哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

確証バイアス

2014年12月22日 | 哲学・心の病
【確証バイアス】

今回は、「確証バイアス」を紹介したいと思います。


人は、自分の考えが正しいかどうか検証する際に、自分に都合の良い情報だけを集める傾向が強く、自分に都合の悪い情報は無視する傾向が強い。

これを、「確証バイアス」と言います。

これは、無意識に行うことが多く、ほとんどの人は「確証バイアス」になっていることに気づかないようです。
もちろん、私も例外ではありません。

では、「確証バイアス」をできるだけ減らすには、どうしたら良いのでしょう?

そのための一つの方法は、異なる意見の人と話しをすることだそうです。

認知的不協和

2014年12月18日 | 哲学・心の病
【認知的不協和(自分の間違いは認めたくない)】

またまたですが、議論をする上で注意しなければならないことに、「バイアス」があります。

そこで今回は、「認知バイアス」の一つ「認知的不協和」を紹介したいと思います。


人は、自分の信念に反する「新しい事実」を突きつけられると、不快になります。
その結果、自分の信念か「新しい事実」のどちらか一方を否定して、不快を解消しようとします。
これを認知的不協和と呼びます。

そのとき、信念を変えることが困難な人は、「新しい事実」の方を否定しようとします。

さらに、認知的不協和の状態にある人は「結論ありき」で考えることもあり、論理的に考えていないことがあります。
その場合、頑固になっていると言えます。

それに、より長きに渡って築き上げてきた信念ほど、否定さたときに不快が強くなります。
自分の生きてきた人生をも、否定されたかのように感じるからです。

自己中心性バイアス

2014年12月12日 | 哲学・心の病
ご存じの方もおられると思いますが、議論をする上で注意しなければならないことに、「バイアス」があります。

そこで今回は、「自己中心性バイアス」を紹介したいと思います。


人は、他の人がしたことよりも自分のしたことをたくさん覚えていますので、自分のしたことが強く印象に残っています。

そのため、他の人がしたことよりも、自分のしたことを過大評価しがちになります。

これを、「自己中心性バイアス」と言います。

人には「自分を知りたい」という欲求があるらしい

2014年12月07日 | 哲学・心の病
私が参加しているSNSのサークルには、

「自分を知る1番良い方法は、どんなものだと思いますか?
 私は、他人との語らいの中に自分を見出すという方法をとっているのですが…。」

というスレッドがあります。

私は「自分を知りたい」と思ったことがないので、なぜ「自分を知りたい」のかわからないのですが、あることを調べていたらたまたまその理由らしき記事がありましたので、それを紹介したいと思います。

その記事によると、人は自分のことを知りたいという欲求があるとのこと。

それは、自分の性格や能力をできるだけ肯定的にとらえ、満足したいためらしいのです。
(これを自尊感情という。)

テストの好成績や100m走の好タイムなどで自尊感情は高まるが、周囲の人たちとの比較による自己評価が重要とのことで、

自尊感情が高くなると自分に自信を持てるようになり、自分より上の人に挑戦したくなるが、自尊感情が低くなると、自分と似た人や自分より下の人と比べることで自尊感情を守ろうとするらしいのです。

なお、自分を高めていく姿勢は大切なことだが、理想が高すぎると自尊感情をなかなか持つことができず、不満ばかりが募ることになるとのことですが、要するに、自尊感情から「自分を知りたい」という欲求がわくということらしいのです。

ここまで読んだ方のなかには「では、なぜ自尊感情があるのだろうか?」と疑問を持たれた方もいると思いますが、その記事にはその理由らしきことは書かれていませんでした。

なぜなのでしょう?

ちょっとだけですが、その理由に関心があります。