ひとりご飯

のぼうの城、を観に行った日、午前中に片付けておかなきゃいけない事が一つだけあったので、午後一というかその日２回目の上映を選んで行った。

開始が１２時２０分。
インターネットでチケットも押さえておいたのでぎりぎりで間に合うしっていうんで、家で早飯をして（笑）地下鉄に乗った。
少し早めに出て、向こうで何か食べるってのもあったんだけど、翌日もお昼に南座に行くのが分かっていたので、ちょっとでも出費を減らそうと。

で、１１時４０分ぐらいの電車に乗ったら、途中から私と同じ世代ぐらいのおばちゃんが乗ってきたんだよね。
まぁこのぐらいの時間帯って空いているんだけど、その人、座ったと思ったら大きなバッグの中からきんちゃく袋取り出して次々にその中にあった物を食べだした。

おまんじゅうみたいなのが二つ。
次はお煎餅。　袋のままパリパリ割って小さくしたものを口に入れてる。
絶対、お茶飲むやろな？って思ってたらやっぱり飲んだ（笑）

ああ、この人、何年か前の私と同じで、一人でご飯食べられない人なんだろうな、って思いながら見てた。
大きな買い物袋も下げていたんで、どこかで買い物して家に帰るのか、はたまた・・・娘さんのところにでも行くのか？
でもお昼になったしお腹すいたんだろうね。

今の私ならそんな時間に移動しなきゃいけないなら、どこかでお昼食べていこ！って思って実行する人だけど。

でも、本当に数年前の私は一人でお店に入って何か食べる、っていうのができなかった。
だから、例えばデパートに行くにしても開店早々に入ってお昼までには買い物すませてとっとと帰るか、そうでなかったらお昼ご飯食べてから出かけるか、という選択しかなくって、朝から出かけて外食してまた続きを・・・ってのは出来なかった。

多分、映画でも朝一上映でお昼までかかっても空きっ腹で機嫌悪くなりながら帰るのがオチだったけど、今だとお腹すいたし何か食べて落ち着いてから帰ろう！というのができるから、大袈裟だけど、すごく自由になったと感じてる。

第一遠出ができるね（笑）
大阪だって神戸だって・・・名古屋だって！！・・・一人で行って餓え死にもしないで帰って来られる。
あまり敷居の高いお店は別として、お昼ぐらいならひとりでどこなと入ってご飯が食べられるっていうのができるようになってほんとに良かった、って思ってる。