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遙かなるインドへ…マハトマの旅行記と日常

茨城県在住の会社員(♀)。旅行とお金が大好きな変わり者。
旅行記や日常、そして不妊治療の日々を綴る自己満日記。

インド6日目~ヒンドゥーの聖地

2006-12-28 23:55:46 | 2006.11.北インド+韓国

ヴァラナシはヒンドゥー教の聖地で、人口約110万人。
ヒンドゥー教徒がガンジス川で一生に1度は沐浴することを夢見てやってくる場所。
特にこれっという建造物があるわけではないけれど、
ガンジス川沿いで毎晩行われるプージャと、毎朝のサンライズ沐浴は見もの
最もインドらしい町とされている場所です。

ヴァラナシ駅に着いたときの感想は、臭い
街の汚さ・臭さはデリーなどと比べ物になりません。
オシッコ臭さも半端無く、野良牛の数もヒンドゥーの聖地らしくとても多いので、道端のいたるところに牛糞が
ボーっと歩いていると踏んづけそうになります。
それに、旅行者が一番体調を壊し易い場所もこのヴァラナシ。
実際に私はここで下痢になりました
ヴァラナシの夜は危険で、毎年40人ほどの旅行者が行方不明になっているそうです。

駅でRavei(日本語が出来ない)と言うRajの会社の人に拾われ、
この日のホテルに向かいました。名前は確かHotel surya.
多分3スターホテルで、部屋数も多く、レストラン・プールなどの設備がちゃんとある
このホテルは、唯一室内湯沸かし器がありませんでした。
そこでシャワーと着替えを済ませて、出発。

Raveiは私をバイクの後ろにやはりノーヘルで乗せて、ガンガン飛ばしてました
そこでRaveiの家やオフィスに連れて行かれ、チャーイを飲んで休憩していたら、
直ぐ日没の時間となりガンガー(ガンジス川)へ向かうことに。
ガンガーへ向かう途中、Raveiに「インド舞踊が見たい」とちょっとこぼしてみたら、
「プライベートでしてしてないから、Rs2000~3000かかるよ。でもあなた一人のためだけだからとってもナイスよ?」と。
予想よりあまりに高いものだから、「高いからヤダ」と言うと、
「じゃあ、Rs1000くらいでお願いするけど約束は出来ない」と言われ、
「予約しないでいいから」ってことでこの話は終わったはずでした。
でも、こんなことになるとは…この話の行く末は後日します。

そして、日没のガンガー沿いに到着。暗くて殆ど何も見えないけれど・・・
Raveiがガンガーの説明を英語でしてくれるんだけど、この人の英語は酷い
単語の発音ムチャクチャ、しかも速いので聞き取れない。
なので、"Aha,aha"と相槌を打ちながら流していたら、
"What did I say"と不意打ちが帰ってくることが多々ありました
ちゃんと聞いて欲しいなら、もうちょっと英語練習しろよ

そのあと、Raveiは私をボート漕ぎに預けて何処かに向かいました。
ここからはプージャを見るためにボートに乗って、ガンガーを下ります。
ボートに乗ったら、下のようなキャンドル売りが来たのでRs10で購入。
これを願いを込めながら、ガンガーに流します。灯篭流しのような感じで。
何をお願いしたかはもう忘れちゃったけど
キャンドル(黄色いのは花)

ジャイプールでもプージャは見たけれど、ここのプージャはレベルが違う
ライトで煌々と照らされ、音楽もバカでかい音量で、遠くからでも直ぐ分かる。
10人以上のバラモン(僧侶)が、ガンガーに祈りをささげ、死者の魂を慰めます。
非常に幻想的で、インドらしい光景でした。
陸からも見れるけど、ボートで見たらもっと凄いです
プージャお勧め度(ヒンドゥーを肌で感じましょう)
ガンガー沿いのプージャ
ボート漕ぎが色々と説明してくれ、30分ほど観賞したらボートで元の場所へ。
そこではRaveiが待っていてくれ、ホテルに戻りました。
「疲れてるならマッサージしようか?」と言われたけど、
"No thank you"と今度はお断り(笑) 
もうあんなことは懲り懲り


インド6日目~大遅延

2006-12-27 17:22:28 | 2006.11.北インド+韓国
乗務員に起こされ目を覚ましました。外はすでに朝
時計を見たら、すでにヴァラナシ到着予定時間(午前8時)となっていたので、「もう直ぐ着くの?」と聞いたら、"Yes,Madam"と返事が。
「よしっ」と思い、スーツケースを持って降りる準備をして、
近くに居たヨーロピアンの女性に「ここはヴァラナシ駅?」と聞いてみると…
「列車は4時間遅れだって。予定変更しなきゃね」と返事が。
私があっけにとられてキョトンとしていると、「あなた、とっても疲れてるみたいだから寝たほうがいいわよ。」と言われたので、ベッドに戻って休むことに。
じゃあ、なんであの乗務員は私を起こしたんだぁ~~
 
