カマ鉄オモシー組合

写真を撮ってさえいれば幸せ。

ありがとう、和歌山

2011-08-26 20:27:54 | 機関車
いよいよ明日、家族が1ヶ月余りお世話になった、和歌山市のエス・ティー・ワールドレジデンスを去る。被災者の受入れをしてくれるということで、福島からこの地までやってきたわけだが、短い間ではあったが、子どもたちにとってはたくさんのいい思い出ができたようだ。また、和歌山という場所を、家族一同がとても気に入った。転勤もない会社勤めの私にとって、ほかの土地で暮らすことはまずないのだが、ここは気候もよく、食べものもおいしく、街には歴史ある場所や魅力的な店など、生活する場として申し分ないところであった。

今日は部屋の片付けと掃除をし、夕方から和歌浦の海を眺めにドライブした。帰りに最後の夜ということで、和歌山に来たときから、ずっとカミさんが気にしていた「petit a petit」という手作りケーキの店に立ち寄り、シュークリームとロールケーキを買う。福島から来て、明日帰る旨を告げたところ、思わぬプレゼントまでいただく。もちろんケーキの味も、期待を裏切ることなし。甘さ控えめの生クリームはとてもおいしく、後味もとてもよかった。

同じ「自主避難」という立場で、この場所で知り合った皆さんともお別れである。いろいろお世話になりました。


福島市に戻れば、まだまだ除染が進んでおらず、毎日の放射線量を気にしながらの生活になる。子どもたちは外での遊びも制限され、和歌山での生活からまた一変してしまう。子どもたちのことを思えば、ここで生活することができたらどれだけいいかと思わずにはいられない。


まもなく夏休みも終わる。一つの区切りとして今回は福島に戻る。


次はいつ和歌山に来るのだろうか。そしてどんなカタチで来ることになるのだろうか。



初秋の空




エス・ティ・ワールドのみなさん、本当にありがとうございました。またお会いしましょう。


そして、ありがとう和歌山。





おもでん、たまでん、いちごでんの並び








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1 コメント

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さらば和歌山! (ヨルダン)
2011-08-27 20:27:25
本意ではない住みか、でも住めば都。
転勤でもない限り全く違う土地に暮らすことはないのが常。いい経験だったね。
関西弁はなれたかな?
住んでみないとわからないが、文化、習慣になれればいいのかな?
御苦労様でした。
また福島での生活頑張って下さい。
ご家族全員気をつけて帰ってね。
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