急性HIV感染症の症状によるスコアリング（San Diego Community-Based Screening Program）

論文名：A Simple Symptom Score for Acute Human Immunodeficiency Virus Infection in a San Diego Community-Based Screening Program. 雑誌：Clin Infect Dis. 2018 Jun 18;67(1):105-111. 筆者：Lin TC at al. . . . 本文を読む

First case of a bloodstream infection caused by the genus. Brachybacterium

JIC 2018 Brachybacterium sp. 聞きなれない菌種です。普段は土壌にいる常在菌ですが、今回、血液培養2セットより検出され詳細な解析の結果、本菌が原因菌と判明し、Journal of infection and chemotherapyに玉井技師より報告致しました。種名は完全な新種であり世界で始めての感染事例となります。 . . . 本文を読む

鼻咽頭検体を用いたFilmArray respiratory panel 2の評価

Multicenter Evaluation of BioFire FilmArray Respiratory Panel　2 for Detection of Viruses and Bacteria in Nasopharyngeal Swab Samples Amy L. Leber　ら　JCM 2018 FilmArray 2 ・B. parapertussis, MERS-CoVの追 . . . 本文を読む

エボラの暴露後予防

Lancet Infect Dis 2018; 18: e183–92 Introduction 前回のエピデミックはギニアの小規模なアウトブレイクから急速に西アフリカに広がり、前代未聞の公衆衛生的emergencyとなった。WHOの終息宣言は2016年3月だが、それまでに28,646の症例と11,323の死亡が報告された。家族間の接触と伝統的な埋葬法が主な伝播要因。rVSV-ZEBOV(水疱性 . . . 本文を読む

感染症で新規入院した高齢患者さんのビタミンB1血中濃度

Thiamine Concentrations in Newly Hospitalized Elderly Patients with Infectious Diseases at a Community Hospital in Japan Journal of Nutritional Science and Vitaminology, 2018 入院時に点滴にビタミン補充をするか、特にビタミンB1について議論が分かれます。高齢者ではビタミンB1血中濃度が下がりやすく、入院中低下することが指摘されておりますが、感染症患者さんでの変化や、日本での状況がはっきりしませんでした。 今回、新規入院患者さんの入院時及び1週間後のビタミンB1血中濃度を測定し、変化を観察いたしました。 結果として入院時のビタミンB1欠乏症の頻度は1%と低いこと、一方で1週間の経過で食事量に関わらず低下を認め、低値群が発生することがわかりました。 . . . 本文を読む