インドの鉄道は遅延が当たり前。理由なんて無し。ただの遅延
それを誰もイライラせずに待ってるのがインドなんでしょう。
しかもさらに列車の遅れは酷くなり、
乗務員に「ヴァラナシまであとどれくらい?」と質問しても、
"After 1 o'clock"って、1時過ぎてるから聞いてるんだけどって感じ。
それに、インド人の"After"は「あと~」と訳せずに、「少なくとも」と訳しないと、
その"After"のあとにどれだけ待ったことか…
もうイライラしても仕方ないので、いつかは着くことを信じてゆっくり待ちます。
事故に遭うよりはまだマシなので。

上記の女性には、あとで余ったからと列車の食事をご馳走になりました。
でも、タダで食事をもらうときは充分すぎるほど警戒してください。
私は無事だったけど。
その食事が3種類のカレーとライスとチャパティ
当然ながら殆ど食べれませんでした。
それに、この食事は問答無用でプレート同士を重ねるので、
食事のプレートの裏側にはカレーとライスが、
ライスには上に乗っかっていたプレートの型がくっきりと・・・
インド人の神経、信じられん

とりあえず、英語がド下手なインド人と話して楽しんじゃいましょう
"1hour" が"1 o'clock"だったり、ヒンディー語訛り過ぎて全然分からなかったり、
"horse"の発音が"ホルス"だったりと…
しかも、ネイティブみたいにとても早いのではっきり言って会話になりません
しかも、大抵金に絡む何かの勧誘なので、分からないときは"No"と言っていました。
それか、何回も聞き返すか。
"Yes"と一度でも言ってしまったら、言い逃れできません。つまり終わり
Mineral water の発音が"ミナ ワタル"なのには、さすがにビビッたけど。

あと、インド列車はトイレがちょっと汚くて。
トイレは垂れ流しです。(右上の写真)もちろん紙は無いので持込。
穴の下はレールで、下からゴーーって音がしてる
トイレのドアには、「停車中にう○こをしないで」と掲示があります。
まあ、そりゃそうだよねぇ

用を穴に向かって足したあと、バケツで水を汲んで流すように使います。
しかし、インドの列車の水道は壊れていることが多く、水が汲めず、流せない
ということは、みんな用を足しっぱなしってことになります。
それに、手も洗えないので、ウエットティッシュ必携
列車に乗って直ぐの夜はまだ清潔にトイレが使えるけど、
皆が使った後の朝方になると、その不潔さはピークに達します
一応2Aと3Aクラスの人間しか使えませんが。。。

何とかヴァラナシに到着しました。なんと遅延時間は7時間
ヴァラナシに到着したのは午後3時。インドの鉄道は曲者です。




インド5日目~インドの鉄道

2006-12-26 00:00:13 | 2006.11.北インド+韓国

アグラフォート駅に到着。ここでRajとPromodとはお別れ。
ここからはヴァラナシまで11時間(予定)の電車の旅です。
Rajが私をホームに連れて行ってくれ、そのホームで待っていると、
隣にインド人親子が現れ、タオルケットを地べたに広げ、ホームで爆睡
インドの列車は2・3時間遅れは当たり前なので、インド人はこんな感じで悠長に待ってます。
このおおらかさには度肝を抜かされます
暫くすると、ヨーロピアンのカップルが現れ、Rajとチケットについて話してました。
話を聞いてみると、彼らはデリーの悪徳旅行会社に騙され、高い旅行代金を払わされた上に、希望より低いランクのチケットを手配されたとのこと。
そのランクも悪くないけれど、騙されたってことでかなり悔しかったらしく、女性は泣いてました。
そこでRajはドサクサに紛れて女性を抱きしめてるし~
ってかインド人の男ってなんでこうかなすぐ女性に触る
駅で待つ人々
列車は到着予定時間より20分ほど遅れていて、「short time で到着する」とアナウンスが流れる。
カップルの男性が「インドのshort time ってどのくらい?1時間?」とアナウンスに対して皮肉を言ってる
まあ、気持ちは分かるけど。
Rajに水が欲しいとお願いしすると、1ℓの水を買ってきてくれ、
そのとき持っていた500mℓのペットボトルに移してくれました。
「いくら?」って聞くと、「要らない」といいながら、1ℓのボトルの水をラッパ飲み
その残りを私に"For you"って渡すし~~~
『だからタダでいいわけね』と思いつつタオルでボトルの口をゴシゴシ拭いていたら、
カップルの男性に"First, clean up"を突っ込まれてしまいました
しっかり行動は見られてるってことだね。
結局列車は20分遅れで出発しました。

