●専門家プロフィール:高橋 秀明(たかはし ひであき)
社会福祉法人 穏寿会 特別養護老人ホーム「裕和園」入所サービス課課長。千葉市緑区の四季を感じる豊かな自然の中に、昭和62年4月に開設したベッド数181床の大規模施設。
敷地内には診療所(内科)・老人保健施設・ケアハウス・グループホーム・地域包括支援センター等の施設が立ち並び、誉田・高田地区における高齢者医療・福祉の拠点になっている。
社会福祉法人 穏寿会 特別養護老人ホーム「裕和園」入所サービス課課長。千葉市緑区の四季を感じる豊かな自然の中に、昭和62年4月に開設したベッド数181床の大規模施設。
敷地内には診療所(内科)・老人保健施設・ケアハウス・グループホーム・地域包括支援センター等の施設が立ち並び、誉田・高田地区における高齢者医療・福祉の拠点になっている。
:::::::::::::
■第三者にお願いしたほうがよい場合も
家族や親戚でも説得できない場合は、どうしたらよいのだろうか。
「三つめのポイントは、公的機関に相談することです。関係性の距離が近すぎると、本人が言うことを聞いてくれないということもあります。その時はより客観的な立場の人が説明をしたり、公的な立場の人が説明をすることで納得される場合もあります」(高橋さん)
本人との距離が近すぎると難しいケースは、容易に想像できる。しかし、誰にお願いすればよいのだろう。
「各市町村が設置主体になっている地域包括支援センターの職員に相談するのも一つの選択肢です。特に認知症が疑われるが受診を拒否される人や、セルフネグレクト(医療やサービスの繰り返しの拒否などにより、健康に悪影響を及ぼすような状態)が疑われる場合は地域包括支援センターに相談してください。保健師(看護師)・社会福祉士・主任ケアマネージャーなど、知識や経験豊富な専門職員が配置されていますから、親身に相談に乗ってくれるうえ、解決策を提案してくれます」(高橋さん)
さらに、病院選びにも配慮が必要とのこと。可能であれば地域の医者の初期診断を受け、必要に応じて総合病院や大学病院を紹介してもらうという手順を踏むのがよいそうだ。
大切な家族にいつまでも元気にいてもらうためには、普段からの接し方や態度が非常に重要だということが分かった。当たり前のことではあるのだが、誰もが心に留めておくべきことといえるだろう。
家族や親戚でも説得できない場合は、どうしたらよいのだろうか。
「三つめのポイントは、公的機関に相談することです。関係性の距離が近すぎると、本人が言うことを聞いてくれないということもあります。その時はより客観的な立場の人が説明をしたり、公的な立場の人が説明をすることで納得される場合もあります」(高橋さん)
本人との距離が近すぎると難しいケースは、容易に想像できる。しかし、誰にお願いすればよいのだろう。
「各市町村が設置主体になっている地域包括支援センターの職員に相談するのも一つの選択肢です。特に認知症が疑われるが受診を拒否される人や、セルフネグレクト(医療やサービスの繰り返しの拒否などにより、健康に悪影響を及ぼすような状態)が疑われる場合は地域包括支援センターに相談してください。保健師(看護師)・社会福祉士・主任ケアマネージャーなど、知識や経験豊富な専門職員が配置されていますから、親身に相談に乗ってくれるうえ、解決策を提案してくれます」(高橋さん)
さらに、病院選びにも配慮が必要とのこと。可能であれば地域の医者の初期診断を受け、必要に応じて総合病院や大学病院を紹介してもらうという手順を踏むのがよいそうだ。
大切な家族にいつまでも元気にいてもらうためには、普段からの接し方や態度が非常に重要だということが分かった。当たり前のことではあるのだが、誰もが心に留めておくべきことといえるだろう。