昨日は、昼間、用事を済ませた後、久しぶり、夏の夜空を眺めながら、夜をゆっくり過ごしました。
宝石みたいな、新宿の夜景に見惚れていると、ふと、すっかり忘れていた、過去の出来事などにたどり着いて、今頃、反省したりするから、人間面白いものです。
(笑)"
過去なんてのは、都合よく出来た贖罪、なんですね。
腰痛という鎖に繋がれた身ゆえに、ままならないことがたくさんありますが、それとて、僕の過去の結果なのだから…
受け入れ、痛みを、噛み締め、耐える時間こそが、過去への償いなのでしょう。
もう三年以上、腰痛に苦しんでるから、僕の罪は、相当深いのでしょうね。
(-.-)y-., o O
夜景が、こんなにも美しいと、こんな半端に生きてきた者にも、生きる容積を教えられます。
ほんとに、忘れてたなぁ~!
月並みだけど、感謝の気持ち。
普段なら、嘘っぽいなんて気になって、逃げてしまうのですが、逃げたくない夜ってありますね。
すっかり忘れてた自分の奢りを反省しました。
恐らく、実刑で塀の向こうから、夜空を眺めてると、こんな気持ちになるのかもしれませんね。
(^_^*)素敵です。
…
泉谷師匠の作品に、"陽が沈む頃"って傑作があるのですが、それです。
誰の心にも、桃源郷は、あるのです。
偶然でも、穏やかな時間を見つけた時に、その桃源郷は、どんな人にも、姿を表すのです。
そんな時にこそ、人間、気づくものです。
ゆっくり過ごすと、だれでも、優しい気持ちになれるものですね。
こんな、貧乏性の人間でも(笑)"
都会じゃ、月曜日、日の出とともに、人はゾンビになります。
週末、日が沈み、街に灯がともるまで、人はゾンビです。
穏やかな休日のみに、人は、人間の顔に戻っていきます。
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わざわざ、じゃなくったって、足元に、いくらだって、幸せは、山ほど転がってるのです。
誰にだって。
なのに、先を急ぐあまり、いつも、気づかず、蹴飛ばしてしまってる。
それことさえも、まるで、覚えてはいない。
だから、いつまでたっても、吊るしの幸せに、憧れ、夢を描くことしか、他に頭に浮かばない、そんな暮らしとなるのだろう。
まさに、自分、そのものです。
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我が家の自慢は、高級でも何でもない、古いボロい賃貸マンションなのですが、なんと、新宿の夜景が一望できる、超高級な、贅沢ロケーションです。
だから、この部屋を選んだのに、日々の暮らしに追われるあまり、夜景どころか、時間すら忘れてしまって、曜日すら間違うこともある。
それが日常。いつしか、それが、現実。
何も僕だけじゃないと思います。
だから、誰も、それを否定はしないが、肯定もしたくない。
いつかきっと!
はとんどの人が、そんなところで、実は、生きてるんだと思います。
嘘っぽいといつも思うが、その嘘も、また生きる糧なのだと。
理想的な田舎暮らしの美徳を、ことさら強調する人。
理想的な都会暮らしを豪語する人。
結局、彼らは同じ人。
俺は違うといいながら、僕もまた、同じ人なのだ。
…
気づいてしまう夜がある。
我が家の夜景に、今夜は、何度も、何度も、カーテンコール。
左の端にスカイツリー、六本木ヒルズ、東京タワー、~真ん中が、新宿高層ビル群、そして、右端に富士山。
これが夜になると、夜景で、夜空の下半分が、宝石を、散りばめたように鮮やかな色を放つ。
その、散りばめた宝石の上空を、ヘリが遊覧飛行しています。
これから秋にかけて、遊覧飛行は、毎年、最盛期を迎えます。
時々、こちらに向かってきては、やがて大きく旋回します。
まるで、ブレードランナーのような、未来都市を想像させる光景です。
東京が演出する、都会の絶景。
僕は、東京を見落としていました。
住み始めは、そりゃ毎晩、絶景を眺めては、うっとりため息してたのに、いつからだろう。
夜景どころか、時間も日付さえも、忘れていた。
そんな暮らしがいつしか、根拠のない、静かな田舎の生活への、憧れとなる。
"そんな俺には、故郷の豊かさも、都会の絶景も、実は、何も見えてはいない"
誰かの吊るした幸せを、ただ夢見てるに過ぎない。
まず、自分だけが知ってる、俺の天下を取ることだ。