2-tire(2A)クラス
インドの列車には7つのクラスが存在します。
高額のなランクから、AC1st(1A)2-tire(2A)1st(FC)3-tire(3A)AC chair(CC)Sleeper(SL)2nd

列車によって繋がれている車両が異なるけど。
この中でエアコン付きなのが、1A・2A・3A・CC。
エアコンなしのFCは現在は殆ど繋がれていないとのこと。
3月~5月は40℃を越えるインドなので地獄だものね…
寝台、または横になるスペースがあるものは、CCと2nd以外全て。
もちろん上のクラスになるほど客層は良くなるので治安はよくなります。
特にCC以上とSL以下では客層はガラリと変わってしまうとのこと。
特に女性は目が覚めたら体を触れててた、ジロジロ見られるなどあるらしいので、
3A以上のクラスをお勧めします。

私が乗った列車は、2A・3A・SLだけだったと思います。2Aクラスを使いました。
2Aクラスは、2段ベッドで毛布・シート・枕貸し出し無料、カーテン付き。
ツアー参加の日本人、金持ちインド人、バックパッカー以外の旅行者のみ
料金はアグラ-ヴァラナシ(700Km強)でRs1083だったかな?
聞いていた通り、金持ちで上品な感じのインド人とヨーロピアンの家族旅行ばかり。
私が列車内の写真を撮っているとき、クスクスと笑われてしまいました
むやみに声を掛けられることが無いのでゆっくりできる
むしろ、物売りやガイドのうるさい勧誘に慣れていたので、ツマラナイくらいでした。

3Aは3段ベッドで毛布・シート・枕貸し出しで、カーテンがありません。
こちらは2Aと車両が繋がっているので、客層もあまり変わらない。
上記のヨーロピアンカップルが使ったクラス。
ちょっと狭いけど、ここでも充分だと感じました。
料金はRs720くらい。(2Aの料金は3Aの1.5倍)

SLクラスは、ベッドは3Aと同じだけど、エアコン無し・毛布などの貸し出し無し。
こちらはインド庶民とバックパッカーが使うクラス。料金はRs300くらい。
2A・3Aなどとは完全に仕切られているので、客層も全く違います。

ちなみに、最高ランクの1Aの料金は2Aの2倍弱、
最低ランクの2ndはたぶんSLクラスの3分の1くらい?
ざっと計算したら2ndから1Aの料金は約20倍ってことですかね
日本では考えられない料金差
これだけでもインドの格差が分かってくるのではないでしょうか?
とにかく寝台列車なので、することと言ったら寝ること。お休みなさい

 


インド5日目~Promod、お前もか!!!???

2006-12-25 00:39:21 | 2006.11.北インド+韓国

前にも書いたように、何にでもチップが要るインド。でも、まさかこうなるとは…

タージ・マハルを見終わったあと、Promodが私にこう切り出してきました。
「こっちは君がハッピーな旅になるように勤めているし、君はハッピーだって言ってくれた。だから最後に別れるときにチップが欲しい。」と。そして、
「人によってはUS$50やUS$20をくれたりする。皆ハッピーだって言ってね。」
私が「そんなに金ないよ」と言うと、
「好きな金額でいいよ。Rs500(≒US$10)の人もいるし、No Problem。」
なんて言ってくるものだから、それが相場かもしれないと思ってました。
それに、Promodはたまに食事をおごってくれたり、
たまに建造物の中に一緒に入ってウザいガイドから守ってくれたりしました。
その借りを返すだけでもRs100前後は払わないといけません。

最終的に私は彼にUS$10を払いました。
後でこのことをインド慣れしている日本人に話すと、
「馬鹿ね~払いすぎよチップはどんなに払ってもRs50だって
確かに、チップを払ったあとのPromodはやけに上機嫌でした
そして、US$50やUS$20って言われたと言う話をすると、
「やられたね。いっぱいお金を持ってきたのね。これでもう騙されないでしょ?」
と言われて、本気でやられたと思いました。
5日間も世話になって、私が信頼していたドライバーにまで騙された私…
他のRajの会社のドライバー曰く、
「チップは含まれているから払いたいときだけでいいよ。」と言われました。
後で聞いた話では、ガイドにはチップは要るけどドライバーにはチップはいりません。
私の場合、Rs100でよかったんだと思います。明らかに私の勉強不足

それ以外にも私は何かしてもらってチップを求める人には何かしらあげてました。
「無事であることに感謝」という気持ちも込めて。
彼らが本気になれば、私一人くらい犯して、身ぐるみを剥がして殺すことくらい簡単にできるのだから。
無駄にチップを払うのは、私の生きたいと言う本能が無意識に働いていたためなのかも
そういう意味で、女性のインド1人旅はあまりお勧めできません。
どうしても行きたい場合は、ツアーを組んで行ってください。
ちなみに私は次インドに行くとしたら誰か男性と行きたいです。

