横浜地球物理学研究所

YOKOHAMA GEOPHYSICS RESEARCH LABORATORY
地震予知・地震予測の検証など

2016年12月28日(水) 21:38頃 茨城県北部を震源とする地震

2016年12月29日 | 地震情報
2016年12月28日(水) 21:38頃、茨城県北部を震源とする地震(速報M6.3、深さは10km)が発生しました。

高萩市下手綱で震度6弱、日立市十王町友部で震度5強を観測しています。


  (気象庁地震情報)

この辺りは2011年の巨大地震直後から、東西張力の正断層型の浅い地震が急増した所。今回の地震の機構解も、ほぼ東西方向に近い張力の正断層型が出ています。

  (気象庁HPの図より作成)

2011年4月11日には、今回の震源より少し北の福島県浜通りで、同じく正断層型の地震M7.0(深さ6km、いわき市などで震度6弱)もありました。

福島浜通り南部~茨城県北部は震災直後から東西張力の正断層地震が続いており、今回も同じ型ですから、広い意味で巨大地震の余震のひとつと言って良いのでしょうね。
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6 コメント

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ツイッターのネタをブログのコメント欄に書くのは恐縮なのですが (ばーど)
2017-01-23 22:08:33
なにやら、ツイッターの方に、歴史学科出身の私の血を、熱くさせるネタをお書きになっいらっしゃるようです(笑)。

築山殿については、不思議に思うことがあります。
江戸時代、家康は神君、つまり神様になったわけで、その正妻となると、多少の悪いところには目をつぶって、多少名誉回復されてもおかしくないんですよね。ところが悪く言われています。
武田家に内通した事が資材の大きな理由ですが、それ以外にも夫婦間の軋轢が、神君の正妻として名誉回復されなかった点もあるのかもしれません。

今川氏真ですが、やはり父義元の横死で、国主としての手ほどきや後見を受ける前に荒波の中に放り出された不運が大きいような気がします。
一般的に蹴鞠や和歌など、文化的な活動ばかりに傾倒して、武将としての器はないと言われている氏真ですが、剣の腕前はそれなりにあり、一人の戦士としての胆力ならそれなりに有していたとも言われています。
まぁ、ようは武将としての才能、国主としての力量について、それを示す機会がないまま終わってしまったという感じなのかもしれません。
運もまた才能という風に考えるなら、無能」と言う評価になってしまうのかもしれませんね。

それではまた。

Re: ツイッターのネタをブログのコメント欄に書くのは恐縮なのですが (横浜地球物理学研究所)
2017-01-24 15:37:50
ばーど様

おお、歴史学科出身でいらっしゃいましたか。
歴史は好きなのですが詳しくないので、いま勉強中です。あまり評価されていないような人物には特に興味がありますね。また、地震をいろいろ調べていると、やはり歴史とは切っても切れないのですよね。地震も歴史も、なかなか思い通りにはっきりと実態が分からないところが、難しくもあり面白いところだと思います。
これもTwitterだけですね (伊牟田勝美)
2017-01-26 23:39:55
私の戦国時代の知識は、司馬遼太郎の国盗り物語を読んで得たものが大半です。なので、今川義元は、蓮台に乗って移動する武将らしくない人物のイメージです。
なので、氏真についてのイメージがありません。


ところで、Twitterだけのネタと言えば、地震直前の電離層の異常も、そうですね。

「みらい地震予測」では地震の40分前から電離層下部に電子が集まってくる現象を観測して、「M8.2~8.3以上の地震ならばその発生30分前に通知することが可能」としています。

京都大情報学研究科の梅野健教授らも、電離層の変化を観測する地震予測について発表しています。

管理人様は、この地震予知手法をどう考えているのでしょうか。


実は、私は、この手法を「偽物」と決め付けることができていません。
おそらくは「偽物」だろうとは思っているのですが・・・
仮に、前兆滑りが発生していれば、この現象も説明できないことはありません。
M8未満なら、震源域が小さすぎて、電離層を乱すほどのエネルギーを放出すれば、地震自体が小さくなってしまいそうです。
ですが、M8以上なら、大規模な前兆滑りがあっても、大きな地震を起こすエネルギーが残っても不思議ではありません。
ただ、前兆滑りを観測する方が簡単だとも思っています。

御意見を。
大地震前の電子数異常について (横浜地球物理学研究所)
2017-01-27 09:08:38
伊牟田勝美様

「みらい――」さんや日置先生(そして梅野先生)らの電子数(TEC)異常については、かなり懐疑的にみています。もちろん、現時点では偽物と決めつけているわけではありません。懐疑的に思う理由は以下のとおりです。

・日置先生の論文では、「大地震の前にTECが乱れた」事例を挙げているだけで、「大地震がないときにはTECは乱れていないのか」については、ほぼ全く触れられていないこと

