ここ最近は胸椎を圧迫骨折と肋骨も1本骨折した母の容態が大きく改善し、週4でのデイサービスに復帰していますし、お風呂も一人で入れる様になっています。なので実家で寝泊まりをして両親の介護をしていた私ですが、また以前の様に自宅からの通いで二人の介護をしようと考えていました。そして母に確認すると通いで大丈夫、とのこと。早速昨晩から自宅に戻ることになったのでした。
実家で寝泊まりしていると夜中にトイレに立つ父や母の物音で目が醒めてしまいますしイマイチ熟睡することが出来ていません。久し振りに自宅でゆっくり寝られると思うととても嬉しく思っていたのです。
ところが夜9時を過ぎた時でした。携帯が鳴って義姉でした。「おじいちゃんがパジャマのまま一人で歩いていて近所の〇✖さんのお宅で保護されてます。」実家から150m程離れた、定年退職後の父が一時期アルバイトで仕事をさせてもらっていた家なのです。
後から聞いた話では父が訪ねて来てインターフォンを鳴らしたそうで、その家のおじいちゃんが顔をみて父だと分かって民生委員の方へ連絡し、実家へ行ってくれたそうですが誰も出なかったので知っていた義姉に連絡をして、その後義姉から私に連絡が来たのでした。
父は昔やっていたアルバイトの仕事のことを突然思い出して出掛けてしまったのでしょうか。実際には出掛けるまではしなくても、「これから会社へ行くから用意して欲しい。」とか既に亡くなっている「兄弟たちと一緒に食事に行くから。」等と言い出すことがこれまでにもありました。
そして今日の夕方ですが私がデイサービスに行っている父を迎えに行った際、「今日はここに泊まって行くので帰らないよ。」とも言っていたのです。スタッフさんからの話では昼食後に「もう家に帰る」と言い出したことは何度かあったそうですが、泊まっていくバージョンは初めてのこと。今日の父は昨日までとはちょっとどこか認知機能に変化があったのだと思います。知っている家に行ってインターフォンを鳴らした、と言うのは徘徊とは違う行動だと思いますが、いずれにしてもとても危険な行為です。夜道を杖も使わずにパジャマとサンダル履きで転ぶこともなく150mの距離を歩けたことに驚きましたが、車に接触するとか事故に遭うことがなかったことはとても幸運でした。
〇✖さんやその場に来てくれていた民生委員の方にお礼を言ってその後は父を実家へ連れ帰り結局昨晩も私は実家で泊まることになったのでした。また昨晩の父の一件があった間母はベッドでぐっすりと寝ていました。眠剤を服用しているからしかたのないことです。
と言う様なことがあって、今後は昼夜問わず私はずっと実家暮らしになりました。父がまた一人で外出しない様に見ている必要があります。ただし施設は別ですが二人が揃ってデイサービスに行ってくれる日が週に3日はあるので自分の用事などはそれらの日々にやることになるでしょう。しかし夜の外出が出来なくなるのが痛いです。今までは夕方から横浜に行って友人たちと飲んだりすることが出来ていましたが、それが出来なくなってしまいました。
今後は両親のデイサービス利用日を更に増やして私の自由時間を確保するとか、ショートステイを頻繁に活用するなどケアマネさんとも相談して対応を考えないといけませんね。
今年8月で97歳になる父と93歳になった母の介護は年々大変になってきます。認知症が一気に進んでしまうこともあるでしょう。しかし両親がこの歳まで実家で暮らしていることだけで凄いことだと思っていますし、施設には入りたくないと言ってもいたのでまだもう少し出来るところまで頑張ろうと思っています。この状況下でも楽しんで介護出来る様に知恵を絞っているところです。