ホテルに戻ると、Rajが私を待っていて、彼の実家に連れて行ってくれました。
そこにはRajの両親と今年20の妹が。
家は、電化製品などもしっかりとある中流家庭でとても清潔
そこで私にやっぱりカレーを振舞ってくれました
「毎日カレーで飽きないの?」とRajに聞くと「飽きない」の一言。インド人ってすごい
私も残すわけにはいかないので、頑張ってほぼ完食しました。
味はおいしいんだけど、どうしても飽きちゃって。
そして、生野菜と生水がでたけれど、生野菜は悩んだ上食べちゃった
さすがに生水は飲まなかったけれども。

そのあと、Rajが部屋に私を呼んで、Rajの妹と3人で話していると。
Rajが音楽をかけながら、なぜか妹と踊りだす
そして、ドサクサに紛れて私に抱きつこうとするし~~油断大敵。
私も勧められたので踊ってました。。はははっ。

Rajの両親はRajと妹の結婚相手(恋人)を探しているらしく、
私にRajと結婚してくれと言ってきました
またインド人らしい挨拶と思って、「Rajは嘘つきだからヤダ」と冗談で返したところ、
なぜかすごく残念そうな顔をしていたので、ちょっと気の毒。
だって、冗談なのか本気なのか分からないんだの
そりゃ、33にもなって独身じゃ親も焦るよね

妹は「日本人の彼氏が欲しい、あなたの肌の色が好き。紹介して」と。
私が弟(今年21)の話をすると、「あなたの弟紹介して」とご要望が。
でも、「弟は女の子に興味なくて、今まで誰とも付き合ったことがないよ」と言うと、
「あなたの弟、ゲイなの」と唐突な質問が
私の知る限り、そうじゃないと思うんだけど…(そうでないことを願う)

彼女は自分の体型(細すぎると)を気にしており、
どうしたら「あなたみたいに(脂肪が付いた体型)なれるの?」と聞いてきました。
彼女の体型は、日本人の私からしたら贅肉が無くて華奢な理想的な体型。
ちなみに私の体型は、人間ドックで最低3キロ痩せるように言われてしまったもの
しかも、肩幅が広く、超骨太で生まれつきお尻が小さいので逆三角形
むしろ、私がどうやったらその体型になれるのか聞きたいくらい
でも、インド人はふくよかな方がモテるらしく、どうしても太りたいと言っていました。
「ちょっと運動して、たくさん食べたら太れるよ」とは言ったけど、
やっぱり生まれ持った体型の問題が大きいので難しいでしょう。

そんなこんなで、時間も迫りRajの家族ともお別れ。
夜行列車でアグラからヴァラナシへ向かいます。




インド5日目~世界遺産タージ・マハル

2006-12-23 00:00:00 | 2006.11.北インド+韓国

待ちに待ったこのとき、ついにあの世界遺産タージ・マハルと対面。
ムガール帝国のシャー・ジャハーン帝が溺愛した王妃のために作らせた墓。
世界中から貴石や建築家が集められ、国が傾くほどの金額をかけて作られました。
よっぽど王妃のことを愛してたんだろうけど…皇帝が国を傾けちゃいけませんねぇ
そのおかげで、こんなに美しいものを見れるんだけど。
タージ・マハルはずっと生で見たいと夢見てましたそれがこのとき!

タージ・マハルは全てにおいて、インド政府から別格の扱いを受けてます。
入場料はRs750 or US$5+Rs500。空港並のセキュリティチェック
それに、入場者の数が他の遺跡に比べて桁違いに多い
その全員が空港並に厳しいセキュリティーチェックを受けるものだから、
入場までに運が悪ければ30分以上かかります
その上割り込みが多いものだから、押し競饅頭状態で前の人にベッタリ
お互い体の形がくっきりと分かるくらい。まぁ前後女性だから別にいいんだけどね…
でも、入場までに日陰が無くて押し競饅頭なものだから暑いっ、死ぬぅ~
(冬のインドと言えども日中は30度近くまで上ります。日本の5月くらい)
それに、インド人と密着しているものだからインド人独特の体臭が…
女性はいいけど、インド人男性はなかなか辛いものが。
言ってしまえば、インド人男性が集まれば、その体臭は…夏場の足の臭い

外国人には政府の人間がチケットを買い、セキュリティーチェックのラインに並ぶまでの手伝いを無料(だと思う)でしてくれました。
タージ・マハルには水以外の飲み物、食べ物、ライト、危険物、電化製品など全てが持ち込み禁止
もちろん、女性警察官にみっちりとボディチェックをされます。
私は、ここでPromodにもらったビスケットを没収されてしまいました。

