「あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」
ルカによる福音書23.43
この記事にイエス様と共に十字架にかけられた二人の罪人がでてきます。
私はかつて謙虚な態度を取った罪人の側にいるのだと思い込んでいました。
どのような苦しみに会おうとその罪人のようにイエス様に申し上げれば、天国に入れて頂けるのだと思っていたのです。
しかし、そう思っている間はイエス様の救いが自分にとって大した意味を感じられずにいました。
しかし、自分が問題の中におかれ神様にその解決を祈っているときに、自分の心の中に、
「この問題から自分を救ってみよ、救えぬなら何が神か」と主をののしる思いがあることを示されました。
自分は謙虚な人間と言いながらその実、身勝手な罪人と全く同じだったのです。
自分の高慢さと愚かさに失望すると同時に、こんな者さえ赦されたという喜びが心にあふれ涙が止まりませんでした。
イエス様の救いはすべての人に平等に与えられています。
しかしその救いが他ならぬ自分のために備えられたものであると謙虚に受け入れなければ、その恵みを真に味わうことができないのです。
もし、自分に失望するようなことがあればその時がイエス様の救いを体感するチャンスです。
その失望は必ず希望と喜びに変わります。(正野)
