自分の国は自分で守れ

Mikuのブログ

「シリアの悲劇」を終わらせるために

2013-09-07 08:36:21 | 中東・ユダヤ教・イスラム教・IS問題

「シリアの悲劇」を終わらせるために

[HRPニュースファイル752] 

 ◆G20サミット――シリア攻撃で国際的亀裂

緊迫するシリア情勢が議題となったG20首脳会議は6日、2日間の討議を終え、閉幕しました。(9/6 時事「シリア問題で溝埋まらず=首脳宣言に言及なし−G20閉幕」)

プーチン大統領とオバマ米大統領が6日、会談を行いましたが、アサド政権の化学兵器使用を理由に軍事介入の方針を決めた米国と、国連安保理無視の攻撃は国際法違反だと主張するロシアの溝は埋まらず、国際社会の分裂ぶりが浮き彫りになった形です。

安倍首相は、5日に行われた日米首脳会談において、米国と連携する方針を表明しましたが、中国包囲網や北方領土の問題解決等、日ロ関係を強化していきたい思いもあり、明確な「米国支持」を表明できない「板挟み状態」に陥っています。 

 ◆「シリアの悲劇」

シリアの悲劇は終わることを知りません。シリアの内戦が始まってから、既に2年半以上が経過しています。

人権団体は1日、シリアの内戦で11万人以上が死亡し、そのうち半数以上は民間人で、少なくとも5833人の子どもが含まれていると発表しています。(9/2 ロイター)

国連難民高等弁務官事務所によると、周辺国に脱出したシリア難民の数は200万人に達したと言われており、状況は極めて緊迫化しています。

シリアの内戦は予想以上に長期化しており、内戦による民間人の死者も増え続けている以上、国際社会としても内戦収束に向けた努力を進めるべきです。

そして、内戦で10万人の死者が出ている以上、アサド大統領は潔く身を引き、残された人々が民主的で安定的な政権を打ち立てることを目標とすべきです。 

 ◆なぜ、アメリカはシリアへの軍事介入を躊躇して来たのか?

注目すべきは、なぜ今頃になってアメリカが介入するのかということです。

シリアの反政府運動は、2011年に始まった中東・北アフリカ地域の「アラブの春」を受けて、「民主化要求運動」として始まりました。

当初の反政府運動は今よりも激しくはありませんでしたが、戦争によって事態を解決したい人々が「自由シリア軍」を組織して以降、穏健に政府を変えていこうとする運動は影を潜め、泥沼の内戦へと突入していきました。

アサド大統領はイスラム教シーア派です。シリア国内のシーア派は全人口の12%しかありません。これに対し、反政府勢力は人口の多数(70%)を占めるスンニ派を中心に組織されています。

やがて、シリア内戦に外国勢力による介入が始まり、政府側には最大のシーア派国家イランやレバノンのシーア派系武装組織「ヒズボラ」、ロシア等が支援をし、反体制側には、スンニ派の多いサウジアラビア、カタール、トルコ等が軍事面、財政面で支援するようになりました。

更には、反政府勢力に、スンニ派武装組織であるアルカイダ系「アル=ヌスラ戦線」が加わり、内戦が激化して来たのです。

反政府側が勝利した場合、アルカイダ系の過激派組織が戦後政権に影響力を持つ恐れもあり、アメリカとしては一方的に反政府勢力を支援することができない状況があります。

アメリカ国内においては、安全保障の専門家を中心として、この点から「シリアへの軍事介入を思いとどまるべき」という見解も未だ根強くあります。

オバマ大統領が介入を決断したのは、シリアの隣国イスラエルの暴発を抑えるため、さらにはシリアと深い関わりがあるイランへの対処が念頭にあるものと考えられます。

イスラエルは、米国が化学兵器を使ったとされるシリアに「懲罰」を与えなければ、中東での米国の影響力が弱まり、シリアと連携するイランやヒズボラに対する抑止力が低下し、イスラエルが危機にさらされると訴えて来ました。(9/3 朝日)

