バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

メンタルとフィジカル…2014

2014-04-28 06:37:42 | やっぱりミニバス!
平成26年4月28日 月曜日
 
「メンタルとフィジカル…2014」


「メンタル」とは、「精神に関するさま、心理的」という意味です。

特に、「ファンダメンタル」という言葉がありますが、

これは、そもそも経済用語で、「ファンド&メンタル」からきており、経済に関する「基礎的事項」という意味です。

バスケットボールでの、「ファンダメンタル」とは、プレーの基礎となる必要な技術で、「シュート・ドリブル・パス」の基本的な技術を言います。

しかし、「ファンダメンタル」のそもそもの用語の意味から考えてみると、

「基礎的事項」の基本となるものは、「メンタル」、つまり、「精神に関するさま」、

もっと言えば、「心の有り様」を言うのだと思います。

ですから、まず、その本人の「心」が、技術を身につけるために「前向き」な状態にあることが大事なのでしょう。


一方、「フィジカル」とは、「肉体的なさま。身体的。」という意味です。

これは、スポーツにおいては、肉体的な強さを言い、いわゆる、スポーツに必要な「筋力・持久力・俊敏性・跳躍力」などの視覚的に目に見える基礎的身体能力だと思います。

確かに、「フィジカル」は必要です。

この基礎的な身体能力を身につければ、技術力は向上するでしょう。

しかし、本番の試合という場面で、その「フィジカル」に基づいた、「技術力」が100%発揮できるかどうかは、すべて、本人の、そしてチーム全体の「心の状態」によって左右されると思います。

試合開始前の「メンタル」面における、「集中」と「ゲーム・イメージ」は大切です。

まず、弱気になろうとする自分の「心」との闘いから始まるのです。

「弱気にならない自分」と「弱気になろうとする自分」の葛藤に勝ち、

「心の有り様」をしっかり持つための、強い「メンタル」が必要です。

試合が始まった後は、相手チームとの勝負になりますが、

相手に押されている試合展開になったときに、相手の圧倒的強さなのか、それとも、自分達が普段通りに出来ていない、動けていないからなのか、はっきり自覚する必要があります。

重要なのは、このときのベンチ・ワークでしょう。

コーチは選手達に、チームとして出来ていない状況と、

相手に如何に対処すべきか、自分達はどう動くべきか指示をするでしょう。

そして、最後に、「あきらめるな、まだ行ける。集中して、全力!」と言って選手達を再びコートに送り出すのです。

あとは、選手達自身の「心の有り様」です。

普段の練習通りやれば、できれば、「いける! いくぞ!」という思いを強く持ち、

チーム・リーダーが声を出すことです。

ここで、誰からもその声が出ないチームは、チーム・メンタルが無いのです。

これは選手達自身の自覚の問題であり、コーチの問題ではないのです。

だからといって、そのままにしておくことは、コーチとしての責任を果たしていないことも事実なのです。

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