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心は、青春!

「青春とは、人生の青年期ではなく、向上心を持ち努力を続ける心の在り方!」と言うサムエル・ウルマンの詩に感銘を受け命名。

オーディオ大賞について

2006-12-10 21:44:41 | オーディオ
年末になると、○○大賞という優秀商品に対する表彰(?)が行われる。

今年が最後になるとも言われているレコード大賞、車に贈られるカーオブザイヤー、等代表的と思う。趣味の世界ではあるがオーディオにもそれに近いものがある。
しかし近年のオーディオの下火のせいか、オーディオ製品では解せないことがある。

我々一般ユーザーは全く知らない製品が金賞や銀賞を貰うことである。

カタカナ4文字の雑誌では、12月中旬の発売製品が、11月末に発売される雑誌で賞を貰っている。採点欄を見ると10人ほどの評論家が見ても聞いていない人がかなりいる。

長年楽しみにして、この評価をある程度の尺度として購入基準としてきたが、特に2006年12月号はひどい。オーディオ業界のカリスマが没してから6年が過ぎた。現状を見て嘆かれては居ないだろうか?

評論家は自身の評論記事に、絶対の自信を持っているのか?

後日、問い直されても確信を持って同じ答えが出来るか?

どちらとも取れるような曖昧な表現で、読者を迷わせるだけの文章を書いているのではないか?

五味康祐氏は、自分の耳と文章に命の息吹を感じさせてくれた。高城重美氏は、音楽と音に数式を持ち込んだの如く明快な理論と実行力、表現力に感嘆するしかなかった。
余りにもサラリーマン化した今月の評論家たち、近い将来は雑誌そのものが廃刊に追い込まれれかねない無責任な記事を出したのではないかと感じる。個人的には非常に評価し尊敬すらしているI氏とK氏くらいは色々と本当に試聴され、思想もあると感じている。
数名を除いた只の記事書きさんにはそろそろご遠慮委頂く時期ではないかと思う一冊でした。

しかし、この雑誌のおかげで某社の3930とか型番の付いたユニバーサルプレイヤーをAVルームの主役に据えようと発注してしまった。

写真と構成は見やすくて、良い。
特に表紙は写真良し、レイアウト良し!とつい買ってしまう・・・。

愛用しているオーディオメインシステムのメーカーアキュフェーズ社から賀状が届いた。残念ながら上記雑誌に金賞や銀賞を授与されたことの記述はなかった。
カタカナ4文字の雑誌を発売されている○○の友社は猛省されるべきではないかと勝手に思っている。(この項2007年1月4日追記)