・日置先生の論文で「大地震の後にTECが元に戻るように下降する」現象については、津波による物理的な影響で説明できること

・以上の2点を指摘した鴨川仁先生の論文に対し、日置先生がほとんど反論できていないようであること

・公開されている情報によれば、やはりTECの乱れはほとんど日常茶飯事的に起きているようであること

・そもそも、電気的にかなり不透性が高い大量の海水の下から、海水を飛び越えて上空にまで電気的な異常が起こる(しかも、周辺の都市部生活圏において電気的異常を全く起こさずに)ことが、ほとんどあり得ないと思えること
すいません。話の流れの最後の歴史ネタと言うことでお許しを (ばーど)
2017-01-27 22:02:56
管理人様、伊牟田勝美様のコメントに少々乗っかった上で、地学系の話ではなく、歴史がらみの話を少々。

氏真もそうですが、父の今川義元からして、ドラマや小説では、織田信長の引き立て役扱いですからねぇ。
義元は、駿遠三の三国を支配したやり手の政治家なのにと思います。

戦国時代を研究されている歴史の先生方の多くが知っているけど、一般には知られていない今川義元の誤解を受けている点を上げてみます。

・貴族趣味に走り、和歌や蹴鞠にうつつを抜かした。
→氏真も同様ですが、これらは当時の武将のたしなみのひとつです。信長も茶の湯に親しんでいたのは有名です。文化的な活動=武将として惰弱というのは、ただの思いこみなのです。

・桶狭間の合戦の時、馬に乗らず輿に乗ってたのは、肥満体で馬に乗れなかったためだ。
→輿は足利将軍が乗っていたものと同じもので、今川家が将軍と同等の権威を持っていることを敵に見せつけるための政略的な理由からでした。今川家は足利将軍家一門の高位な家柄であり、俗に「御所(足利将軍家)が絶えれば吉良が継ぎ、吉良が絶えれば今川が継ぐ」と言われた足利氏分家筋の、源氏の名門の家柄です。
つまり本人の体格のせいではありません。
義元は桶狭間の合戦で、討ち取られる前、織田方の侍一人を切り伏せており、個人の武芸が劣っていたわけではありません。信長を持ち上げる課程で、義元がおとしめられたことの現れといえそうです。

他にも、義元の尾張侵攻は、「上洛しようとしていた」と、ドラマや小説では描かれていますが、当時の今川家に、今日に攻めあがれるだけの国力はなく、京都の朝廷や公家衆、将軍家に根回しもおこなわれていません。
また伝えられている義元の陣ぶれの命令書にも、上洛を思わせる文面はなく、紛争の続く三河・尾張国境の安定化か、大きく見積もっても、尾張、伊勢を平定して、東海道と伊勢湾の完全掌握を図ろうとしたのだろうと言う説が今では強いようです。

また、人質時代の松平元康(徳川家康)を冷遇したと言われていますが、義元は姪の瀬名を養女にしてから元康に嫁がせています。
この結婚は、三河衆を今川家の完全支配に組み入れるためと言われていますが、わざわざ姪を養女にして嫁がせているのは、氏真と元康を「兄弟」とすることで今川一門に列して、将来は元康に氏真を補佐させようとした布石と考えられます。
当時は血縁より「家」が重きをなす時代ですから、現代人が軽く考えてしまいそうな政略的な養子縁組、義理兄弟でも、非常に思い絆を有します(脱線の脱線ですが、家康は後年豊臣秀吉の妹を娶ったため、秀吉の義弟になります。そのため小田原責攻めで北条氏が滅亡すると、秀吉は不安定な関東の押さえとして義弟の家康を関東入府させ、家康も義兄秀吉のために関東と奥州の仕置きをおこなって、豊臣政権の安定化に尽力しています)。
そういう観点から見ると、小説などでは、今川家家中では軍師の大原雪斎しか元康を評価しなかったとされていますが、義元が意外に好意的に見ていたと受け取れそうです。

とまぁ、歴史学的に見るとこんな感じでしょうか。
これらは過去の文献や史料を丹念に検証し、着実に研究が進められた成果で、思いこみの結論ありきで、今までの研究や客観的な事実を無視したものではありません(歴史学の世界では、そういう行為は、「小説」と呼ばれて嫌われます)。

歴史学と地学は別の学問でありますが、研究の仕方や考え方、検証の仕方など基本的な部分で大きな違いがあるとは思いません。
着実に一歩ずつ、批判と再検証を取り込みながら前進していく。学問にこれの勝る近道はないと、思う次第です。
大地震前の電子数異常について (伊牟田勝美)
2017-01-27 23:31:59
>電気的にかなり不透性が高い大量の海水の下から、海水を飛び越えて上空にまで電気的な異常が起こることが、ほとんどあり得ないと思える

確かに、その通りだと思います。
地下水脈だけでも、どれくらい透過できるのか、疑問に感じています。何せ、アースが取れるんですから!

東日本大震災の時は、ちょうど磁気嵐が起きていましたね。
磁気嵐と地震の関係を調べるために、磁気嵐を黒点数に置き換えて相関を調べた事があります。
磁気嵐そのものではありませんが、黒点数と地震との間には相関はありませんでした。

ただ、私も偽物と断定できるまでには至っていません。

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