アメリカはこうしたことを念頭に、米空母をペルシャ湾と地中海の双方と展開し、イランを抑止しつつ、シリアへの「限定的」軍事介入を進めていくものと見られます(「限定的」とは、アサド政権の転覆ではなく、化学兵器施設への空爆等を意味します)。 

 ◆不透明な「戦後」の政権運営

しかし、このような軍事介入は、泥沼の戦後を招く危険があることも事実です。

実際、リビアにおける「オデッセイの夜明け」作戦以後、反政府勢力はリビア政府軍を圧倒するどころか、かえってリビア政府軍の反攻を招いて窮地に陥り、内戦が逆に長引きました。

更に重要なのは、反政府勢力側に将来の政権運営の「ビジョン」が欠けていることと、勢力自体が一枚岩ではなく、様々な勢力の寄り合い所帯であるということです。

戦後の政権運営の「ビジョン」は、オバマ大統領も、「アサド政権は道を譲るべきだ」と語った安倍首相も持っていないように見えます。

これは「戦後」の政権運営に著しい影響を及ぼします。実際、リビアでも戦後の政権が安定しなかったことで国内の治安が悪化、周辺国に武器が流出するなど混乱が生じています。

このリビアから流出した武器は、日本人が犠牲になったアルジェリアの人質拘束事件にも使用されたと言われています。

また、イラクやエジプトの政治的混乱を見ても、中東における安定的政権の樹立は簡単ではありません。

このことからも、今回の米国の「軍事介入」のみでは、本質的な問題は全く解決しないと言えます。 

 ◆シリアの悲劇を終わらせるために

では、日本はどうするべきなのでしょうか?

日本が貢献できることは、シリアへの軍事介入ではなく、シリアの「戦後復興」です。

日本はアラブ諸国から好意的に見られているという利点を利用し、シリアを混乱なく復興させ、民主的な新政権を軌道に乗せ、平和裡に民主化を実現すべきです。

シリアの人々は内戦によって塗炭の苦しみを味わっています。内戦で亡くなった人もあれば、内戦を逃れるために国を捨てた人も多くいます。

日本は、彼らに一筋の希望を見出す機会を与えることができるように努力すべきです。

具体的には、(1)人心の掌握、(2)暫定政府樹立、(3)憲法の制定、(4)政府機構の再編、(5)教育基盤の確立、(6)経済基盤の確立、(7)自由選挙、(8)諸外国からの財政支援8つのプロセスを辛抱強く行う必要があります。

特に、 (1)人心の掌握と(2)暫定政府樹立 については、寄り合い所帯である反政府勢力を纏め上げ、テロリストを放逐する必要があり、そのためには仲介者が必要です。

この仲介者はアメリカには務まりません。何故なら、アメリカなどの欧米各国は、過去の中東政策において嫌われているからです。そのため、仲介は日本が行わなくてはなりません。

シリアは緊迫を増すイスラエルとイランの間に位置します。シリアを民主的かつ安定的に復興させることができれば、両国の緊張緩和に良い影響を及ぼすことができるはずです。

そのためには、新しい宗教の息吹を中東に送ることによって、イスラム教とキリスト教・ユダヤ教の「宗教対立」を解消していくべきです。

この問題を解決できるのは、平和裡に世界宗教の融合を目指している幸福の科学だけであり、世界に向けて「自由からの繁栄」を提言することができる幸福実現党のみであります。 (文責・政務調査会長 黒川白雲)

☆゜・*:.。. .。.:*・゜
◎本メルマガは自由に転送、転載いただいて結構です。
◎幸福実現党 公式サイト http://hr-party.jp
◎HRPニュースファイルサイト(バックナンバー) http://hrp-newsfile.jp
◎購読は無料です。購読申込(空メー ルの送信だけでOK!) ⇒ p-mail@hrp-m.jp
◎登録・解除はこちらから ⇒ http://hrp-m.jp/bm/p/f/tf.php?id=mail
◎ご意見・お問い合わせ ⇒ hrpnews@gmail.com

