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東京グリンツィング シェフブログ

フレンチレストランのシェフが紹介する季節の料理と食材

赤いフルーツのミルフィーユ バルサミコ酢風味

2007年03月25日 | デザート

本日は、人気のデザートの一皿をご紹介します。

赤いフルーツのミルフィーユ バルサミコ酢風味です。

春のこの時期には、苺やフランボワーズ(木苺)等の赤いフルーツを使ったミルフィーユがグリンツィングの定番になっています。

今回は少しアレンジして、バルサミコ酢のソースを合わせてみました。

イタリア料理で苺とバルサミコ酢を合わせる食べ方があるので、そこから発想しています。

バルサミコ酢のインパクトのある酸味と香りが、苺ととても相性が良く、甘いミルフィーユにアクセントが付いて美味しいです。

お菓子屋さんでもミルフィーユを買って食べる事が出来ますが、レストランのミルフィーユはお客様の注文が入ってから作りますので、よりサクサクのパイと滑らかなクリーム、フレッシュなフルーツの組み合わせを味わっていただけると思います。

何と言っても、出来立ての瞬間が一番美味しいデザートです。

肝心の折り込みパイは、香ばしさが大切ですのでしっかりと中まで火を通しますが、ほとんど潰さずに焼くために通常のミルフィーユの物よりも軽く仕上がります。

挟んでいるクリームも、カスタードクリームとホイップクリームを合わせてより軽くしています。

ミルフィーユはお菓子屋さんでもレストランでも一般的で、よく見かけますし食べる事も出来ますので、お客様に美味しさの違いが分かりやすいと思います。

ですので、より一つ一つのパーツの完成度と、美味しい組み合わせのバランスに気を付けています。

ミルフィーユは子供から大人まで、女性だけでなく男性にも、沢山の方が大好きなデザートです。

もちろん自分も大好きです。

難しいことは考えずに、ただ素直に美味しいと喜んでもらえる事が出来れば・・・

料理人にとってそれがすべての様な気がします。


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