サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

宝塚三昧~星組

2009年07月18日 | 宝塚・エンタメ


宝塚の舞台を観るものにとって、寂しいのは自分が好きだった生徒が
退団した後の公演をみて、その人がその舞台にもう二度と立たないことを
知ることかな?と、思う。

今朝は、この4月に星組のトップで退団した安蘭 けいがテレビに出ていたので、
思わずチェック。
彼女らしい、気さくさがあったように思う。
ちょっと、笑ったのは、保津川下りの船頭さんと交代して船を
漕いでいる姿が格好よくて、あ~~男役だなぁ~と感じたこと。
まあ、十数年男役でやって来て、辞めて2~3ヶ月で女になれないとは
思うけれどね。(笑)


で、お昼からは現在宝塚で公演中の星組の「太王四神記 Ⅱ」を観劇。

今月の初め、観劇のお仲間から星組の新しいトップのお披露目なのに、
客入りが少ないと聞かされてちょっと、気になったのだ。(笑)

公演のチケットが発売された時は、繁忙期と公演日が重なるから
行けないなというのと、新しくトップになった彼女のダンス特にバレエが好きなので、
1本物のお芝居(モチロン宝塚だから、フィナーレとパレードはあるけど)に、
食指が動かなかったのだ。

でも、観に行って良かった。
トップになった彼女は、下級生の時から観ているけれど、とにかくダンスが飛びぬけているし
容姿も目立つ・・・でも、歌が・・・ちょっと・・・だったのだけど、
三拍子揃っているトップなんていないので、まあ、これだけ踊れて容姿があれば
いいかな~~と、思っていたのも事実なんだけど、去年の「スカーレット・
ピンパーネル」で彼女が見せてくれたものは変化していて、この変化は
嬉しい予感でもあったのだった。

今日は、不安定な部分がなくて、反対に安心して聞けるなぁ~と、思ったくらいだ。
ものすごく、努力したんだろうけれど、何かが上手くなっているのを観ると、
もう、ファンというより、母の心境だ。(笑)

でも、フィナーレやパレードだけじゃ満足できないから、今度はしっかり、
レビューをやってダンスを見せてほしい。
できれば、バレエっぽいのを・・・・。

今日の収穫は、3番手になったスターの悪役っぷり。
芝居上手と評判は、以前から高かったけれど、今日はそのことを改めて実感して、
再認識させてくれた。
彼女が、いいスパイスになっているので、この組はいいほうに行くんじゃないか?
と、楽観的な私。