2019-04-29 11:16:00 | 連絡
2019/4/12追記,<共助>,
3.特許出願書類からみるAmazon GOの技術
amazonの特許を出願した書類を参考にすると、Amazon GOの”Just Walk Out”技術を可能にしているのは、店舗内に複数設置されているカメラとマイク、棚に設置されたセンサーの組み合わせです。
ディープラーニング・アルゴリズムにより人の動きをトラッキングし、一度手に取った商品をキャンセルして棚に戻したりする動作なども正確に捉えます。店内の天井にはいくつものカメラが取り付けられており、これにより全ての来店客の動きを把握します。Geeks Wireによると特許出願書類の中には商品の識別方法としてRFIDの言及がありますが(上記の資料の中では2ページ目)、Amazon GOにはRFIDは用いられていないとされています。Amazon GOの開店が延期となっていた原因として、トラッキングがうまく動作しないという問題がありました。20人以上の来店客の動きを同時に追うことが困難と報じられていたため、開店したということはこの課題が無事解決したということでしょう。
4.Amazon GOのメリット:Amazon GO のメリットは、レジで会計を待たなくて良い点と決済のスムーズさです。何人もレジに並んでいるのを、イライラしながら待つ必要がありません。また、レジにチェッカーを配置する必要がないため、人件費を確保する必要がありません。人がおこなうのは、商品の在庫・鮮度チェックと品出し程度。これらのメリットは、少子高齢人口減社会におけるコンビニを経営している企業にとって、「現場、現物、現実の生産性向上技術」として、願ってもないことです。当然、日本のコンビニもAmazon GOの技術に注目しています。
5.ファミリーマートもAmazon GOに似た「ファミマミライ」を発表:
ファミリーマートは2017年6月に「ファミマミライ」という技術のコンセプトを発表しました。コンセプト動画ではファミマミライのClova(クローバー)というシステムがこのように描かれています。
(1)近くのファミマ店舗を教えてくれる。
(2)商品情報や割引情報をディスプレイに表示。
(3)商品在庫を自動で管理。少なくなった商品の品出しや在庫の発注も楽に。
(4)LINE Payで入店記録と支払い処理。ファミマミライとAmazon GOが決定的に違う点は、ファミマミライが有人を前提にしていることです。コンセプトムービーを見る限り、ファミマのClovaは店舗スタッフの業務を助けるための補助的な役割を担うようです。ファミマミライの一般公開や開店時期は具体的には発表されていませんが、期待が高まります。
6.気になるAmazon GOの売上は?:Amazon GOが前項の通り本格的に多店舗展開を行えば、1.5倍の坪単価で従来の店舗を運営する企業を圧倒するという予測が出ています。アメリカの平均的なコンビニエンスストアのサイズ(約50坪)での単価を見てみると、1坪あたり約204万円だそうです。Amazon GOの店舗面積もほぼ平均と同じ約50~60坪で、1坪あたり約305万円の売上となっています。1坪あたりの売上金額は、従来のコンビニの1.5倍。もしブルームバーグの予測通り3000店舗の店舗展開を行うとすると、4500億円の売上が見込まれるビジネスになり得る、ともいえます。
7.Amazon GOで現金が使えるようになる?:2019年4月、「Amazon GOで現金を使えるようになる」と報道されました。
時期や理由は明らかになっていませんが、フィラデルフィアでキャッシュレス店舗を禁止する法令が可決されたことが影響しているのではないかといわれています。アメリカの他都市、ニューヨークやサンフランシスコなどでも同様の法令が検討されており、そもそもキャッシュレス事業が禁止されている州もあるそうなので、技術的な問題よりも法律的な問題でテクノロジーを活用できないという別の課題が生まれてしまっています。
対応方法としては、通常の店舗のようにレジを置くのか、edyカードなどを配布し、現金のチャージができる機器をおくのかなどが考えられますが、具体的にはこちらも明らかになっていません。
続報が待たれるところです。https://orange-operation.jp/posrejihikaku/self-checkout/10331.html


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