なんだかんだで何とか入場。感想は、もう言葉は必要ありません。
インドを代表する世界遺産。インドを訪れる誰もが憧れる建造物
病的な美しさ、完璧すぎる対称性、何をとっても非のうち所がありません。
現在の建築技術の無い時代にどうやってこのような建物を?不思議でしかたない
後は写真でお楽しみください。
タージ・マハルの入場門
この角度は有名ですね
近づくともっと美しい
もっと近づいてみました
こんなに細かい彫刻が!
写真ではこの美しさを伝えるのに限界があります。
是非、タージ・マハルはご自分の目で見ていただきたい
タージ・マハルを見るためだけにインドへ行く。それだけの価値があります
タージ・マハルお勧め度(もちろん5個本当は10個くらい付けたい)

タージ・マハルを出たときには、入場した時間から1時間半ほど経過していました。
そのうち30分以上はセキュリティチェックだったけど…
Promodは相当私を待っていたみたいで、"Very very late"と言われてしまいました。


インド5日目~ムガール帝国首都アグラ

2006-12-22 00:00:00 | 2006.11.北インド+韓国
ムガール帝国の首都として栄えたアグラは人口約132万人の地方都市。
世界中からあのタージ・マハルを見るためだけに観光客が集まってきます。
アグラにはタージ・マハル以外にも、世界遺産アグラ城などのムガール朝の遺跡が。
とは言っても、デリーやジャイプールほど見所がある訳ではないけれど
それに遺跡以外の場所はやっぱりゴミゴミしているのがインドです。
ホテルの屋上から見たアグラ
この日は11時ごろホテルを出発して、お楽しみのタージ・マハルは後回し。

最初に見たのは、通称ベビー・タージのスィカンドラー。
あのファテープル・スィークリーを作らせたアクバル帝の墓所です。
ムガール帝国一の大帝アクバルの墓所がこんなに小ぢんまりしてるなんて…
外から見たら綺麗だけど、中は保存状態が悪くボロボロ
正直Rs110払って入るほどの価値を私は感じませんでした。
それに、ここでも靴を預けるのでチップが必要。
スィカンドラーお勧め度(行っても行かなくてもいいと思います)

ここを出るときに、皮膚病っぽいインド人がバクシーシを求めて近付いてきました。
あまりに不憫になり、車の中からお金を渡そうと思ったけれど、
やはり財布の中はRs10札以上のみでコインが無い
そうこうしていると、PromodがRs1かRs2のコインを渡していました。
「あの人病気?」って聞いたら、「あれは熱湯を被ったんだ」って。
実際は、同情を引くために故意で熱湯を被ったのか、親に被せられたのか、それとも事故で被ってしまったのかわかりません。
現在でもカースト制度があり、物乞いとして生まれたら一生物乞いのインド人。
そのため、物乞いの親は同情を買うために子供の足を切り落としたりするそうです。
私も手や足が無い、またはケロイドがある物乞いを何人も見ました。
彼も、熱湯を被せられたのかもしれません…
なんとも言えない気持ちになりました

そのあと、世界遺産アグラ城へ。
アグラ城はムガール帝国の宮殿で、
同じムガール朝の宮殿ファテープル・スィークリーとソックリ
赤い壁に、イスラム式の正対称模様。
違いは、白大理石を使った建物があることくらいか?
個人的にはファテープル・スィークリーの方が好きです。
でも、内部は保存状態が良くて綺麗なので、観光からはずせないスポット。
もちろんしつこいガイドや物売りはここにもいっぱいいます。
入場料はUS$5+Rs50 or Rs250+Rs50だったはず。結構します。
アグラ城お勧め度(ファテープル・スィークリーを見たら省いても…)

アグラ城

早くもインド旅行は半分終わってしまいました。
このときには、もうすでにインドの喧騒・汚さ・臭い・インド人にもなれ始め、
ちょっとしたことには動じなくなっていました。感覚がマヒしちゃって
何かあっても、『まあいいよね、インドなんだから』の一言で許せてしまう。
イライラしながらもなぜがそれを楽しんでしまう。
それがインドの魅力の1つではないでしょうか?



