5月6日の朝、パソコンを立ち上げると、
枝野氏起用はミス?首相の不作為
「原発ゼロ」場当たり・不作為・責任転嫁 民主政権に重い罪
と言う、タイトル記事を発見。
読めば、ほぼ一年2ヶ月間の民主党政権の迷走振りが、私にも判りやすく描かれている。
そんな事情で、産経新聞記事をコピペし、備忘録としてアップさせていただきます。
全原発停止という非常事態を迎えたのは、場当たり的かつ無責任な対応を続けた民主党政権の責任が大きい。再稼働への批判を恐れるあまり、不作為や責任転嫁をなお繰り返すならば、国家への信用をも失墜させかねない。(千葉倫之)

「原発がなくてもやっていける社会を実現する。これがわが国の目指すべき方向だと考えるに至った…」
昨年7月13日、菅直人首相(当時)は唐突に「脱原発」を宣言した。6月に衆院での内閣不信任決議案可決を回避しようと「偽りの退陣表明」をし、政権はすでに死に体。この「脱原発宣言」が延命策であることは疑いようがなかった。
伏線はあった。菅氏は5月6日、法的根拠もなく中部電力浜岡原発の停止を要請した。6月18日に海江田万里経済産業相(同)が「原発安全宣言」を出したにもかかわらず、7月6日には再稼働条件としてストレステストを持ち出し、地元合意を得ていた九州電力玄海原発の再稼働に「待った」をかけた。その後も菅氏は「脱原発解散」をちらつかせ政権延命を図った。
国家の命運を握るエネルギー政策はこのように政局的な思惑で大きくねじ曲げられたが、菅氏に罪の意識はみじんもない。今年2月に民主党最高顧問(新エネルギー政策担当)に就任した菅氏は4月に「脱原発ロードマップの会」を発足させ「次の国政選挙で国民の大きな選択肢になるよう運動を広げたい」と断じた。
その菅内閣で官房長官として「片棒を担いだ」のが枝野幸男経産相だ。当時は菅氏の暴走の「歯止め役」を演じていたが、経産相就任後、支離滅裂な言動で混乱を助長した。
「原発の再稼働に現時点では反対だ」。4月2日、関西電力大飯原発再稼働について参院予算委でいきなりこう断言。理解が必要な地元の範囲についても「日本全国が地元だ」と述べ、一気にハードルを上げた。
これらの発言は直後に翻したが、15日には「原発が一瞬ゼロになる」と言い放ち、やはり訂正した。原発再稼働の責めを負いたくないのか。枝野氏の言動には、電力会社や地元に責任転嫁しようという意図が常に透けてみえる。
では任命権者の野田佳彦首相は何をしていたのか。
「政府をあげて説明し、理解を得る。私も先頭に立たなければいけない」
東日本大震災1周年の3月11日の記者会見で再稼働への意気込みをこう語ったが、その後も説明責任は果たしていない。
そもそも枝野氏の経産相起用がミスキャストだといえるが、首相の頭の中は消費税増税しかないようにみえ、枝野氏の「指導係」は、民主党の仙谷由人政調会長代行に任せっきりだ。
首相は4月30日、訪米先で同行記者団に、再稼働せずに今夏を乗り切れるかどうかを問われ、こう答えた。
「全く理解をいただけないなら大変だと思うが、そういう選択肢はもちろんあると思います…」
驚くべき責任感のなさ。首相の「不作為」は、前首相の邪(よこしま)な「作為」に匹敵するほど罪深い。
以上あたかも児童少年の如き、いやそれに比較できないほど主体性の無さに、日本の政治に不安を感じます。さらに、この迷走を咎めるメディアも団体も極端に少なく思う。
(志を持った)若者は何処へ行ったのだろう?
ご意見番と思われる人生の先輩は居られないのだろうか?
頭の中だけで考えてしまう未熟者に、体験の大切さを「人生は体験だ!」、と諭してくれる人は居ないのだろうか?
政治権力に振り回される若輩者に、教えられる先輩は居られないのだろうか?
自分の非力を感じつつ、行動力の無さを憂う。
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