遙かなるインドへ…マハトマの旅行記と日常

茨城県在住の会社員(♀)。旅行とお金が大好きな変わり者。
旅行記や日常、そして不妊治療の日々を綴る自己満日記。

体外受精(顕微授精)でかかったお金

2019-12-27 00:00:35 | 不妊治療

この記事の続きです。

今日は、体外受精、顕微授精でかかった費用の話をします。
体外受精以降は、人によって金額が大きく変わります。
どのような排卵誘発をするか、採卵で何個卵子が取れたか、何個受精したか、何個凍結できたか。

今日の記事ではあくまで私の場合の話になります。
私は多嚢胞性卵巣なので、普通の人より一度に多くの卵子が取れる体質です。
そのため、1周期の金額かかなり高めな方だと思って読んでください。

体外受精(顕微授精)の流れは次の通りです。

排卵誘発剤や注射を用い、両卵巣で卵胞(卵子が入っている袋)を育てる (卵巣刺激)
 ⇒排卵しないようにエコーで確認しながら、卵胞の直径が20mmほどになるまで卵巣刺激を繰り返す
 ⇒排卵の直前に、注射針を卵巣に刺して卵子を吸い出す (採卵)
 ⇒卵子にシャーレ上で精子をふりかける(体外受精)または顕微鏡を用い卵子に精子を注入する(顕微授精)
 ⇒受精卵を機械の中で細胞分裂させる(培養)
 ⇒(次の生理を待った後に)女性の子宮内の環境を整え、細胞分裂が進んだ受精卵を子宮内に戻す(移植)

私の場合、生理が3日目までに最初の通院をし、
排卵誘発剤(クロミッド)を飲みながら、卵巣刺激の注射を6~7回(2日に1回)繰り返しました。
診察自体は、生理が始まってすぐの1回、採卵前の状態確認で2回、採卵後の経過観察2回でした。
それを、生理が始まってから3週間ほどの間に全て終わらせる感じです。
かなり、通院回数が多くなり、金額もかかりそうなのが想像できると思います(もちろん保険適用外)。

それでは、金額を発表します(8%の税込)

  • 診察(薬の処方含む)(17,280~33,480円/回)5回ほど
  • 卵巣刺激の注射(7,020円/回) 6~7回ほど
  • 採卵(18個採卵 6個体外受精、6個顕微授精)433,680円
  • 顕微授精追加料金(11個分)116,640円

トータルで、採卵の1周期で667,700円でした!!すんごい高額
これとは別に、移植は141,480円/回かかりました。これまた高い
採卵でたくさん受精卵ができると、次は移植だけで済むので、一度に多く採卵できた方が良いと思います。

昨年10月に行った初めての採卵で、クロミッド+注射の卵巣刺激により、18個も卵子が取れました。
多く卵子が取れた場合、体外受精と顕微授精に卵を振り分けることを奨励されているようで、
ここで意図せず顕微授精をすることになりました。

採卵の3日後に私の体と受精卵経過観察のために通院すると、
なんと・・・体外受精させたはずの卵は全く受精していないことが判明

そのとき、私たちは受精障害であると診断されたのです。
一方、顕微授精させた卵はもれなく全て受精しており、私たちは自力で受精できないことがわかったのです。
それじゃあ、これまで妊娠なんてするわけがない
これを知らずに闇雲に人工授精を繰り返していたかと思うとゾッとします。
原因がわかったため、体外受精までステップアップしてよかったと思いました。


体外受精へのステップアップを考える

2019-12-21 08:22:51 | 不妊治療

この記事の続きです。

昨年夏に都内の病院で不妊治療を3年半ぶりに再開した私たち。
初診ではやはり、夫婦そろっての初期検査(採血のみ)でした。
項目は、HIVや梅毒、クラミジア、その他血糖値などなど採血で一通りわかることです。
私の場合は、俗に卵巣年齢と呼ばれるAMHも検査しました。
その時の金額は、二人分の採血だけで49,590円(税込)
あまりの高額さに一瞬引きました(苦笑)。保険適用外なので採血一つでもこの値段。。。
これが不妊治療の現実なのです。