インド4日目~アユールヴェーダ

2006-12-21 00:00:00 | 2006.11.北インド+韓国
インドに来たのにまだ紅茶を買っていなかったので、
「スーパーマーケットに連れて行って」とRajに頼んだら、なぜか土産屋へ
でもこれがインドのスーパーマーケットらしい(本当かどうかは不明)
でも、確かに他の土産屋とは違って、紅茶やお香がありました。
そこでカシミア(US$30)を結局売りつけられ、紅茶とカシミアを購入
もう紅茶しか買わないって決めていたのに…
そのとき「これを日本で買ったら高いですよ。カシミアをUS$30でたくさん買って、友達にUS$200で売りつければいいじゃないですか
などと無茶苦茶なことを言ってくるインド人
『んなことしたら、私捕まってしまうがな
もう「たったのこれだけ?」と言う台詞には慣れました。これがインドでは普通。
はぁ~~~日本の接客がとてもジェントルなんだと気付かされます。

買物の後、ホテルに戻りました。
Rajは私をバイクの後ろに乗せてくれたのだけど、2人ともノーヘル
『これって事故ったら死ぬやん
しかも、Rajは少量でも夕食のときビール飲んでたよね
というふうに、そのときバイクで何事もなかったのが不思議です
そのときRajはなぜかウルフルズの「バンザイ」をずっと歌ってたけど。
しかも「バンザーイ、君に会えてよかった…」てフレーズばっかり
よっぽど日本人の女の子と遊んでたんだろうな、この人わ。。。

私は事前にアユールヴェーダが受けたいと言っていました。
当然私は、下の写真の様なものをイメージしていて、もちろんRajはそういう店に連れて行ってくれるものだと思ってました。
アユールヴェーダのイメージ
私が「アユールヴェーダは何処に行くの?」とRajに聞くと、
Rajが私の部屋を指しながら「ここ」と、「で、誰がしてくれるの?いくら?」と聞いたら、
Rajが自分のこと指してるし~友達価格でRs750Rs500だって。
「半年勉強してたから大丈夫~」なんて行ってるけど、
私が心配してるのは技術の問題じゃなくて…
アユールヴェーダってほぼ全裸の状態になるんだよ~~

これも経験だと思い、一応Rajを信じてマッサージしてもらうことにしました。
万が一のことがあったら警察や大使館に駆け込もうかとも考えたけど。
そしたらマッサージの前にパンツ一丁の殆ど裸の状態になるように言われ、
背中からマッサージされ、前もされたのだけれども…
当の私は極限状態で緊張しており、とてもじゃないけどリラックスできん
それからマッサージはどんどんヤバい方向に行ったけれども
結局私が恐れていた事態にはなりませんでした。
おいおい、このマッサージ、マジでヤバいよ~~
Raj曰く、下腹部がリラックスしていないと出産のとき陣痛が激しくて苦しむんだとか。
出産以前に結婚すらしていない私に必要なものではないと思うけど
次、インドでアユールヴェーダを受けるときは絶対自分で手配します

アユールヴェーダは元々医療です。施術者は医者みたいな感覚?
インド人はアユールヴェーダを男性が女性に施すことを何とも思っていません。
だから男性に普通に「マッサージしてあげるよ」なんて言われます。
女性はソフトに、男性はちょっと強くだとのこと。
でも、私は男性に体を触られることが非常に不快だし、抵抗があります。
インドでアユールヴェーダをって考えている方、ご注意ください
よっぽど高級なところは大丈夫だけど、そうじゃない場合は、
念のために「施術者は女性で」と一言言っておいたほうがいいかもしれません。

アユールヴェーダお勧め度?????(判定不能

いろんな意味で疲れましたおやすみなさい
次の日は、いよいよ待ちに待ったタージ・マハル

インド4日目~Nothing is free in India

2006-12-20 20:46:29 | 2006.11.北インド+韓国
サブタイトルの通り、インドにタダな物は存在しません
ちゃんとした仕事をしてくれる人は、必ず事前に適正な料金を言ってきます。
これは安すぎても高すぎても危険!
中でもタダって言ってくる人間が一番危ないです。
これはタダで物(食べ物)をくれる人も含みます。
もらった食べ物に麻薬や睡眠薬を混ぜたりした事件が多発しているので。

私のファテープル・スィークリーでの経験を話したら、
Rajとその友達の政府公認のガイドが教えてくれた内容です。

一番注意すべきなのはガイドと旅行会社
インドのガイドは国家の難関に合格した専門技術職
だから、インドの物価からすると有得ないほどの高給取りです。
特に英語以外の言葉を喋るガイドはより高給取り。
トラベルエージェントも同様に国家試験に合格しないとなれないという仕組み。
問題は、ライセンスが無いのにガイドをしたりツアーを組んだりする輩。
外国人旅行者を騙して高額なツアーを組ませたり、
変なところを連れ回したりするのもその輩の仕業です。
特にデリーの悪徳旅行会社には要注意
ライセンスを持って真面目に仕事をしているインド人からしても腹が立つ話みたい。
ちなみに、政府公認の英語ガイドの料金は1日Rs475(外国人料金)です。
たしか、日本語ガイドはさらに1日Rs180増しだったと思います。
これはかなりお高いです。安全をお金で買うってこういうことなのかもしれません