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名前を呼び合うイルカたち 英大学の研究チームが明らかに

2013-09-07 08:24:44 | 幸福の科学・宗教・科学・医学・SP

名前を呼び合うイルカたち 英大学の研究チームが明らかに
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6605

知能が高いことで知られる、海の哺乳類「イルカ」。仲間同士のイルカが、音声でコミュニケーションを取っていることはこれまでにも知られていたが、英セント・アンドリューズ大学の研究チームの調査でこのほど、イルカが自分の名前に当たる個体特有の音を持っており、互いに呼びかけ合っていることが分かった。

イルカに人間の言葉を覚えさせる実験などはこれまでにも行われていたが、イルカ同士のコミュニケーションについては不明な点が多い。

今回の実験では、バンドウイルカ200頭が対象になった。イルカに本人の名前を示す鳴き声を録音して聞かせると、即座に反応して返事をするが、他のイルカの名前に当たる鳴き声を聞かせても反応しないことが明らかになった。また、イルカの会話のうち半分は、自分の名前を連呼していることが判明した。残りの半分でどのようなコミュニケーションを行っているのかは、これから研究するという。

また別の研究では、イルカが20年ぶりに再会した別のイルカを認識できることが確認されている。寿命とほぼ等しい20年間も記憶を保てるなら、文字を持たない民族のように、イルカが「口伝」で次の世代に情報を引き継いでいる可能性もある。

ちなみに、大川隆法・幸福の科学総裁が招霊した、古代アトランティス大陸の大指導者トス神の霊は、イルカについて、次のような事実を明らかにしている。(下記書籍参照)

「当時は、イルカの言葉を人間の言葉に翻訳し、人間の言葉をイルカの言葉に翻訳する装置が開発されていて、イルカたちが、実は、地球生まれの生物ではないということを知っていました」
「ある星から来て、イルカの形に変化して地球に住みついたということを、われわれは突き止めておりました」

さらにイルカの言語の研究が進み、我々がイルカと話せるようになれば、彼らのルーツにまつわる衝撃の事実も明らかになってくるのかもしれない。彼らがもし、かつて地球上に存在した古代文明についても「口伝」しているとしたら、大変興味深い。(居)

【関連書籍】
幸福の科学出版 『アトランティス文明の真相』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=33
【関連記事】
2013年1月7日付本欄 「2024年までには宇宙人とのコンタクトが可能に」と英国調査官
http://the-liberty.com/article.php?item_id=5431
2011年8月13日付本欄 米で、宇宙人の通信を傍受するプロジェクトが再開
http://the-liberty.com/article.php?item_id=2610

自分の名前を連呼してたのか~

かわいいな

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日銀・黒田総裁が国債暴落のリスクに言及 財務官時代の書簡はお忘れか?

2013-09-07 08:20:13 | 政治・国防・外交・経済

日銀・黒田総裁が国債暴落のリスクに言及 財務官時代の書簡はお忘れか?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6606

日銀の黒田東彦総裁は5日の金融政策決定会合の後に開いた記者会見で、消費税率引き上げを見送って国債価格が暴落した場合、財政政策でも金融政策でも対応は困難になると述べた。黒田氏はかねてから、消費税率の予定通りの引き上げに賛成している。

黒田氏は消費増税を見送った場合に、「国債の価格や株価などに、どういう影響が出るかは不確実」と述べている。しかし、日本の国債が暴落するリスクが限りなくゼロに近いことは、黒田氏自身がよく分かっているはずだ。欧米の格付け会社が2002年に日本国債の格付けを引き下げた際に、財務省は次のような内容の反論書簡を送っている。

・マクロ的に見れば、日本は世界最大の貯蓄超過国
・その結果、国債はほとんど国内で極めて低金利で安定的に消化されている
・日本は世界最大の経常黒字国、債権国であり、外貨準備も世界最高
(財務省ホームページ)