水戸の病院だと、初期検査から最初の治療まで1ヶ月以上かかっていたけど、
都内の病院は違いました。初期検査の2~3週間後に簡単な問診があり、これまでの不妊治療の経緯を医者に話すと。。。
先生から「では、今周期はとりあえず人工授精しましょう」とすぐに治療再開(笑)
あと、「もう35歳なんだから、体外受精を始めても良いくらいなんだけどね」と一言。
あまりのスピード感に私たち二人はビックリしました。
不妊治療で女性の35歳は急に妊娠率が下がり始める節目の年齢です。
それだけ『時間がない』と言うことなのだとこのとき初めて実感させられたのです。

この病院で2周期人工授精を実施しました。
もちろん排卵誘発した上で。(人工授精27,000円+排卵誘発と診察料約10,000円)
それでも、妊娠しない。この時私たちの人工授精の回数はトータルで5回に達していました。

人工授精の妊娠率は、1回当たり20%ほどと言われています。
繰り返しによる妊娠率は、1回から4回の間に右肩上がりに上昇して80~90%に達するそうです。
さらに4~6回の間に妊娠率は90%ほどになり、それ以上は上昇しないとのこと。
つまり、人工授精で妊娠できる夫婦は、4~6回チャレンジすれば9割がた妊娠するということです。
もっと言うと、7回以上のチャレンジは無駄だとのこと。

『4回以上の人工授精でダメだった場合は、他に要因があると考えて体外受精へのステップアップを奨励する』
この情報はググれば結構出てきますね。
私の場合は直接医者に言われたわけではないけど、このまま人工授精を続けても妊娠する気はしませんでした。
『体外受精にチャレンジしてみよう。何かわかるかもしれないし』と比較的軽い気持ちで体外受精にステップアップしました。
結果論として、このステップが正解になるのでした。
もし異常なしになったとしても、人工授精にダウンステップすることもできるし。

もし、体外受精へのステップアップを悩んでいる人は、参考にしてもらえればと思います。
次回は体外受精にかかったお金の話をします。


3年半ぶりの不妊治療

2019-12-12 23:56:47 | 不妊治療

この記事の続きになります。

3年半の間に、私は仕事で上司のパワハラにより病みかけていたり、
今の間接部署に異動して急に仕事が楽になった時期でした。
その間、すっかり不妊治療のことを忘れていたのでした。
3年半の間に避妊は全くしていなかったけど、妊娠の兆候すら現れませんでした。
このまま子どもが居ない二人だけの人生も悪くないなと考え始めた時期でした。

一方、夫はと言うと、週末婚状態を解消するために最初の会社を退職し、
2年半ほど派遣社員をしながら一緒に生活していました。
そして、派遣社員の待遇に耐えかねて超大手企業に転職しました。
配属先は本社(都内)であり、年収は劇的に上がったけど結局また別居婚になってしまいました。

ある日、私がふと「このまま子ども出来なくてもいいよね?十分幸せだし」と言ったときに、
夫が、「え???僕は欲しいよ」と言い出したのでした。
さらに、「今仕事楽なんだし、僕東京に引っ越したし、都内の病院で不妊治療再開したらどう?」
「都内だと、平日は夜遅くまで見てくれて、土日もやってる病院もあるよ。悔い残さないようにやろうよ
と言われたのでした。

正直に言って、私は不妊治療に対して後ろ向きな気持ちだったし、
(お金と時間がかかる、体力も要る、痛くて不快な処置や検査ばかり、妊婦を見ると複雑な気持ちになる)
何よりも、夫の発言が全て他人事の様に聞こえて無性に腹が立ったのでした。
『あんたは良いよね、高額な費用を払うのも、片道2時間かけて通院するのも、痛い思いするのも全て私だし』
という気持ちでした。
でも、一方で『もう35歳だしこれまで妊娠しなかったのだから、何かしらの原因があるはず本当にこのままでいいの?』
と自問自答していた日々でした。
私の出した答えは、「不妊治療を再開する」でした。
理由は、まず何もせずに後悔したくない、そして愛する夫が子どもをこんなにも望んでいるからでした。

2018年の7月下旬に都内の不妊治療専門のクリニックに通い始めたのでした。


人工授精へステップアップ~3年半のお休みへ

2019-12-04 23:39:19 | 不妊治療

この記事の続きです。
私たちは思ったより早く人工授精へステップアップしました。
それは、私たちが別居婚で週末しか一緒に居れなかったこと。
後は夫の精液検査の結果があまりよろしくなかったのが原因です。

