没後50年の今年、三島由紀夫がスクリーンによみがえる。20日公開のドキュメンタリー映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』。“伝説の討論会”を通して浮かび上がる三島の素顔とは−。
豊島圭介監督(48)は「当時を知らない僕がフラットな目で討論会の映像を見た。三島はものすごくダンディーで生き生きとしていたので、どう生きたかをテーマにしようと思った」と語る。
自らが13人にインタビューしたが「全共闘側の人たちが、三島と会ったあの日のことを本当に楽しそうに話すのが印象的だった」とも。
どんなに立場や意見が違っても相手をリスペクトし、正々堂々と言葉の力で説得を試みた三島。その対極にあるのが、無責任な発言が飛び交うネットの世界か。
「口汚く罵(ののし)り合ったりする現状は非常に醜い。この映画には本当の議論を交わす姿がある。若い世代に見てほしい」と豊島監督は力を込める。
ついでに国会議員にも見てほしい?!(田中宏子)
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