私の中で同時に進める臨床研究は10までと決めており、最近は殆どが部下又は大学院生がfirst authorとなる臨床研究が多い。
正直指導はfirst authorの時の数倍の労力がかかることが多い一方で、publishされてもあまり評価されない。
只、論文指導した医師から”今この臨床研究を頑張ってます”とメールをもらうと素直に嬉しいです。
私自身数多くの先生方のご指導で育てて頂いたので、次の . . . 本文を読む
優秀なフェローにお願いし、週末は墓参り、その後に舘山寺へ
浜松パルパルは30年ぶりぐらいでしたが、アトラクションが多い割に空いていて穴場の印象。
夏場は1000kcalは消費できますね。
月曜日は朝4時に起床し、家族に別れをつげ産業医講習会へ。
安全衛生で感染症内科医がかかわる所は職業感染症予防ですが、産業医の役割は広いですね。
昨年から定員枠を600名から1200名に拡大し実施中との事。
茨 . . . 本文を読む
念願の改訂、作成委員の半数以上は小児を含め感染症領域の専門家。監修は日本神経学会、日本神経治療学会、日本神経感染症学会。
以下 個人用要約
1. 疫学
・実数はワクチンの導入により減少しているとされるが不明(管理人追記:5類感染症に指定されており国の全数報告だが指定前の頻度が不明である)
・1ヶ月未満はGBS, 大腸菌, 3ヶ月未満はGBS、その後は肺炎球菌、インフルエンザ菌、高齢者でGBS, . . . 本文を読む
日本結核病学会 編 改訂第3版
2015年3月
個人用仮まとめ
内容は原本を購入し御確認ください。
(1) 結核の現状
・日本の結核罹患率は2013年で16.1(10万人)で欧米先進国の4倍以上
・発症患者の71%が60歳以上。20%が糖尿病罹患。ホームレス患者で多い。
・新規結核患者で薬剤耐性は8.5%。INH, RFP同時耐性は0.4%。既治療患者では20.5%。INR,RFP両方に耐性は . . . 本文を読む
パニペネム・ベタミプロン(カルベニン)は肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)に対する最も高い活性をもつ抗菌薬として販売され、本邦の髄膜炎ガイドラインでも推奨されています。生方先生らの研究では殺菌速度が他の抗菌薬と比較し早いことが示されており、重症肺炎球菌感染症での有用性が示唆されています。一方で、肺炎球菌菌血症、髄膜炎等の重症感染症で実際に他剤と比較した研究はなく日本のno evidenceの代表格の1つにあがられています。今回、肺炎球菌菌血症例を対象し実際に他のカルバペネム系抗菌薬と臨床効果を検討し報告致しました。2000床(3施設)で小規模ですが初の臨床比較研究となります。 . . . 本文を読む
Bacteremia caused by Kerstersia gyiorum
A Doran Bostwick et al
JCM
69歳女性がDuke University 病院に汚臭を伴う下肢潰瘍、ふらつき、下痢で入院。既往に統合失調症あり。下肢:hyperkeratotic with woody induration。潰瘍右で20cm*20mm 左で15cm*5cm+4cm*4cm . . . 本文を読む
First report of Sphingomonas koreensis as a Human Pathogen in a Patient with Meningitis
JCM
Lis H.Marbjerg et al
症例
・1997年14歳女性が頚椎脊髄空洞症で手術→腹腔へのシャント増設及び脊椎プレート固定。2003年に下垂体腺腫(無月経)で2005年に手術も出血のため成功せず。 . . . 本文を読む
つくば名物筑波ハム。多くのチーズやハム・ソーセージ・ヨーグルト等の試食もでき大変いいところですが、かき氷の出店等もでき雨にも関わらず活況を呈していました。イーアスも幼児用ゴーカートが新設されより遊びやすくなっております。
. . . 本文を読む
Clinical microbiology reviews 2015 要約(仮)
(1)サマリー
・Cryptococcus gattiiはCryptococcus neoformansから1600万年から1億6千年前に分かれた。
・南米が北米で認められている侵襲性C.gatii VGII型の起源と考えられている
・C.gattiiは重度の肺疾患を発症し、播種せず死に至る(C.neoforman . . . 本文を読む
白衣・聴診器共に医師の象徴的存在であります。白衣=清潔のイメージがありますが実際に医師は白衣をどの程度の頻度で交換しているのでしょうか?最も身近な診療器具である聴診器は消毒されているのでしょうか?今回、4つの市中病院を対象に医師99%に御協力頂き調査致しました。感染対策に協力的な病院であり、他施設では異なるデータの可能性がありますが4つの異なる地域でのデータであり、現状を知る上での参考になると考えております。 . . . 本文を読む