バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

やる気…2013

2013-08-26 06:43:23 | やっぱりミニバス!
平成25年8月26日 月曜日
 
「やる気…2013」


「やる気がある」、「やる気がない」というのは、コーチの指導の仕方で変わってくるのではないでしょうか?

バスケに対して積極的になれる、なれないという気持ちというのは、

特にミニバスでは、その子供達によって、開花する時期に個人差があります。

1年生から、6年生までの子供達は、いつでも、その「やる気」が開花する可能性を皆持っています。

コーチはその可能性を信じて、子供達を見守り、等しく指導していくべきだと思います。

コーチの早い判断で、子供が、「自分はバスケがみんなよりも、下手だから…、上手くなれないから、辞める。」という気持ちにさせてはならないと思います。

その子供が、自分と他を比べるからそのような気持ちになるのです。

「昨日の自分より、今日の自分が上手くなろう!」という想いに導くことが大事だと思います。

その気持ちで、自分に挑戦し続ければ、自分は向上していくのです。

やがて、その子は、他の子供達と、かけがえのないバスケ仲間になっていくのです。

だから「やる気」というのは、1年生から、6年生のうちで…いつ開花するかわからないものですから、長い目で見て、判断すべきだと思います。

コーチの早急な判断で、将来、「やる気を持つ」可能性のある子供達に、「やる気を失わせる」判断や言動をしてはならないし、

コーチ自身が、その子と他の子を比べる蔑視をしてはならないのです。

そして、その過ちをコーチは犯してはならないのです。

どんな子供達も、自分がヘタだとは思っていません。

コーチや、仲間の接し方で、そう思い込んでしまうのです。

それはコーチの責任です。

子供達はみな…自分自身が主人公です。

自分もみなと一緒に上手くなりたいのです。

そして、子供達が皆で、仲間で、チームで、上手くなろうという気持ちになれば、

子供達にとって、バスケはもっと楽しくなると思います。


ある年の6年生のお別れ会でのことです。

恒例の5年生と6年生の男子の試合がありました。

6年生が、最後の最後まで、ある一人の仲間にシュートをさせ、決めさせようとして、その子にパスを集め続けました。

そして、タイムアップぎりぎりに、その子は見事にシュートを決めました。

私は、その審判をやっていましたが、

彼等の仲間を思うプレーを間近にみて、涙がにじむほど感動させられました。

小学校6年生達です。

私は、それ以来…ああいう子供達のような心を育むことが、ミニバスを通じて教えることなのだと、肝に銘じるようになったのです。

ですから…合い言葉は、「全力! 集中! 仲間のために!」なのです。

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