真空管アンプの自作日記

しばらく中断していたアンプ作りを、また始めようかと思っています。
備忘録を兼ねてます。

出力管差し替えアンプ回路案

2019-11-02 14:39:03 | 差し替えPP
前回報告したアイディアを少し具体的にするべく手元にある、多極出力管を差し替えて遊べるPPアンプの回路案を考えました。
以下ご笑覧ください。

たぶん見た目は大型アンプと言えるような外観になりますが、出力はせいぜい10W程度しか取れません。
そして、最大出力に要する入力は、負帰還もかけないのに2Vrms近く(多分1.8Vrms前後)と、鈍い入力感度のアンプとなります。
そして結構大食漢で・・・・ネガティブなことを言ったらきりがないようなアンプなのですが、これでいこうかと思います。

ということで、ちょっとその言い訳を・・・
出力については、我が家で使用するわけですから、これで十分実用になると思っています。
入力感度については、ソースが、CDプレーヤーのみで6dBのゲインを持つラインアンプを使用するのでOK。
むしろ小音量で使うことがほとんどの我が家の場合、かえって使いやすい。・・・なんて思っています。
大食漢であることについては、地球環境を考えると申し訳ないとしか言いようがないのですが・・・
このように、言い訳ばかりで、褒められるようなアンプではないのですが、所詮、お遊び趣味でやっていることですから、大目に見てください。


ちょっとだけ、回路についていえば、出力管は、各管独立の定電流回路を設けていますので、類似のピンコネクションを持つ出力管(6550、KT88、EL34、6L&GC・・・)を簡単に差し替えて遊ぶことができます。
死蔵しかかっている手持ちの球の音を聞いてみたいという単純な欲求を実現するべく、こんな回路にしました。
うるさいことをいわなければペアー管でなくてもOKですし、重たいアンプをひっくり返して、ポテンショメーターを回して、バイアスを調整して・・・DCバランスをとるなんて面倒なことはしなくて済みます。遊ぶためには、簡単で楽であることも重要なことかなと思っています。
また、負帰還は、かけません、というよりかけられません。
というのも、6550Aを使用する場合を想定してグリッド抵抗を、ある程度低くしたかったので、ローμ管を初段、ドライバー段に使った3段構成のアンプにするのが普通かと思ったのですが、シンプルさに欠けるので、面倒だなぁなんて思い始め、2段構成のアンプで強引に進めることに。それで手持ちの球の中からμが比較的大きくRpの低い球ということでE92CCを使うことにしたわけです。
ですが、これであっても明らかにゲイン不足で、負帰還など全くかける余地がありません。


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