がじんブログ

フィギュア小改造ネタばかりに。登場人物:いかすみ…妻 一遇,二遇,三遇…息子,娘,息子

珍しくニュースの話題

2010年11月08日 | 社会
東京新聞のHPからの引用です。名前は消してます。
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「高崎市立高崎経済大経済学部に三月下旬に合格後、急の出費で入学料納入が期限より四日遅れるために大学側に延納を願い出たものの、認められずに入学を断念した千葉県市原市のアルバイト・・・さん(29)が、同大の学長ら三人に慰謝料計三百万円を求める損害賠償訴訟を前橋地裁に起こした。
 訴状などによると、生活の困窮から苦学していた・・・さんは、仕事上のやむを得ない出費で、二十八万二千円の入学料を納入期限の三月二十七日までに納められなくなった。ただ同二十六日の時点で銀行口座に約二十一万円あり、三十一日には全額用意できる見通しだった。
 ・・・さんは景気低迷を背景に入学料の延納を認める大学が増えているため、二十四日に同大へ電話し、入学と延納の意思を伝えた。しかし、大学事務局の担当者は規則を理由に延納を認めなかった。
 担当者と大学設置者である同市長にも連帯して慰謝料を求めている。同大の事務局長は「訴状が届いておらずコメントできない」と話している。」
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これだけを見ると,どう考えても受験生が悪くないですか?

・例えればこういうことでしょう?
徳永英明ファンクラブ:「徳永英明のコンサートのチケットを買いたい人は3月27日までに指定の口座に代金を振込みしてください。」
がじん:「ちょっとお金が足りない,31日まで待って。」
徳永英明ファンクラブ:「締切厳守でお願いします。」

・「景気低迷を背景に入学料の延納を認める大学が増えている」からって,自分が入ろうとするところがそうだとは限りませんよね。
・「規則を理由に延納を認めなかった」のは当然です。担当者が自分の判断で「この子はかわいそうだから入学金の支払いを待ってあげよう」などという組織は成り立ちません。
・規則を守らないことを許されるなら,極端なことをいうと「こいつは気に入らないから入学金を5割増にする」ということもありです。
・この人は,自分は仕方ない事情なので認めて,と言いたいのかもしれませんが,じゃあ合格者全員にこのような事情があったら?

ただし,公立の大学で支払いの延滞制度がないのも考えにくいので,ひょっとすると制度の説明が足りなかったのかも知れません。そこはこの報道では全くわかりませんね。
もしもそうなら,そのことを論点にして訴えなくてはならないので,訴訟内容がどうなの?ということになりますが。

さて,これは本筋ではありませんが,「仕事上のやむを得ない出費」ってなんでしょう?自分の財布から安くない金を出さなくてはならないアルバイトとはどういうものなんでしょうね?

法律とか規則というと融通が利かず冷たいと思うかもしれません。でも,皆さんの生活の大半はそれで出来ています。
もちろん,経済的な事情で進学が非常に難しい子ども達(この事件は大人ですが)がたくさんいることは十分にわかっていますが,それはここでの論点ではありません。払えないことを責めているのではないことはわかってください。
この人,ガッツはあるようですから,奨学金をあてにして来年再チャレンジしかないんじゃないでしょうか。

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