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僕の世代から眺めた戦後70年‼︎

2015-08-03 | 諸行無常…let it be



最近では、カラオケなどでも、JohnのImagineよりも、忌野清志郎が訳した日本語のイマジンを歌う人が多いらしい。


もちろん、英語が苦手な日本人には、都合が良い…それもあるかとは思いますが、ともあれ、清志郎の、他の訳詞をみてもわかるように、忌野清志郎の文学的な思考が、いかに優れていたのかが、大変よくわかります。

虫の息の出版業界も、今年のような、言い訳に困るような芥川賞よりも、忌野清志郎の作品に、直木賞をあげる方が、遥かに、文学賞の威厳だったり、宣伝効果や活字への復活に効果があるのでは…




はてさて、毎年恒例として、時代と平和について考える、8月がやってきました。

今年の夏は、白黒を急ぐ、安倍晋三さんの我儘のせいで、国民が大混乱しています。

安倍晋三さんの、この責任は、大変大きいと思います。

自衛隊員は、より危険地帯行きが確定ですが、一般人が、戦場へ行かされることはありません。

なぜなら、今時のハイテク戦争の時代に、と素人を戦場へ行かせて役に立つような戦争は、もう、どこもやってはいないのだから、全く意味がないからです。

これも誰かの仕業なのでしょうか。

報道のあり方や、デモのプラカードから、やたらと、戦場ばかりに焦点を集中させることで、本当の黒幕が見えにくくなっている気がします。


安倍晋三さんは、日本式軍産複合体、つまり日本の軍需産業に頼まれて、やってるだけだと思います。

安倍晋三さんを見てると、どうやら、最初の印象とは大きく違って、安倍晋三さんご自身には、イデオロギーもアイデンティティーも、初めから、全く興味がないようです。



日本人ならば、平和のために、曖昧を通しましょう。


そもそも、日本人には、曖昧の美学があります‼︎

日本人は、曖昧こそが、人が共存するための原点であるとし、その曖昧さすを例えるための日本語が、たくさんあります。


ところが、東北大震災と福島原発事故から、そして、安倍晋三政権が、この国の仕組みやカラクリを、あからさまに、白黒つけてしまいました。

みんな嘘っぱちだよ‼︎を、曖昧にせず、ハッキリと断言してしまいました。

それに伴う、マスコミも企業も政治家も学者も評論家も、一同に、国家とグルであることの本性を、無駄に露わにしたことで、日本中が戸惑い、収集がつかなくなりました。

知らぬが仏、という、日本人が、大切にしてきた曖昧哲学を、真向から否定することだけは、決してしてはならなかったのです。


日本国民とは、曖昧に騙してくれることを希望する民族なのです。

西洋化を近代化と呼ぶように、民主主義が、西洋式資本主義なのだとは、決して口にしないお約束だったはずです。


今日のニュースでは、東電含めた全ての電力会社が、大幅な経常黒字だと…

とうとう東電までが、実は私達は、儲かってますと、堂々と言い出しました。

なんじゃこりゃ~

おまけに、原発は今年も、まだ一つも、稼働してないのに、そして、こんなに猛暑日が続いても、電力会社は、電気が足りないと、その素振りすらも見せなくなりました。

なんじゃこりゃ~

国も政治も東電も、原発事故の、今までの言い訳の全てが、実はみんな嘘っぱちだったのだと、公に認めたようなものです。

ここまでやられると、国民は、もう安倍政権には、何も期待しなくなります。

また、財界や、役人にすれば、これで、安倍晋三さんは、もはや、お役ごめんだと、宣言したようなものです。




戦後70年。

戦後の日本政府が、70年かけて、地道にやってきた、戦後の曖昧な風化作業を止めて、突然今になって、戦後をイメージすることの、そんな矛盾を、安倍晋三さんから、僕らは今、強いられています。

曖昧に70年かけたものを、元通りにするなら、これから曖昧に70年かかるのが、ものの通りです。

そうすれば、民意は、必ずまとまります。

それが、民主主義です。



世界の、程良いバランスとは、決して答えを出そうとはしない、男と女、女と男の関係と、よく似ているなぁと、最近、つくづく思います。

程よく続いている男女の関係とは、譲りあったフリをしながら、実は腹の底では、互いは、決して譲らないことに、長続きの秘訣があるようです。

これは、悪い意味ではなく、価値観への尊厳です。

男女が互いに求める、相手への付加価値は、その関係が1:9だろうと、6:4だろうと、5:5だろうと、それは、10を求める者同士の、互角で平等な、価値観の共有関係なのです。

