カマ鉄オモシー組合

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板谷峠のトンネル化について思うこと

2022-12-20 18:00:00 | 機関車
板谷峠で奥羽山脈を越えるため、
 
冬季は雪害による運休もしばしば起きる。
 
過去には始発の上り列車が大雪のため立往生し、
 
救援を待つ間、乗客が一晩中車内に閉じ込められ、
 
翌未明に福島駅に到着した、ということもあった。
 
その際、板谷駅で臨時停車し、
 
乗客のために地元の方々がおにぎりを作って
 
ふるまったというエピソードもあるらしい。
 
いま山形県では、
 
板谷峠をぶち抜くトンネルを建設し、
 
“ミニ新幹線”ではなく、
 
フル規格にすることを求めているそうだが、
 
実現性の有無は別として、
 
確かにトンネル化されれば
 
雪害も獣害も減るに違いない。
 
でも人口流出、人口減少に歯止めをかけるために、
 
新幹線を整備するという発想もあるようで、
 
それ、ホントに効果があるの?
 
日本全体で見れば、
 
フル規格であろうとなかろうと
 
あまり関係ないように思うけどなぁ。
 
むしろ、歴史的な価値のある
 
スイッチバック遺構や峠の力餅など、
 
ここにしかない価値を生かした方が、
 
ずっと良いと思うのだが…、違うかなぁ。
 
 
 
 
2022年12月17日
奥羽本線 板谷駅
 
 

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