安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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特別な政党

2022-07-08 00:45:02 | 政治
政策を見て政党を判断するのはごく一般的ですが、政策のもう一つ奥にあるものを見て政党を判断できる人は少ないのかもしれません
私は最近、ハンナ・アーレントの「全体主義の起源」を、時間を見つけては読んでいるのですが、なぜこれを読むのかと言うと
政治の奥にある、「政治に必要な考え方の筋」を学びたいと思っているからです

全体主義と聞くと専制政治を思い浮かべるかもしれません、しかし全体主義と専制政治とは同じものではありません
実は、民主主義国家であっても全体主義になりえる、というのが全体主義の恐ろしいところなのです
コロナ禍における日本の政治は、実はかなり全体主義に近づいていました
そして今も、いつ日本が全体主義に陥ってもおかしくない状態なのです

例えば、参政党さんなどはコロナワクチンに反対しています
同じく幸福実現党も反対しているわけですが、その反対の理由が、参政党と幸福実現党で少しニュアンスが違うのをご存じでしょうか?
参政党さんは現実、「コロナワクチンは国民の健康を害する恐れがある」、という事で反対していると思います
幸福実現党も確かにそうではあるのですが、実はもう一つ大きな理由があります
それは、幸福実現党の場合、「全体主義につながる危険性のある政府の施策には反対」という立場なのです

もう一つ言うと、多分、一番の保守と言われる参政党さんも新党くにもりさんも、バラマキに反対はしていないと思います
基本、保守と言われる政党において、幸福実現党”だけ”がバラマキに反対しています
それは、国民が独立(インディペンデント)していない国では、国民が政府に飼いならされやすく、全体主義に陥りやすいからです
よく分からないかもしれませんが、依存心が強く「政府に何とかして欲しい」と考える国民が多いほど、全体主義になりやすいのです

保守と言われる他のどの政党にも、これらの観点はないものだと思います
つまり、幸福実現党の考え方の筋は、「全体主義に反対し、国民の自由を守ること」
これなんです

昨年あたりから、日本にはワクチン全体主義が蔓延していました
巷では「ワクチンを打たない人は感染を広げている人殺し」のような言説がはびこり、同調圧力がものすごくありました
実は、全体主義を流行らせるには、国民に恐怖心を植え付けるのが一番の方法なのです
ワクチン全体主義とは、いわばマスコミによって恐怖心を煽られた国民が作り出した「空気」なのです
全体主義とは、恐怖心によって醸造される「空気」のようなもので、この空気に乗じて、政府が国民の自由を縛るのです

同じように国民の空気に乗じて、ナチスがユダヤ人を逮捕監禁し、アウシュビッツへと送ったのです
ユダヤ人を強制収容所へと送ったのは、ほかならぬドイツ国民です
彼らは「密告」という制度が「良い事」という雰囲気の中、ユダヤ人たちの住居を警察へ報告していたのです
日本でもありましたね、「コロナ禍で店を開けている」と言う密告がね。。。
結局、コロナ禍で頑張っているお店が、「非常識」と言われ、行政指導によって店を閉めざるを得なくなりました
ウクライナ問題だって、下手をすれば「ロシアの肩を持つなんて、国際正義に反する」なんて、空気によって迫害されかねません
実際聞いている話では、ロシア人女性が動画サイトなどでひどい書き込みをされたりもしているようです
こういう空気による同調圧力。。。日本人はもう少し全体主義について勉強する必要があると思います

そして今後、例えば財政拡大派が強くなったとして、「財政拡大に反対する人間は非国民だ」とでも言いますかね?
この「財政拡大こそ正しい」という同調圧力は、もう止めようがないですよ
「財政拡大全体主義」でしょうかね。。。彼らは当然違うというでしょうが、結局、財政拡大してバラマキが続けば
国民からは「もっと財政拡大してお金を配れ」、という大合唱にはなるでしょうね
ヒトラーはね、民主主義的に選挙で選ばれて、ポピュリズム、つまり、国民受けの良いことをたくさん公約に掲げていました
ドイツ国民はね、政府に依存する傾向が強かったわけです。。。だから、もともと嫌悪感を持っていたユダヤ人の迫害に手を貸した

ドイツ国民の心の中には、おそらくユダヤ人に対する深い心の傷と後悔の念があると私は思っていますが
ドイツ国民がやらなくちゃならないのは、後悔じゃなくて、本当は「反省」なんです
反省というのは単に謝ることじゃない、反省とは、間違いの原因を突き止めて、それを修正することです
日本もこのままでいけば、政府の権限が肥大化し、国民の自由がどんどん奪われていくと思います

多分、多くの保守政党が、「幸福実現党は異色だ」と思っていると思います
おそらく、その考え方の違いが分からないんでしょう
でも、今後も私は、こうした幸福実現党の理念や考え方の筋をご紹介し、日本に真の民主主義を広げていく一助になりたいと思います
及川幸久さん、釈量子さん、幸福実現党を心から応援しています
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