本当にインドにタダな物はありません。
例えば、ちょっと写真を撮らせてもらったり撮ってもらったり。
荷物を運んでもらったり。ちょっとしたガイド。ちょっとした好意。安心・安全。
全て金で買います
友達でも金をもらって仕事(?)をするのがインドです。日本では普通タダなことでも。
逆に言うと、金で買えないものがインドには無いのかもしれません。

そのインドでタダな物を頑張って探してみました。(ゴミとか石ころとかは排除)
それは…言葉
言葉はタダなので、"I love you""Please marry with me"などと平気でヌカします。
"I love you "と言い続けるだけでその人に愛されるのならば、私は何百回でも何千回でも言い続けます(笑)
でもそんなこと、よほどなことが無い限り有得ないですよね
あとは見つかりませんでした
ちなみに、インド人が"Love is free" なんて言ってたけど、
皮肉たっぷりに"Nice joke"と言ってやりました
そのインド人、「ジョークじゃないっ」ってちょっと怒ってたけど
実際にそんな人もいるだろうけど、私はインド人とfreeなloveを育むのは無理です

旅行記に話を戻して…
Rajが私を食事に連れて行ってくれました。もちろん食事代は折半だけど。
なかなかいい雰囲気のレストラン。Raj曰く料理がおいしいとのこと。
そのとき食べたのが、パニールカレーとガーリックナン。
パニールはインドのチーズ、それをカレーにしたら濃厚なクリームシチューみたい
インドの味に参っていた私としては、久しぶりに美味しく食事ができました。
これはインド独特のスパイスの香りはしません。
両方でRs300とちょっと高めだったけど…
写真を撮っていないので、ネットから拝借しました
パニールカレーのイメージ




インド4日目~インド人は基本的にいい人

2006-12-19 13:05:28 | 2006.11.北インド+韓国

ここまでインドのことについてしてきましたが、
読んだ方は、インドは汚くて、人が野蛮・卑怯などの感想を持つかもだけど、
もちろんいい人もたくさんと言うよりはいい人の方が多いです。
これは世界中のどんな国にも言えると思うけど。
特に私が旅した北インドは観光客が多くて、それを騙そうとする悪いインド人が集まっている地域だからこういうことが多いってだけだと思います。

ファテープル・スィークリーを出て1時間弱でアグラに到着しました。
この日のホテルは私の旅行をアレンジしてくれたRajがオーナーのHotel Apollo。
ホテルは普通に清潔。特に問題なしって感じでした。
お勧め度(まあ、普通です。タージは見ましょう)
Rajは私のパンジャービ姿を見て「かわいいね~」と感激していました(笑)

誤解しないでいただきたいのは、外国人はすぐに女性を褒めます。
褒め言葉は"You are very beautiful ""I love you"  などなど。
褒められた女性も"Thank you"と返し、相手が女性なら"You too"と必ず返します。
日本人みたいに"No"を連発したり決してしません。
よっぽどコンプレックスのある人だと思われてしまい、気まずくなってしまいます。
最初は『えっ?なんで?何が目的?』や『外国人って軽い』と思ってたけど、
今では世界共通の社交辞令という印象。
そういう挨拶は軽く"Thank you. You are also nice"とでも言って流しちゃいましょう
それでもRajは"Do you love me?"と何回も聞いてきてちょっとウザかったけど
それはそれでご愛嬌ってことで。
Promod(左)とRaj(右)

ホテルに着いたのは夕方で、屋上からはあのタージ・マハルが見えます。
ということで、ちょっと屋上に上ってみることにしました。
私が屋上でタージを探しているとき、近くの子供が場所を親切にも教えてくれました。
チップも覚悟していたけど、特に何も言ってこなかったのでホッとしていると、
タージが見える絶好の位置に中高年のインド人女性が2人。
ちょっとオドオドしながら近づくと、2人ともすごく親切で、タージを見ながらお話。
曇り空でタージがあまり綺麗に見えなくて残念
そうしている間に、2人の子供たちが来て、(18歳の女の子と27歳の男性)
またその2人とも会話。些細な内容だからあまり覚えていないんだけど
その18歳の女の子は私が知り合ったインド人の中で一番英語が上手でした。
ちょっと訛りはあるけど、ネイティブ並の喋り口調で非常に耳もいい
彼女が「何でインド人は私をMadamって呼ぶの?」の疑問を解消させてくれました。

その後は、その2組の家族と会ってテラスでゆっくりと。
話を聞いてみると、その家族は中上流階級と呼ばれるいわゆる金持ち家族。
(インドは1割が上流・2割中流・残り7割が貧困層)
コルカタ(カルカッタ)から来て、チベットに近いシムラーでスキー旅行を済ませ、
そのままアグラにタージ・マハルを見に来たとのこと。
女性達はシルク製のサリーを着ていて、カメラも持っている裕福な家庭。
だからちゃんと教育も受けていて、英語もちゃんとできるって訳
なんと、彼らは私にチャーイを奢ってくれました
何にでも金がかかるインドで…信じられない、というより後が怖い
払う気だったけど、彼らに"No~~"と止められたでお言葉に甘えて。
結局その後も何事もなく無事でした。
インドでは珍しくホッとした出来事でした。いい家族にめぐり合えてちょっと幸せ
インド人家族



