本日は、人気のデザートの一皿をご紹介します。
赤いフルーツのミルフィーユ バルサミコ酢風味です。
春のこの時期には、苺やフランボワーズ(木苺)等の赤いフルーツを使ったミルフィーユがグリンツィングの定番になっています。
今回は少しアレンジして、バルサミコ酢のソースを合わせてみました。
イタリア料理で苺とバルサミコ酢を合わせる食べ方があるので、そこから発想しています。
バルサミコ酢のインパクトのある酸味と香りが、苺ととても相性が良く、甘いミルフィーユにアクセントが付いて美味しいです。
お菓子屋さんでもミルフィーユを買って食べる事が出来ますが、レストランのミルフィーユはお客様の注文が入ってから作りますので、よりサクサクのパイと滑らかなクリーム、フレッシュなフルーツの組み合わせを味わっていただけると思います。
何と言っても、出来立ての瞬間が一番美味しいデザートです。
肝心の折り込みパイは、香ばしさが大切ですのでしっかりと中まで火を通しますが、ほとんど潰さずに焼くために通常のミルフィーユの物よりも軽く仕上がります。
挟んでいるクリームも、カスタードクリームとホイップクリームを合わせてより軽くしています。
ミルフィーユはお菓子屋さんでもレストランでも一般的で、よく見かけますし食べる事も出来ますので、お客様に美味しさの違いが分かりやすいと思います。
ですので、より一つ一つのパーツの完成度と、美味しい組み合わせのバランスに気を付けています。
ミルフィーユは子供から大人まで、女性だけでなく男性にも、沢山の方が大好きなデザートです。
もちろん自分も大好きです。
難しいことは考えずに、ただ素直に美味しいと喜んでもらえる事が出来れば・・・
料理人にとってそれがすべての様な気がします。