カマ鉄オモシー組合

写真を撮ってさえいれば幸せ。

3.11から8年目の浪江町

2019-03-10 00:00:00 | ブログ
東日本大震災から丸8年。


あの出来事はいったい何だったのだろう。


今でも当時を思い出すと、なぜか涙が出る。




毎年この時期に、海沿いの様子を確かめに行っているが、


今年は浪江町の様子を見てきた。


たまたま3月8日夜に、


NHKが震災直後と2019年のそれぞれの浪江町の様子を


2画面ドキュメントとして放送していた。


まさに私が見てきたもの、そのままだった。







2019年2月26日
常磐線 浪江駅





本線上に通路が横切る






仙台方





仙台方





現在使用中の3番線




仙台方面はすでに列車の運転が再開されている。









東京方



新しいレールも引かれ、


いつでも運転再開ができるような印象。


JR東日本 水戸支社によれば、


今年12月ごろから試運転を開始予定とのこと。





東京方







浪江駅構内の空間線量計


この日は 0.288μSV/h でした。

以前と比べれば、もう全然低いと思った。








2019年3月現在、


仙台方面に11本の普通列車が発着している。







一方、東京方のいわき方面には、


富岡駅までの間に、


1日5往復の代行バスが運転されている。






津波の被害を受けた、


浪江町の請戸小学校(休校)にも寄ってみた。








 
請戸小学校の校舎は、東日本大震災を後世に伝える


震災遺構としての保存が検討されている。






請戸小学校では、地震の発生時に


午前中に下校した1年生を除き


2年生から6年生まで、


77名の児童が残っていた。


しかし、迅速な判断で避難を開始し、


津波で亡くなった児童はいなかった。


上の写真の画面中央右に見える小高い山が、


子どもたちが避難した大平山(おおひらやま)です。



















津波が襲った時刻で止まったままの時計





子どもたちが避難した、大平山から見た風景。


画面右奥の山の陰には


福島第一原発がすぐそこに見える。




震災前には、全く違う光景があったに違いない。







請戸漁港




漁港も再開され、船が停泊していた。



山間の地区を除き、


浪江町の避難指示は解除されている。




ようやくガレキの撤去が済んで、


これから復興が始まっていくのだと、


この風景を見ながら思いました。





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