インド4日目~世界遺産ファテープル・スィークリー

2006-12-18 18:53:43 | 2006.11.北インド+韓国

この日はアグラへ向かいました。ジャイプールとアグラは車で4・5時間ほどの距離。
その途中で世界遺産ファテープル・スィークリーがあります。
ファテープル・スィークリーはムガール帝国のアクバル帝が築いた、
たった14年間のみ使われた宮殿。宮殿がファテープルで、モスクがスィークリー

先に宮殿のファテープルを見ました。たしかRs250だったかな?
さっすが世界遺産イスラム建築が美しすぎ
一つ一つの建物が正対称のイスラム彫刻で出来ています。
しかも、たったの14年しか使われていないのため保存状態が非常にいい
多くの作業員や警備員がいるため、外と違い塵一つ落ちていなくて美しい庭園が。
右下の私が写っている写真は、ここの警備員が撮ってくれました。
「日本のコインが欲しい」と言うので、5円玉をあげたら喜んで撮ってくれました。
5円玉がチップ代わりってことね?日本円のコインはプレゼントすると喜ばれます。

ファテープル
天井の美しい彫刻


次に、モスクのスィークリーへ。こちらは無料。下の写真。
こちらに入るには靴を預けなければなりません。(もちろんチップもいる)
モスクがあり、中には皇帝一族の墓がズラリ!
もちろんこちらも非常に美しかったです。タダで入っていいのかと思うくらい。
ファテープル・スィークリーお勧め度
(私が見たインド建築では、タージ・マハルに次いでNo.2。絶対お勧め


またまた、ここのガイドは曲者でした。
ここのガイドは、旅行者にガイドだって近づくと逃げていくのをちゃんと知っています。
だから、最初「ガイドじゃないです、ここの労働者です。だからタダですよ」
と言って、外国人に近づきます。そして、普通にガイドをしてくれます。
(と言っても、ベタベタ触るのは変わらず…あまりにも触るので"Don't touch me !"と言ったけど1分後にはまた触り始める)
と思っていたら、中の土産屋に連れて行かれて商品の説明を始める。
これだけならまだ我慢できるけど、
「日本円を見せてくれ」と言って来たので10円玉をあげるつもりで見せたら、
「札は無いの?」と言われて千円札を見せたらなんと…
懐に入れようとする~~~~
慌てて"NO~!!"と止めに入り「千円札はあげない、両替ならいい」と言うと、
周りのインド人がニヤニヤしながら私を取り囲み始め、『やれよ~』って雰囲気。
そのガイドが何やらインド人と相談しながら「いくらならいいの?」と言ってくる。
Rs360なら換えてあげる。」(これはちゃんとしたレートです)と振ってみる。
そしたら私に見せたのはたったのRs200"I'm student. No problem !"だって。
『嘘つけ!オメーさっきここのワーカーって言ったじゃん、どこがNo problemなん
と思いつつ、「Rs360って言ったよね!?たったのRs200」と言うと、
この度見せたのはまたたったのRs250。"I'll remember you.You are my friend"
『オメーに覚えられても嬉しくないして言うか忘れて!』と思い、
「あー友達さでも友情と金は別物でしょ!」
と言うと、さすがにこのおっさんも諦めてそのインド人の輪から解放されました。

それに、こういう遺跡の労働者は大人だけでなく子供もいて、
間違いなくバクシーシ(施し)を求められます。何100mも付いてくる子供が不憫で、
日本から持っていった100均のペンをあげました。
その子供は喜んでくれてもう1本欲しいと。それでも金をくれとは言われたけどね
それに大人の労働者もバクシーシをせびる人はいます。
そのときのしぐさは右手の中指と親指を擦らせる、ちょうど指パッチンみたいな感じ。

バクシーシは逃げ道が無いところではしない方がいいと思います。
1人にしてしまうと、周りをインド人に取り囲まれてしまうので。
それに、なかなかバクシー用の小額コインが手に入らないけど…
私は1回車の中でバクシーシをしたことがあるけれど(Rs1)、
そのおっさん『足りね~』って感じで車の前から動かない
『金もらっといて何なん?その態度~~
とそのおっさんをぶん殴りたくなったけど。

インド人は金がある人(外国人も)からは、
いくらボッたりバクシーシをもらっても当たり前という感覚なので、
これはこれでまたインドってことでしょうがないと思います