本日は、夏にピッタリのデザートをご紹介します。
パイナップルのラビオリ仕立て ココナッツのアイスクリーム添えです。
イメージ的には、カクテルのピニャ・コラーダをデザートにアレンジしてみました。
南国のフルーツのパイナップルとマンゴー、パッションフルーツにココナッツの組み合わせは、いかにも夏らしいと思います。
ラビオリ仕立てにしたのは、フランス修行時代に作っていたデザートからのアイデアです。
そのラビオリの中身ですが、バニラ風味のカスタードクリームにグラニュー糖とバターで一緒にソテーしたパイナップルを混ぜて、ラム酒で香りを付けた物です。
パイナップルは、バニラやシナモン、クローブなどのスパイスとぺルノー酒風味のシロップでコンポートにして薄くスライスしています。
ソースは、パッションフルーツとマンゴーのピューレにグラニュー糖で甘さを調節してパッションフルーツの種を加えています。
そして、白ワインのゼリーとココナッツのアイスクリームを添えています。
見た目にはシンプルですが、この一皿の中にはバニラやシナモン、クローブ、ラム酒、白ワイン、ぺルノー酒、パイナップル、パッションフルーツ、マンゴー、ココナッツ、ミントと、とても沢山の香りと味で構成されています。
素材そのままの風味を、ストレートに味わう料理も美味しいですが、この様に沢山の個性が集まった料理も、色々な味や香りが口の中で混ざり合い、シンプルとは違う美味しさを感じる事が出来て、楽しいと思います。
料理には、色んなスタイルや美味しさが有りますが、今に満足することなく自分らしい味を研究していきたいです。