世界の関係も、こうあるべきです。

人間の男女、その多くが、白黒つけない男と女の関係だったから、人類だけが、今の地球で、繁栄し、占領できてきたのだと思います。


他の動物までもが、もしも、そうだったら、地球の生態系は、今とは全く違っていたはずです。



白黒重なるグレーゾーンを、どう程よく、どう折り合いつけながら生きて行く
…それが、男と女の共存の法則です。

世界の白黒重なりあうグレーゾーンが、国家なのです。


本当の答えなんて、あるアズもありません。
なくて良いのです。

曖昧こそが、平和のバランスの証明なのです。



曖昧文化それが日本人。

安倍晋三さんの失敗は、白黒急ぎ過ぎました。

曖昧な日本人の性格や気質を無視したからです。

それだけのことです。


最後の決は、どうせアメリカなんだから、日本人は日本人らしい筋を通せば、それで良いのです。



世界において、日本は今、日本をプレゼンする大きなチャンスを迎えています。

原爆も原発事故も体験し、その両方の被害の大きさも、身を持って、知っています。

曖昧文化が、日本を今日まで守ってくれたことを、世界に伝えられたら、いいのになあ~。

曖昧日本人こそが、曖昧日本人だからこそ、世界で唯一の平和主義者となれるはずなのです。

地理的にも、歴史的にも、民族的にも、宗教的にも、経験的にも、経済的にも、全ての条件を満たしているのが日本人だけだからです。

曖昧に生きてきたから、今の日本の繁栄があるのです。

アメリカに守られてきたからではない。

日本式曖昧が、アメリカが日本をまもらざるをえなくしたのです。

曖昧さの勝利です。




その全ての説明は、沖縄にあります。

沖縄は、日本の、反面教師です。

沖縄と日本の関係は、日本とアメリカの関係です。


それは、また、男と女、女と男の関係とも、全て置き換えられます。

レイプとは、愛と平和、平等と自由、を叫ぶ、アメリカの狂気を意味します。

日本は、アメリカからレイプされ続けてきました。
そして、日本は、沖縄をレイプし続けてきました。

その両方を問われる度に、日本人は、私達は八百万の神だからと逃げてきました。

ここが、大切なのです。

逃げられるのですよ、世界で唯一、日本人だけが。

逃げ方を知っているんですよ、世界で唯一日本人だけが…。




沖縄こそが、本当の民主主義を知っています。


時代と平和について考えるならば、本来、琉球王国であるはずの、琉球の歴史と、琉球民族の誇りを、日本が、重んじ、大切に理解を深め、琉球を学ぶことから、始めるべきです。

日本政府は、その姿勢を、沖縄に、まず見せることです。


アメリカに依存せざるをえない、屈辱的な、日本人の悲しみと苦しみを、沖縄の気持ちに置き換えれば、簡単に理解できることです。


その理解が、同時に、遠い中東やアフリカに生きる人々の気持ちも、理解できるようになるのだと思います。

共存と依存は、表裏一体です。


依存せざるをえない側の悲しみと苦しみを、依存させる側が、理解できたなら、互いは平等、もしくはそれは、本当の共存となります。


僕らの、日常や暮らしも全く同じです。

大は小を、強者は弱者を、無理矢理に、共存させることで、共存させる側は、それを民主主義だとか平和と思い込みをします。


共存させられる側は、仕方ないための、依存方法でしかありません。

いったい誰が、好き好んで、依存などしたがるものでしょうか。
生きるための屈辱でしかないのです。


沖縄の、人々の気持ちを、もっと深く理解すべきです。

沖縄の人々ほど、平和主義者はいない。

なぜなら、平和や平等と言う名の下の、暴力を誰よりも知っているからだ。


自分達の土地なのに、自分達には、何も決められず、一方的に、ただ押さえ付けられ、されるがままの、その屈辱と怒りを、民族の誇りと、DNAは、決して忘れないだろう。

沖縄に、なぜ、原発がないのか。
そんなことは、日本人なら、すぐに気づくことです。
米軍がいるから…。

沖縄の海が、なぜ美しいままなのか、米軍基地があるから…。


僕が子供の頃は、日本は、「武器輸出3原則」により、日本製武器の輸出を禁じると、教えられてきました。


ところが、安倍内閣は昨年4月1日から、「防衛装備移転3原則」という名で日本から武器輸出を許すことを決めた。
日本の軍需産業は大喜びをし、こうして日本式軍産複合体が、大きく動きだしました。