ジャーナリストの後藤謙次氏が6月9日、BS-TBS「報道1930」(月~金曜後7・30)に生出演し、石破茂政権

のこれまでを振り返った。
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【写真あり】石破政権でまさかの追い風となった小泉進次郎農相
【写真あり】石破政権でまさかの追い風となった小泉進次郎農相
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昨秋の自民党総裁選を制し、首相に就任した石破氏。
しかし、総裁選中に掲げていた多くの政策を棚上げしたことが国民の強い反感を買い、支持率は20~30%台と低迷した。
キャスター松原耕二氏は「総理になったらいろんなものを引っ込めて、結局この総理は何をしたいんだ?と分からなくなったところがある」と指摘した。
かし、コメを巡る失言で江藤拓前農相を更迭した後、ここでまさかの追い風が吹く。
後任の小泉進次郎農相が、安価な政府備蓄米を迅速に放出したことで、大きく株を上げた。
松原氏は「コメの江藤さんの発言から高値が出てきて、これでこの政権としてやるべきことが見つかったという目はないんですか?」と後藤氏に尋ねた。
後藤氏は「大いにあると思います」と回答し、「日米協議とコメの問題。
巧まずして手にした課題だという気がします」と続けた。
風向きが変わったのは、やはりコメ問題への対策だという。
石破政権運営の様子を飛行機にたとえ、「特にコメについては、墜落寸前の飛行機から…。順行飛行どころじゃなくて、乱気流の中でもまれにもまれていた。突然パラシュートが開いて、小泉進次郎という人が舞い降りてきて、いい風が吹いてきて、流れが変わりつつある」と表現。
「石破さんはある面で、持っている総理だと思う」と見解を示した。
少数与党の自民にとって、今夏の参院選に向けた至上命題は政権継続。
松原氏から「(今の風が)参院選前、最中まで続くか?」と問われた後藤氏は、「今日の決算委員会なんか見ていても、自分のフィールドですから、何でも答えられちゃうんです」と、石破氏の答弁ぶりに感心。
それを踏まえて、「その点でも、石破さんにとっては神風とまでは言いませんけど、本当にピンチがチャンスに変わってきたなと思いますね」と自身の見解を語った。
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