2007年10月に作成された胃潰瘍診療ガイドラインに対するQ&A。2008年4月に出版。
最新の知見に基づき臨床で使えるように構成されており大変わかりやすい。お薦めの一冊。
エッセンス
・無症候性胃潰瘍は40%。長期に低用量アスピリン、NSAID内服を行う際には事前に上部消化管内視鏡検査を行っておくことが望ましい。
・ステロイド単独ではリスクは低いがNSAIDとの併用群ではリスクが高い
・除菌 . . . 本文を読む
対象:研修医、内科系後期研修医、内科医、専門医
論文選定基準明記:有り
外部監査委員:無し(編集委員内でメタアナリシス担当委員あり)
エビデンスの分類:有り
総評:胃潰瘍ガイドラインの適用と評価に関する研究班により2007年に第2版を作成Mindsにより公開されており、無料で閲覧できる。全般的にガイドライン作成基準に則り作成されており質の高いガイドラインである。頻度の高い疾患であることから研 . . . 本文を読む
2006年8月 日本肝臓学会編
外部監査:無し
論文収集規定:無し
エビデンスの評価:無し
内科研修医・一般内科・専門医対象
総評:NASH, NAFLDに対する本邦におけるガイド。エビデンスは乏しく多くは有識者のOpinionのレベルであるが慢性肝炎のガイドラインと異なり診療に役立てるよう心がけて作成されている。内科研修医・一般内科医向けである。
エッセンス
NAFLD:非アルコール性脂肪 . . . 本文を読む
小児アレルギー学会より2005年発表
外部監査委員:無し
論文収集規定:無し
エビデンスの評価:無し
対象:小児科医・内科医・皮膚科
総評:食物アレルギーに対するガイド。論文収集規定やエビデンスの評価はないが、わかりやすく記載しており、有用な教科書として使用できる。今後定期的に改訂していくことが望まれる。小児医・内科医・皮膚科医に有用
エッセンス:
食物アレルギー:原因食物を摂取した後に免疫 . . . 本文を読む
先進国の中では特に教育分野において発展が遅れていたが、近年急速に発展している。診療守備範囲の広さ、視点の広さ、柔軟性の高さを生かし、今後高齢化の進行と共に在宅医療、僻地医療、予防医療の分野でリーダーシップを発揮していくと考えられる。国際的には全人的視点をもって行う外来プライマリケア診療をベースとしており、入院主体のHospitalist(入院専門の総合内科医:最近10年間の日本の総合診療の概念の . . . 本文を読む