最初に行ったタイミング法については、夫婦のどちらも異常がないことが前提です。
また、当たり前だけど医者が指定した日にセックスしなければなりません。
私ははっきり言ってタイミング法を繰り返すのは苦痛でした。
一方、人工授精は基本的に男性側にのみ軽めの異常がある場合に適用されます。
女性側に異常がある、もしくは男性に重度な異常がある場合は体外受精からスタートすることもあります。

人工授精では男性の精液を採取し、精液を殺菌・濃縮したものをカテーテルで女性の子宮に戻します。
妊娠のし方自体は自然妊娠やタイミング法と同じです。
それだけなので保険適用外であっても、1回の人工授精で1~3万円程度で済みます。
私の場合は、タイミング法同様に排卵誘発も必要でしたが、1周期で3~5万円程度で済んでいます。
私たちの場合、人工授精に関する特別な検査はしていません。

人工授精をすれば、すぐに妊娠すると2014年当時の私は思っていました。
でも、3回繰り返してもなぜか妊娠しない。。。
ただただ、やみくもに生理が来る度に人工授精の準備をするという徒労感に苛まれていました。
原因がわからずに不妊治療を続けていたこの時期が最も辛かったかもしれません。

さらに、この時期は相変わらず仕事が忙しく(上司の配慮がなかったため)、
病院に通うこと、指定日にセックスすること、セックスが作業になっていること、
気付けば夫との仲がギクシャクし始めたことにとてもストレスを感じていた時期でした。
そんなこんなで不妊治療に後ろ向きになり始めたとき、急に土曜日の診察が完全予約性になったのです。
激混みの土曜日で土曜日が完全予約制になれば、少ない枠の争奪戦になるのです。
当然私は平日だけしか通えないようになり、気づけば不妊治療をお休みしていました。

その後、夫の転職に伴った東京異動をきっかけで、不妊治療を再開するまでに3年半を要するのでした。


タイミング法と関係する検査

2019-11-28 23:55:37 | 不妊治療

2014年の夏、私たちは不妊治療を始めました。
初期検査で大きな問題がなかった私たちはタイミング法へ移りました。

タイミング法とは、医師がエコーで排卵日を特定しセックスする日を指定してきます。
それだけなので当然保険適用外でも金額は高くありません(数千円~1万円程度)。
私の場合、多嚢胞性卵巣(読み:たのうほうせい-らんそう)と言う自力で排卵できない病気でした。

 ※多嚢胞性卵巣:本来だったら1個/月だけ育つ卵胞(卵子が入っている袋)が同時に何個も育ってしまい、
         結局は排卵に至るサイズまで育ちきれないという病気

この場合、排卵誘発剤を処方してもらえば問題ありません。
ちなみに、排卵誘発については保険適用のため数千円と安いです。
排卵誘発剤と言えばクロミッド®が一般的です。

タイミング法に付き物の検査として、代表的なのはフーナー検査と卵管(卵巣~子宮をつなぐ管)系検査があります。
男性側の検査では精液検査があります。

 ※フーナー検査:セックスした数時間後以内に子宮入口に残っている精子の個数を数える検査
         子宮内に精子を殺す抗体があるかを確認する

 ※卵管系検査:卵管造影検査、卵管通気検査、卵管通水検査の3つが代表的
        膣側から造影液、炭酸ガス、水を注入し、卵管が通っているかを確認する検査

 ※精液検査:精液を採取し、精子の運動率や個数を顕微鏡で観察する

私はフーナー検査と卵管通気検査をしました。
検査を受けた感想は、フーナー検査は精液が付着した女性器を医者に見せつけてギャグのようだ(苦笑)
卵管通気は、子宮をはじめとした下腹部がガスでパンパンに張って痛いってものでした。
金額はどちらも1万円程度だったと思います。(5年前で記憶が曖昧)
フーナー検査、卵管通気どちらも異常なしでした。
もし、卵管通気で異常(卵管狭窄など)が見つかれば卵管造影検査も受ける予定でした。
卵管造影検査ってかなり痛いらしいですが・・・未経験なのでわからないです。

夫の精液検査ですが、運動率が若干悪いということでした。
また、別居婚で週末しか会えなかったため、
精液を事前に採取しておいて、後日子宮に精液を戻す人工授精を早い段階に勧められました。
そのため、私たちがタイミング法を実施したのは2周期くらいだったと思います。

