哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

スマイルは共通言語だ!

2013年10月11日 | 哲学・心の病
イラク戦争で実際に起こった、感動する実話がある。

アメリカ軍が地元の有力者と会談をするために、数十人の兵士が装甲車とともに彼らが居住しているところに着いたら、言葉が通じない地元の住民は拉致されるのではないかと警戒し、一触即発の状態になった。

そこで困ったアメリカ軍の隊長は、本部に指示をあおいだら、軍本部の司令官は、姿勢を低くして笑顔で接することを指示した。
アメリカ軍の兵士はお互いに、手で「姿勢を低くせよ」と指示しあい、「スマイル、スマイル」と呼びかけあって笑顔で接した。
すると地元の住民は警戒心をといて、有力者との会談は無事おこなわれた。

そして、指示をした司令官は、
「私はこれまで数十ヵ国に赴任して、言葉が通じないことはあったが、笑顔が通じなかったことは一度もない」と言った。

笑顔は、人類共通のボディーランゲージであった。


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プロパガンダ

2013年10月11日 | 哲学・心の病
崔天凱大使は8日、ワシントン市内で行った講演の質疑応答で、日中両国の双方に対する国民感情の悪化について聞かれ、
「日本の一部の政治家などは、第2次世界大戦で日本が敗北したのはアメリカが原爆を投下したためだと信じている。
彼らはアメリカさえ怒らせなければ何をやってもよく、ほかの国の懸念に配慮する必要がないと考えているようだ」
と述べ、日中関係の冷え込みは日本側に原因があると非難した。

そのうえで
「日本は、最新の武器ではなく、アジアと欧米諸国の人々の強い意思と決意によって敗れた。
日本の政治家は戦後の国際秩序を理解すべきで、これに挑戦することはできない」
と述べ、日本国内の一部の動きは、中国だけでなくアメリカなどにとっても重大な問題だと訴えた。

崔大使の今回の発言は、日本の一部の政治家が戦後の国際秩序に挑戦していると宣伝することで、沖縄県の尖閣諸島を巡る対立でも中国側の独自の主張が正しいとして、支持を広げようというねらいがあるものとみられる。

菅官房長官は記者会見で、
「みずからの国の立場だけに立って、まさにプロパガンダの一つではないかとさえ思える発言だ。
日本は戦後68年間、今日(こんにち)まで自由と民主主義の国を築き上げ、世界の平和と繁栄に貢献してきたと思っており、そのことがすべてを物語っている。
論評するに値しない発言だ」と述べた。


事実無根の主張は、プロパガンダだと私は思う。
今回の菅官房長官の発言は、的確な表現だ。
日本には、「アメリカさえ怒らせなければ何をやってもよい」と考えている人は誰もいない。

また、根拠を明確に言わない主張も、プロパガンダだと私は思う。
例えば、ロンドンオリンピックで、「日本を応援しない人は、非国民だ」という主張だ。
ただし、わざわざ根拠を言わなくて、誰もがその根拠を既知している主張はプロパガンダではない。
例えば、「戦争は絶対にするべきでない」という主張だ。

プロパガンダは、洗脳と言い換えてもよく、同じメッセージを繰り返し与えことによって、私たちの心に刷り込もうとする。

そして、日本に対する中国の主張には、プロパガンダが多い。
今回の東アジアサミットで、中国の李克強首相が言った「当事国以外は口を出すべきではない」もだ。
首相の主張が正しいならば、シリア内戦に、他国は口を出すことはできない。


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