感染症内科への道標

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ペルー北部での有鉤条虫感染症の撲滅

2017-08-03 | 微生物:ウイルス その他
論文名 :Elimination of Taenia solium Transmission in Northern Peru
著者名 :Hector H. Garciae et al
雑誌 : N Engl J Med. 2016 June 16; 374(24): 2335–2344.

要旨: ペルーでの有鉤条虫感染症の撲滅プログラム

本論文から得られる知見:
・ 有鉤嚢虫症は世界で最大の後天性のてんかんの原因である

・ ヒトにniclosamide、ブタにoxfendazole を投与し、ブタにワクチンを接種する方法が最も有効であった

・ 8万人、5万頭を対象にして行った検証では感染性のある有鉤条虫の虫卵はほぼ撲滅に成功した
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