goo blog サービス終了のお知らせ 

心は、青春!

「青春とは、人生の青年期ではなく、向上心を持ち努力を続ける心の在り方!」と言うサムエル・ウルマンの詩に感銘を受け命名。

オーディオ評論家って、責任は無いの?

2006-05-07 21:39:30 | オーディオ
 オーディオ製品を買うときに製品の評価が欲しくて、雑誌を買う人がいると思います。雑誌によっては、★印をつけたり、点数を付けたりして絶対評価の様な印象を読者や我々に与えてくれています。評価の高い製品を買って如何だったでしょうか?私は、30年ほど前のことですがある評論家が、秋の空のように澄み渡った音色を聞かせるプリアンプですと評価した製品を買いました。しかし、聞いてみると梅雨の空のような音色でした。その後、人生経験を重ね少しずつ行間を読めるようになってきました。雑誌社の状況も多少わかる年になりました。

 しかしあえて言いたいのは、アンプには出力が何ワットと書いてありますが、スピーカーには1ワット時の出力音圧レベルが表示してありません。アンプとスピーカーを組み合わせて音を出すのですが、最大出力音圧レベルがわからないものが良いとか、悪いとか何を基準に仰っているのか理解できません。20dbも出力音圧レベルが違うのに同じアンプで評価する強者も居るみたいです。車で言えば最高速度が280kmの車と150kmの車がどちらが速い等と言っている部分もあると思います。雑誌での評価は、絶対評価と相対評価を区別して記事にする義務があるのではないかと思います。

 又、最近の記事では、アキュフェーズのDP-67とパイオニアのDV-578AでCDの音質評価をしていました。安いものでもかなり良かった!と言う評論でしたが、両機とも使用している私としては納得できる評価ではなく、質問状を出しましたが返信はありませんでした。読者が居て、その記事を読んだ人が買うかも知れない!間違った判断をしないようにアドバイスする心で記事を書き、雑誌を作ってもらいたいと思います。意味不明な記事を造らないで貰いたい。

 先日、P社のE-1??と言う機種を試聴させて貰いました。Fと言う評論家が最高の評価を与えていましたので是非参考に! 我が家と同じCDプレイヤーとプリアンプ、パワーアンプのみ1ランク下の同一メーカー製で聞きましたが、ピークメーターが振り切れるくらいがんばりましたが、音は飛んできません。確認したところ出力音圧レベルは89db程度でした。これに100W放り込んだとしても+20db。伸びやかなで自然な声が出るわけがないと、驚いて帰宅しました。
 ウエスタンのレベルは無理にしても、高価なスピーカーで出力レベルが低いものは税金でも多くかけた方が良いのではないかと思います。

 評論家は、試聴時の1W(サインカーブでよい)出力周波数特性と音圧レベルくらい確認して、掲載するべきだと思う。 現状は、ラーメン食べて美味しかった!いやいや俺は池袋の大勝○が好きだみたいな個人的な意見を書いているだけではないか?このままでは、無責任な評論家にオーディオ業界を駄目にされてしまいかねない気がします。菅野さん、石田さんみたいに立派な方もいらっしゃるのに・・・。

世間の大学などでは、教授を採点することがあるみたいですから、読者も評論家を採点して、基準に満たない未熟者はしばらく休業するような荒療治をする時期ではないかと思う連休最後の日曜日です。

アキュフェーズの思想

2006-05-07 09:03:41 | オーディオ
 現在メインのシステムにはアンプはアキュフェーズの製品、C-2400 P-7000 DP-67が自作の棚の中に納まっています。(AD-2800組み込み)
 思い起こせば、1974年のC-200 P-300の製品以来あこがれのメーカーであり、作品でもありました。会長でいらっしゃる春日二郎様の著書 オーディオ 匠の心を求めて を拝読させていただき、日本の匠の心を垣間見せていただいた気がします。(近著でオーディオ昨日今日明日は1昨日発注いたしました)

 C-2400で導入のきっかけになったのは、電子ボリュームです。30年ほどの自作経験もあり、ボリュームに関しては音の変化の大きさに困惑してきました。BTS規格品とか、K式音響用など試行錯誤を繰り返した来ましたが、決定打とは言えない状態でした。(友人の中には、固定抵抗を切り替えて使用するこだわり派もいます)導入効果は抜群で、小音量時にも音がビビットで音楽がキチンと鳴っています。多くの方が推奨されるC-2800は又一段とすばらしい音楽を奏でてくれるものと思いますが、とても高くて・・・・。P-7000はP-5000と比較してデザインがすばらしく思え購入しました。小音量時残留ノイズが少し出ますが50cmも離れると聞こえません。DP-67は、行きがかり上の購入でしたが、これが一番効き目があったように思います。電子ボリュームがそうであるように小音量時の音の躍動感、曲と曲との静寂感、声質の自然感・透明感などCDの可能性を見直させてくれています。

 一番の要因は、アンプ初段やCDプレイヤーの読み取りの部分で単気筒エンジンからを3気筒エンジンに換えた事ではないかと憶測しています。以前一石のヘッドアンプが流行したことがありました。これを4石に増やせばノイズレベルも下がるという当たり前の事をアキュフェーズ流に構成したと言うことであろうと思います。現在隆盛を極める軽自動車だって3気筒エンジンが無ければこんなに売れはしなかったのではないか?(単気筒では、トルクや振動の問題が解決されないのでは?)

 いずれにしろ、日本のマッキントッシュを目指されたが、現在世界のマッキントッシュを追い越したのではないかと思えます。亡き出原さんの実行力を持った若手がこれからも、春日イズムを引き継いで努力と工夫を積み重ねていただけるものとエールを送ります。持っていて、落ち着く製品です。