「じょうたつの一歩手前くらいがちょうどいい」
手織り工房 じょうたさんのブログタイトルです
ずっとやってみたかったリストに入ってた手織り!
先日初体験しました。
場所は吉祥寺からちょっと歩いた静かな住宅地の一角
手織り工房 jota
パタパタと地味な作業の繰り返し・・・
という私の機織に対するイメージを覆すような迫力のあるHP
店長城さんのおばあさま、城みささんが考えた「さをり織り」
”布を織るのではなく、自分を織る”
工房は明るいガラス張り。
ずら~~と20台近くの機織り器が並ぶ。
席に案内され、スタッフの方からの説明が始まる。
「今日はお越しいただきありがとうございました。
ここに来るまでに、jotaのHPや、織物の写真を見たり、
今日どんなものを織ろうか考えてきたかと思いますが、
まずはそれを全て今忘れてください。」
「え・・・?」
「さをり織りは布を織るのではなく、自分を織ります。
自分の感じるままに、好きに好きに織る手織りです。
見本もなければ、ミスや失敗というものもなく制約もありません。
何を何色でどんな風に織るか、すべて織り手本人に委ねられています。
何かのマネはしないでください。
均一・均質、パターン化されたものから抜け出す。
常識や既成概念から離れ、自由な発想と視点を大切にしてください。」
2000本ちかくある糸の中から、とりあえず気になる糸、好きな糸を数本選ぶ。
選んだ糸をそのまま使ってもいいし、
2・3本合わせて太くして使ってもいい。
そう、今、まさに、目の前にあるのは
”自由”
難しい!!と感じるのは、
自由に慣れていないからなのか?
身体や心が”自由”という言葉に明らかに同様する。
一緒に行った友達も
「自由って・・・」と戸惑いを隠せない。
最初の糸選びに時間がかかる。
糸好きの私としては、糸に囲まれているだけで感動だが、
この中から選ぶ糸にはそれぞれきっと意味があるんだろうなとか、
私を呼んでくれる糸はどれ?なんて頭で考えていたが、
そういう事も実は自由ではないという事かもしれない・・・
機織を始める
まずは糸をボビンに巻きつける作業から。
縦糸は最初から用意されているので、
巻きつけた糸を横糸として織り始める。
横糸を渡して、足を踏み変えて、パタンと板を前に倒す。
作業としてはたったこの3つの工程だけ。
最初は口に出しながら必死に織る。
だんだん無になってくると急に
「色を変えたい!!」という衝動にかられる。
なんなんだろう???
思い立ったらすぐに糸を捜しに行く。
そして糸巻きをして機を織る。
さっき濃い色だったから、今度は明るい刺し色を・・・
なんていうイメージは浮かばない。
完全に自分の衝動にまかせるような動き。
正味3時間半ぐらいでできあがったのは1m40cmのマフラー
友人の作品 と mogの作品
本当に楽しい時間でした
工房体験の詳細はjotaさんのHPをごらんください
一緒に行った友人ちかこ
自分らしさが自然に出てしまうこの作品、恐るべし!