これらの状況は現在でもほとんど変わっておらず、消費税率引き上げを見送っただけで国債が暴落するというのは、妄想に近い類の話だ。皮肉なことに、この書簡は「黒田東彦財務官」の名前で送られている。財務官僚時代に、日本国債のデフォルトはないという海外発信の中心を担った人物が、今度は消費増税という財務省の路線を応援するかのように、国債暴落を匂わせる発言を行っているのだ。

黒田氏は、国債暴落のケースとは違い、消費増税で景気が冷え込んだ場合は、財政・金融政策で対応できると述べている。 「増税する時と見送った場合のリスクをよく考えるべき」というのが、黒田氏の主張だ。

しかし、消費増税を見送っても国債暴落の危険はなく、逆に増税を強行した場合は景気が急速に冷え込み、長期不況の再来となりかねない。

橋本龍太郎内閣が、1997年に消費税率を3%から5%に引き上げた後に、日本経済は15年に及ぶデフレ不況と、倒産、失業、自殺の嵐に見舞われた。それを考えれば、「増税しない」という答えが正しいのは明らかと言える。

日本政府の債務額と国債デフォルトへの懸念は、これまで20年近くも議論されてきたが、いまだに日本国債は世界トップクラスの安全資産の地位を保っている。必要なのは、増税を見送ってさらに強力な経済成長を進めることだろう。景気が良くなれば税収も連動して増えてゆき、それでこそ財政再建への道が開ける。(呉)

【関連サイト】
幸福実現党サイト 「消費増税の中止を求める署名」のご案内
http://info.hr-party.jp/2013/1971/
【関連記事】
2013年3月11日付本欄 【注目書籍】アベノミクスは本物か? 次期日銀総裁・黒田東彦氏に一抹の不安あり
http://the-liberty.com/article.php?item_id=5722
2011年11月21日付本欄 日本国債の暴落を危惧する報道には要注意
http://the-liberty.com/article.php?item_id=3313

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月6日(金)のつぶやき

2013-09-07 01:27:48 | ツィートまとめ

【The Liberty Web 時事】 みんなの党・渡辺喜美代表が江田憲司氏と仲違いした、誰にも言えない本当の理由: 維新の会かみんなの党か。... dlvr.it/3w69dY

みくさんがリツイート | 5 RT

『婚外子の相続問題』
気がついていますか?

今回の全員一致で意見をだした最高裁裁判官は、
あの暗黒の民主政権時代に選ばれた者ばかり。

「婚外子の差別をなくす」会の活動は、
最終目標が戸籍廃止。

わかりますね。
外国人参政権への連動した「民主の置き土産」が発動したのです。

みくさんがリツイート | 54 RT

【G20】「中国に責任はない」日中首脳会談見送り - MSN産経ニュース sankei.jp.msn.com/world/news/130… 領土問題から逃げる日本政府もアレだけど、シナは話し合いで解決しようと思ってはいない


横浜市立中の部活顧問、体罰で膵臓損傷させ2カ月の重傷負わす(産経新聞) - goo ニュース ln.is/news.goo.ne.jp…これは立派な傷害罪です。なぜ立件されないのでしょうか?ましてや生徒を護らなければならない立場の教師ですので、その罪は重いと感じる。


ブログを更新しました。 『消費増税は「金の卵を産む鶏を殺す」――増税撤回なくしてデフレ脱却なし』 ln.is/amba.to/6ZAI


世界初の「おしゃべり」するロボット宇宙飛行士 若田光一さんの話し相手がミッション | ザ・リバティweb the-liberty.com/article.php?it… @thelibertywebさんから

みくさんがリツイート | 2 RT

空気中の水分を飲み水に変えた! 砂漠で数リットルの飲料水を作りだすことに成功 | ザ・リバティweb the-liberty.com/article.php?it… @thelibertywebさんから

みくさんがリツイート | 1 RT

【ラジオ猛女カフェ】「いじめ防止対策推進法」では止まらない! いじめを止める唯一の方法とは? ln.is/shaku-ryoko.ne… @hr_party_TW


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレンダー

2013年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

バックナンバー

  • RSS2.0