なるへそブログ

日々の暮らしの中で気づいた新しい発見「なるへそ~」と思った出来事を書き綴ります

抽選で決まる国立大学附属小学校のお受験

2013-11-30 07:10:36 | 教育
今の職場では、子どもを私立や国立の小中学校に通わせている方が多くいます。高校までずっと公立校に通っていた僕としてはイマイチこの風潮になじまないのですが、最近おもしろいことを知りました

国立大学附属の小学校では、抽選で合否が決まるというのです

そんなバカなことあるかー!、と思い、試しに地元にある横浜国立大学附属小学校の募集要項を調べてみました。すると、確かに3次試験が「抽選」となっているのです

入試に抽選があることだけでも驚きですが、タイミングが3次試験ときています。そこまで勝ち残ってきたのに、最後を“運”に委ねるのは、少々酷な気もします

ただ、これにはちゃんとした理由もあるようです

まず第一に、国立大学附属の小学校はあくまでも教育研究機関として位置づけられています。教育実習の大学生を育成する目的もあります。国が広く全般的な教育方法を追求する機関ですから、日本で暮らす様々なタイプ・背景の子どもを教育対象としています。これなら選考過程に抽選があるのも分かる気がします。学校の理念があって、それに合致する生徒を入学させる私立学校と違うのはこの点です

そして第二が公平性の確保です。私立のように特待生やコネなどの入学は許されません。人気の高い国立大附属小学校の入試が公正に行われている1つのアピールとして、抽選が導入されているそうなのです

なるへそ!国が運営していた学校の存在意義に由来していたわけですね。こんな理由なら納得しました

でも最後にもう1つ疑問が。。
だったら最初から抽選一本にしてしまっては良いのでは、、?という疑問です

これには、家庭で教えられる最低限度の生活習慣やらコミュニケーション力をチェックする目的があるそうです。とは言ってもそのレベルはなかなか高く、行動観察や運動テスト、ペーパー試験などがあるとの事。どんな問題が出るのか良くわかりませんが、何らかの準備は必要っぽいです

そんなわけで、いくら試験の成績が良くても最後の抽選で全てが決まる国立大附属小学校のお受験。しかしながら、人気は高く、例年多くの子どもが挑戦しているようです

生後2ヶ月の我が子は、果たしてこれからどんな人生を歩んでいくのでしょうか。正直、小さい頃からお受験戦争には巻き込みたくないです。でも子どもの教育環境はきちんと整備してあげなきゃいけないな、とも思っています