感染症内科への道標

研究学園都市つくばより感染症診療・微生物検査・感染制御の最新情報を発信しております。

IPMN/MCN国際診療ガイドライン

2009-05-11 | 消化器・肝・胆・膵
対象:研修医△内科医△専門医〇 論文選定基準明記:無し 論文の評価:無し 粘液性ノウ胞腫瘍、膵菅内乳頭粘液性腫瘍に対するガイドライン。 2005年 国際膵臓学会により作成、2006年に翻訳され出版。発表当時はまだ論文数も少なくGrade評価等は困難との理由からワーキンググループ内での合意により治療法等を作成。 エッセンス 300例の剖検によると約半数例に膵に小ノウ胞病変があり、加齢と共にその . . . 本文を読む
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骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン

2009-05-11 | 内分泌・代謝・腎臓
対象:研修医○内科医○専門医〇  論文の選定基準:有り エビデンスの評価:有り 総評:2006年に発表されたガイドライン。出会う頻度の高い疾患であり、本ガイドラインのように質の高いガイドラインは嬉しい。研修医にも是非お薦めである。 エッセンス: 50歳以上の女性で24% 大腿骨頸部骨折は約10%は1年以内に死亡 原発性骨ソショウ所と鑑別が必要な疾患:甲状腺機能亢進症、性腺機能不全、Cushing . . . 本文を読む
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総合内科における感染症診療

2009-05-11 | 日々の出来事(管理人)
欧米と異なり、日本において感染症とは基礎分野として長年認識され、感染症診療は一部の寄生虫治療や輸入感染症の治療とのみ認識されてきた。又、同様に感染制御についても一顧だにされない状況が続いてきた。近年、MRSA,多剤耐性緑膿菌の蔓延による耐性菌の増加、HIVを始めとした新興感染症、免疫抑制剤の進歩に伴う感染症治療の複雑化により感染症診療について再度見直されてきている。現在、若手感染症内科医を中心に各 . . . 本文を読む
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