はちの家造りドタバタ奮闘記(・ω・)

私のちょっとした日常や住宅にかかわるニュースなどをつらつらと…

3Dプリンターの家、日本での問題点は!?

2017-04-27 09:18:48 | 日記
みなさんこんにちは。

こいのぼりが風にたなびいていました。

花見が終るな…と思っていたらもう新緑のシーズン

季節の移ろいをこんなにも感じられる日本の四季は素晴らしいですね。

まぁ、なかなかそんな感傷に浸っている余裕もないのが現実ですが

さて、何度か書いています3Dプリンターで建てる家。

工期も価格も制度も現在の常識を大きく覆す家です。

しかし、このまま日本で建てることは可能なのでしょうか?

考えられる課題を書いてみたいと思います。

アメリカのアピスコー社の3Dプリンター住宅の例で見てみましょう。

■日本での実現には多くの課題が?

早くて安くて、しかも火災に強く、頑丈なコンクリート住宅。

しかし、日本での実現には多くの課題がありそうです。

その一つが、法律の問題です。

日本には建築基準法という建物と敷地の安全に関する法律がありますが、この3Dプリンターでつくった構造体ではいまの建築基準法に合致しません。

その結果、今のままでは建築の許可が下りないことが予想されます。

2つ目は、基礎の問題です。

地震大国の日本では、地震時の地盤の液状化対策などから基礎工事は必須です。

しかし、3Dプリンター住宅では、鉄筋などを組み立てる基礎工事は施工されていません。

3つ目は、電気やガス、給水・排水などの住宅設備の問題です。

住宅ですから、多くの住宅設備が細かく施工されますが、今回の3Dプリンターでは配管用の穴の作成や配管・配線の取り付けなどは施工されていません。

住宅設備は手間とお金のかかる部分なので、この部分も人がつくるとなると、住宅の価格も工期も、現状のようにはおさまりません。

また、3Dプリンターが住宅やビルをつくるとなると、失業者が増えるという問題も生まれそうです。

しかし…115万円かぁ…

とてもじゃないけど既存のモデルでは太刀打ちできない価格です。

10年後には住宅は格安で建築できる時代になっているかもしれません。
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