中小企業診断士 福田 徹 ブログ

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続・内部から変えること~武蔵川理事長の発言から

2010年02月10日 | 福田徹の人・組織

 「企業を元気にして日本の明るい未来をつくりたい」

 皆様、おはようございます。中小企業診断士の福田徹です。


 「ファンの声を聞き、風通しのいい協会にする」

 これは相撲協会理事長の発言です。

 私は、この発言に違和感を覚えます。


 今の相撲協会にとっては、ファンやマスコミを気にすることよりも、大相撲興行や巡業の収益を将来にわたり維持して行くために何が必要なのかを考えていくことの方が重要ではないでしょうか。



 「ファンの声を聞く」「風通しを良くする」と言っているのは、連日マスコミが騒ぎ立て、果ては大手新聞の社説までがそうしろと唱えているからでしょうか。


 大相撲はファンがお金を払って支えているものですから、ファンの声を無視することはできません。

 だから、ファンの声を聞くと言うこと自体は良いと思います。

 でも、理事長の発言には「ファンの声」には逆らえないので「風通しを良くする」というニュアンスがあるように思うのです。

 つまり、「外圧があったから、それに対応してあらためる」という姿勢であるように思うのです。

 私は、主体的ではないこの姿勢に違和感を感じました。


 ところで、今の相撲協会にとってもっとも重要なことは自らの経営基盤の安定と発展であるはずです。

 だから、協会に関わる人々には、「大相撲の人気低迷に関して、大相撲ビジネスの構成員それぞれが危機感を持つこと」が必要だと私は思います。
 
 
 それに比べれば、(極論を言えば)「ファンの声」は二の次で良いのです。経営基盤の安定と発展のために必要であるならば「ファンの声」を取り入れればいいのです。

 ましてや、マスコミや横審委員を気にすることには、ほとんど意味がないはずです。


※毎日JP
毎日新聞2月2日社説

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