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韓国大統領が歓喜「日本海に石油・ガス埋蔵」日本に不都合な理由#2024.6.6(木)# 近藤 大介

2024-06-06 15:00:06 | 連絡
韓国大統領が歓喜した「日本海に石油・ガス埋蔵」の一報、もし現実なら日本には不都合な4つの理由#2024.6.6(木)# 近藤 大介
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近藤 大介のプロフィール
ジャーナリスト。
東京大学卒、国際情報学修士。
中国、朝鮮半島を中心に東アジアでの豊富な取材経験を持つ。
近著に『進撃の「ガチ中華」-中国を超えた?激ウマ中華料理店・探訪記』(講談社)、『ふしぎな中国』(講談社現代新書)、『未来の中国年表ー超高齢大国でこれから起こること』(講談社現代新書)、『二〇二五年、日中企業格差ー日本は中国の下請けになるか?』(PHP新書)、『習近平と米中衝突―「中華帝国」2021年の野望 』(NHK出版新書)、『ファーウェイと米中5G戦争』(講談社+α新書)、『中国人は日本の何に魅かれているのか』(秀和システム)、『アジア燃ゆ』(MdN新書)など。
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隣国・韓国に「夏の世の夢」到来である――。
 今週月曜日(6月3日)、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が、ソウル龍山(ヨンサン)の大統領室で、「国政ブリーフィング」を行うと発表があった。2022年5月に大統領就任以来、記者会見嫌いで知られ、これまで一度もこのような会見を開いたことがなかった。
そのためある記者は、「すわ、北朝鮮と開戦か?」と脳裏を掠(かす)めたという。
 だが、「国政ブリーフィング」に登壇した尹錫悦大統領は、満面の笑顔。
話は「石油と天然ガス」に関することだった。
以下、少し長くなるが、尹錫悦大統領の発言全文をお伝えする。
ーーー略ーーー
<>経済力で肉薄される可能性
<経済>
前世紀の末頃まで、日本の政官財界などでは、韓国経済のことを「九州経済」と揶揄(やゆ)していた。
韓国経済の規模が、日本全体の約1割を占める九州経済と同規模だったからだ。
 それが現在は、日本の3分の1を超えるまでに成長した。
それにつれて、日韓貿易における韓国側の発言権も増していった。
 もし尹大統領の発言通りの石油と天然ガスが産出されたなら、韓国の電力費用は大幅に下がるから、韓国経済を活性化させることになるだろう。












ソウルの南部に広がる「半導体ベルト」はむろん、製造業からサービス業まで、活況を呈していく。
そうなると、日韓の経済力は、いま以上に急速に接近してくる。
すなわち、日本側の発言権は、相対的にますます弱まることになる。
<>軍事力増強は必至、そのとき「反日」政権だったら
<安保> 
 
折りしも、6月2日にシンガポールで開かれた日韓防衛相会談で、2018年12月に韓国軍艦艇が自衛隊機にレーダー照射した問題は、「大人の解決」を見た。尹政権のような「親日政権」の時は、韓国軍のパワーアップは日本としても歓迎だ。
 だがこの先、文在寅(ムン・ジェイン)前政権のようなゴリゴリの「反日政権」が韓国に誕生した場合、再びレーダー照射のような問題が起こらないとは限らない。
韓国の軍事費は、すでに日本の防衛費と同等規模まで来ており、兵力数は日本の自衛隊員数よりもはるかに多い。
産油国となって自信をつけた韓国の左派政権が、強大化した韓国軍をバックに、日本と対峙してくる可能性も、ゼロではないのだ。
<北朝鮮>
現在、韓国の経済力は北朝鮮の約60倍まで開いたと、韓国側は推定している。今後、韓国が産油国になれば、100倍を超えることになるだろう。 
<>シーレーンの意義が縮小することも
<台湾> 
「台湾有事は日本有事」と述べたのは、故・安倍晋三元首相だが、「台湾有事は韓国有事」でもある。
なぜなら、台湾海峡を中国に封鎖されたら、韓国のエネルギー供給の9割以上を占める中東からのシーレーンに支障をきたすからだ。
ところが韓国が産油国になれば、台湾海峡を封鎖されても、日本のようにオタオタすることはない。このことは台湾有事の際、韓国の対中政策に「幅」を持たせると同時に、日韓の連携も絶対ではなくなる。
 このように、少し考えただけで、韓国の「夏の世の夢」が「正夢」になれば、日本には「悪夢」となるリスクを孕(はら)んでいるのだ。
問題の根源は、韓国が産油国になるかどうかではなくて、韓国に再び「反日政権」が生まれるかどうかなのだが……。



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