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続き…映画鑑賞

2009-03-23 | 時代の光景U+203CU+FE0E
橋本師匠の東京マラソン応援の後。

映画『少年メリケンサック』を観た。

人気ある映画だから、あえて内容を書くのはやめる。

ともかく宮藤官九郎は凄い。
原作じゃない。
映画は脚本と監督の力だ。

ただただ参りました。

劇団『大人計画』には確かに才能が集まってる。

時代はもはや彼等世代に委ねられていたと実感。


観客が笑うところを僕は泣いてしまった。

まさに僕や過去に僕の周りにいた連中には、『三丁目の夕日』かもしれない。

ケチのつけようのない良くできた映画だった。

焼き肉つつきながら我らが時代を振り返る。

はたして人生に確かなゴールのあるものって、いったい何なのだろう。

そんなもんは、幻想なのか。

ある有名コピーライターさんの映画評は、ただ笑える楽しい映画だと絶賛だったらしい。

きっと同世代でも、若い頃にそんなに拘ることもなく、上手く時代の波や風に乗れた人には、この映画は最高のギャグと観れたのだろう。

しかし、その他大勢の同世代には、いろんな感情が生まれる映画だと思う。

拘ったばかりに、今宵も腰痛や通風に耐えながら、ギター抱えて客のまばらなステージで誰かを演じる人もいれば、残業続きでクタクタの人、この不景気で資金繰りに走りまわる中小の社長さん達…などなど。

ある日夢みたプロミストランドに向かって漕ぎ出した小舟は、漕いでも漕いでも沖に流されてくばかり。

そんな人々には、笑え方も違うはずだ。

怒りは惨めの代償。受け入れること。
それが大人になると言うこと。

それが人生の実感であったりもする。

サブカルで若者が育ってないのは、大人が牛耳る分野ばかり。

演劇分野は、確実に若者が育っている。
それも実感。

昨日の収穫は、膝の痛みを耐えながらもフルを自己ベスト更新しゴールした橋本師匠の勇姿であった(^-^)/