ここまで当たり前のように検査や排卵有無の観察と書いていますが、不妊治療では毎度のように内診があります。
場合によっては生理中での内診もあります。
内診って最初はすごく抵抗があったのですが、何度も見せているうちに何とも思わなくなりました。
慣れって怖いものだとつくづく思ったのであります。

次回は人工授精について記事にします。
         


不妊治療のステップ

2019-11-27 23:56:42 | 不妊治療

2014年の不妊治療は結論から言うと、半年ほどで終わりを迎えました。
妊娠したからではもちろんありません。

当時、前の開発部署に居たため、不妊治療のために休むということがなかなか出来ませんでした。
その中でフレックス勤務を活用したり、上司にも配慮をお願いしたりしたのですが、
当時の上司が全く動いてくれず、治療で休めば休むほど業務量で圧迫される事態に・・・
さらに、当時通っていた水戸の病院ですが、急に土曜日の受診が完全予約制になり、
少ない土曜日の受診枠の争奪戦になってしまったのです。
そういうこともあり、通院が億劫になって3年半も不妊治療を止めてしまったのです。
当時は不妊の本当の原因を知らなかったので自然に授かる可能性もあると思っていたのもありますが。
この時は人工授精までのステップアップで終了しています。

話は前後しますが、不妊治療のステップを簡単に書きます。
数字が大きいほどステップが進みます。
1、2は一般不妊治療、3、4は高度生殖医療と言います。
下に書いた治療費は大体のイメージです。体外受精以降はとても高額になるのがわかると思います。
ちなみに、これら出てくる1周期というのは生理が始まって次の生理が来るまでの期間のことを指します。

  1. タイミング法・・・医師の指示を受けた日にセックスする(治療費:数千円~2万円/周期)
  2. 人工授精・・・男性の精子を採取し、排卵日に女性の子宮に戻す(治療費:1~5万円/周期)
  3. 体外受精・・・女性の卵巣から卵子を取り出し、シャーレ上で精液をふりかける(治療費:30~60万円/周期)
  4. 顕微授精・・・女性から卵子を取り出し、精子を顕微鏡で観ながら卵子に注入する(治療費:40~80万円/周期)

私たちはというと、これらを全てやりました(苦笑)
2014年の通院では、タイミング法2~3回ほど、人工授精3回チャレンジしました。
また、不妊治療というのは上記のような直接的な治療とは別に、ステップを進むごとに多くの検査があり、
その検査でも多額のお金がかかります(ほとんどの検査で保険は効かない)。
それでも人工授精までであれば、治療自体も検査自体もそこまで高額ではないので、
不妊治療の入り口として、早めに受診してみることをお勧めします。
私の場合は、2014年のタイミング法~人工授精3回までに関して検査を含めた総額は20~30万円でした。
人工授精までであれば、後日記事にしますが、肉体的苦痛や経済的負担はあまり大きくありません。

問題は体外受精以降であり、上に書いたように経済的負担も肉体的苦痛もこれまでの比でなく大きくなります。
特に肉体的苦痛が大きいのは卵巣に針を刺し、卵子を取り出す、採卵という工程です。
この採卵自体も痛いのですが、採卵前に卵巣内で多くの卵子を育てている期間もお腹が張って辛いのです。。。

顕微授精については、患者側が受ける処置は体外受精と全く同じであり、
病院側で卵子に一個一個精子を注入するという手間が発生しているため体外受精よりお高くなっています。

各ステップの細かい内容は後日記事にします。
次回は、2014年に受けたタイミング法と人工授精の治療内容を書こうと思います。


長い不妊治療の始まり

2019-11-25 23:38:18 | 不妊治療

今日からは不妊治療に関する記事を書いていきます。
長くなると思いますが、気長に更新をまってくれると嬉しいです。

さて、今日は私たち夫婦が不妊治療を始めた経緯について書いていこうと思います。

私たちは2012年の5月に結婚しました。私は当時28歳、夫は32歳のときです。
結婚後子供をすぐに望んだ私たちは、結婚式を挙げた直後から避妊をやめました。

元々週末婚状態だったので子供は簡単にはできないだろうなとは思っていました。
ただ、まだ若かった私たちは1年もすれば出来るだろうと高を括っていたのです。
でも、1年経過、2年経過後も妊娠する予兆すらありませんでした。

