哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

グリーン・パラドックス

2014年05月26日 | 哲学・心の病
NHK『エネルギーの奔流』を観て、「グリーン・パラドックス」を知った。

どういうことかというと、太陽光や風力などの再生可能エネルギーによる発電量を増加しようとすると、火力や原子力などによる発電量が増加するということらしい。

その仕組みは、こうだ。

第一に、ドイツでは、太陽光や風力発電を増やそうとしているがその電気代は高く、電気料金がその50%である火力や原子力で発電しているチェコなどの国に工場移転しようとしている企業が増えている。

第二に、再生可能エネルギーによる発電量を増やそうとすると石油などの化石燃料の価格が下落し、貧しい国々は化石燃料による発電量を増やそうとする。

今回の記事は以上だが、徐々に私の意見もまじえて、エネルギー問題についての記事を気が向いたときに書いていこうと思っている。

お釈迦様でも

2014年05月22日 | 哲学・心の病
私は、真理や生きる意味を求めて哲学書を主に本を読んだが、そこには私が求めているものはなかった。

次いで、科学書を主に色々なジャンルの本を読んだが、やはりそこにも私が求めているものはなかった。

それなら、自分で本でも書こうかと思ったが、書くべきほどのものがそのとき自分にはなかったので、書くべきときが来るまで待とうと思っていたある日、素敵なエッセイを読みたいと軽い気持ちで手に取ったある雑誌に、次の文があった。

『結局のところ、「人生とは何か」もうずいぶん長いこと、このことを考えている。
考えるけれども、考えるほどにわからない。
というのは、じつは正確ではない。
わからないということが、いよいよはっきりとわかるのである。』池田晶子

私のように考えているのは、この地球上に私ひとりだけだと思っていた。
単にわからないではなく、考えれば考えるほどわからないということが確信へとなっていくのは、自分だけだと思っていた。

この文に出会うまでは。

それから、8年が経(た)とうとしている。

つづく?

続・誹謗中傷の心理

2014年05月14日 | 哲学・心の病
他人の悪口を言う人には、少なくとも2種類の人がいるらしい。

まず1種類目として、他人の悪口を言う人はストレスがある人。
心に不満があってそれを解消するために他人の悪口を言う。
そして、その人はそのストレスに気づいていない。
誰にだってストレスや不満はある。
そしてそれを、誰にも迷惑を掛けずに解消する手段を持っているが、他人の悪口を言う人の心理として自分の精神状態を分析できず、そして無意識に他人の悪口を口にするなどして、誹謗中傷することでストレスを発散させている。

2種類目として、他人の悪口を言う人は、言われている人より自分が劣っていることを自ら宣言している人。
それも無意識のうちに。

誹謗中傷の心理

2014年05月12日 | 哲学・心の病
誹謗中傷をする人は、相手が正しいとか正しくないで誹謗中傷をするのではなく、自分が不幸だったり、自分の劣等感を振り払うためにやっています。
ですから、そういう人を相手に正論をぶつけても意味はありません。

本当の意味で幸せな人が、他人の悪口を書き込んだりするでしょうか?

悪口を言うのは、自分が不幸だったり、劣等感を感じているからです。