この時点で私たち夫婦は『不妊』になります。
(不妊・・・健康な男女が避妊しなかったにも関わらず1年以上妊娠しないこと)
私は31歳になろうとしていました。

私は不妊治療に関して当時かなり抵抗があり、まだ焦る必要も無いだろうと思ったのです。
私がウダウダしている間、夫はしびれを切らし、一人で精液検査を受診してきたのです。
(精液検査・・・精液を採取し、精子の運動率や個数などに異常がないか顕微鏡で確認する)
私はハっとしたのです。夫はこんなにも子供を望んでいる。
私は何をしているのかと。。。ようやく重い腰を上げ、不妊治療を始めることにしたのです。
そのとき2014年の夏、私は31歳になったばかりでした。

2014年当時、家から通い易いところでと水戸市にある水戸では有名な産婦人科に通うことにしました。
婦人科に通い始めた当初、治療を始めれば1年もしないうちに授かれるだろうと思っていました。
それが、2019年年末になっても授かれていないとは・・・
こんなにも長い戦いになるとは想像もしていなかったです。

不妊治療って、最初は何するかわからないので、とりあえず医者に言われるがままに通院し、
採血や採尿、内診(子宮頸がん等の検査)等を生理周期に合わせて一通り検査します。
最初の検査では、ホルモンバランスに乱れはないか、HIV等に感染していないか、
子宮頸がん等の疾患や性感染症を患っていないかなどがわかります。
感染症の検査(採血)については男性も同様です。
ここまでわかるのに最低でも通院回数2~3回、期間1ヶ月~2ヶ月ほどかかりした。
この間の検査は病気ではないのでもちろん自費になり、初期検査で5万円はしたと記憶しています。

初期検査で大きな問題が見つからなかったので、私たちはタイミング療法に移りました。
次回からは、私たちが受けた不妊治療の詳細について書いていきます。


ご報告

2019-11-18 00:00:41 | 不妊治療

突然ですが、報告があります。

私は36歳にして不妊治療の末、妊娠しておりました
妊娠が発覚したのは10/1です。この時点で妊娠4週でした。

実は、妊娠9週の時点でお腹の中で赤ちゃんが亡くなっており、
先週は流産の手術を受けたので赤ちゃんはすでにお腹には居ません。

流産と診断されたときは、現実を受け入れられずにただただ茫然としているだけでした。
人生で初めてというほど大泣きしたのは、診断後に先生から手術の説明を受けた後でした。
「赤ちゃんが亡くなったら自然と体外に排出されるが、それがいつになるかわからない。
それが1ヶ月とか出てこないとなると、お腹の中の細胞が古くなり(腐敗し)母体が危険だ。」
との説明を受けたため、流産の診断の1週間後に赤ちゃんを外に出す手術の申し込みをしました。

手術は終わりましたが、今は手術直前のエコー写真を見ては悲しくなり涙を流している日々です。
ただ、私は立ち直るしか道が無いわけでして…
いつまでも悲しんでいるわけにはいかないのです。

周りはいくらでも甘やかしてくれます。でも結局は自分が立ち直らないと次の赤ちゃんも来てくれないでしょうし、
自分が精神を病んだりしたらそれこそ次の妊娠までの距離は遠のいてしまいます。

幸い、私は理解のある人に囲まれて仕事をさせてもらえています。
直属の上司には事情を説明しているため、抜け殻のようになった私を何も言わずに見守ってくれています。
仕事中については、仕事のことで気が紛れるため、急に涙が出てくるということもありません。
時間をかけてゆっくり体と心を元に戻して、次の赤ちゃんを迎える準備をしようと思います。
夫はただただ泣き崩れる私にずっと付いていてくれました。夫自身は涙をこらえながらです。
彼の優しさや気持ちに応えるためにも、また不妊治療を頑張る決意をしました。


とても長々と書いてきましたが、
ようやく不妊治療や流産のことを記事に残す気になりました。
そして、すごく短い期間だけど私のお腹に宿ってくれた小さな命を記録に残したい。
そんな思いから、少しずつですが不妊治療や妊娠・流産のことを書いていくつもりです。

最終的には、無事出産して子供との記事をこのブログに上げたい。
それが私の今一番の夢なのです。