平成24年5月23日 水曜日
「バーンアウト~燃え尽き症候群…2012」
『バーンアウト』…別名、燃え尽き症候群。
これは精神的にも、肉体的にも疲労が重なり、耐え切れない状態に陥り、
その競技からリタイアしてしまうことを言います。
バーンアウトによる選手に対する「戦力外通告」は、
選手自身を燃え尽き症候群の状態に陥らせた…指導側の責任も大きいのです。
バーンアウトの状態とは、選手が…
『バスケを続けるのはなぜ?
その目的はなに?
なんのためにバスケを行っているのか?
別にバスケである必要はないのでは?』
…という疑問を抱え、悩みに追い込まれた状態です。
それは、自分の親や、
学校、コーチなどの自分以外からの…
自分に対する過ぎた、『勝つためのプレーヤーになる』という欲求に応えるプレッシャーが考えられます。
自分のためではなく、『その欲求に応えなければならない』との想いが心を占めています。
そんな状態でバスケをしても、楽しくもないし、追い込まれていき、バーンアウトするのでしょう。
さてコーチは、勝利に貢献する選手や、
勝利するチームを造ることを目的とするのは当然でしょう。
勝利を追求する過程で得られる成長は、意義あることですし、
それに結果が伴えば、さらに選手とチームは向上していくでしょう。
しかし、それが続くと、単なる勝利至上主義になり、
『なぜ出来ない!』という叱責ばかりが目立ち、
勝利という絶対的価値のために、常に追い込んだトレーニングになっていきます。
コーチの役割は…チームを勝利に導くことだけではなく、
選手を楽しませること、『こうすれば出来る』という過程を創造し、忍耐強く指導すること…
それによって、出来ることを体験した選手は、技術的な一歩より、精神的な成長が大きいと思います。
ですから、選手のフィジカル面だけでなく、メンタル面での成長を助けることでしょう。
試合に負けたときにこそ、コーチが選手達に語る言葉が、次に進むための貴重なものになると思います。
勝利するために、全力を出し切って負けたのならば、
もしくは、全力を出し切れずに負けたとしても…
勝利しなかったことに、選手達を叱ることは誤りでしょう。
それだけの勝利にこだわる選手や、チームならば、
負けた悔しさを一番に感じているのは、プレーした選手達自身なのです。
コーチも悔しい思いは同じでしょうが…
コーチ以上に選手達は悔しいのです。
茫然とするほど悔しいのです。
そのときに、コーチは、その悔しさを認めて飲み込んで、
選手達を、それをバネにして次に向かわせなければいけないのです。
ゲームスタッツの分析などは、二の次でよいのです。
特に、指導にあたっては、選手達のフィジカル面では…
●スポーツ技術を学び
●コンディショニングを考え
●怪我を避けて
●健康維持管理を指導する
メンタル面では…
●選手自身が勝利のためではなく
●勝利することを、あきらめない気持ちを育てること
●自分達はできる!という自信を持たせること
●スポーツ・一辺倒ではない社会性を学ばせること
そして、スポーツの楽しさを常に頭に置いて指導することだと思います。
たかがバスケ、されどバスケ…バスケというスポーツを通じて、
多くの価値観を学ばせることがコーチの役割だと思うのです。
「バーンアウト~燃え尽き症候群…2012」
『バーンアウト』…別名、燃え尽き症候群。
これは精神的にも、肉体的にも疲労が重なり、耐え切れない状態に陥り、
その競技からリタイアしてしまうことを言います。
バーンアウトによる選手に対する「戦力外通告」は、
選手自身を燃え尽き症候群の状態に陥らせた…指導側の責任も大きいのです。
バーンアウトの状態とは、選手が…
『バスケを続けるのはなぜ?
その目的はなに?
なんのためにバスケを行っているのか?
別にバスケである必要はないのでは?』
…という疑問を抱え、悩みに追い込まれた状態です。
それは、自分の親や、
学校、コーチなどの自分以外からの…
自分に対する過ぎた、『勝つためのプレーヤーになる』という欲求に応えるプレッシャーが考えられます。
自分のためではなく、『その欲求に応えなければならない』との想いが心を占めています。
そんな状態でバスケをしても、楽しくもないし、追い込まれていき、バーンアウトするのでしょう。
さてコーチは、勝利に貢献する選手や、
勝利するチームを造ることを目的とするのは当然でしょう。
勝利を追求する過程で得られる成長は、意義あることですし、
それに結果が伴えば、さらに選手とチームは向上していくでしょう。
しかし、それが続くと、単なる勝利至上主義になり、
『なぜ出来ない!』という叱責ばかりが目立ち、
勝利という絶対的価値のために、常に追い込んだトレーニングになっていきます。
コーチの役割は…チームを勝利に導くことだけではなく、
選手を楽しませること、『こうすれば出来る』という過程を創造し、忍耐強く指導すること…
それによって、出来ることを体験した選手は、技術的な一歩より、精神的な成長が大きいと思います。
ですから、選手のフィジカル面だけでなく、メンタル面での成長を助けることでしょう。
試合に負けたときにこそ、コーチが選手達に語る言葉が、次に進むための貴重なものになると思います。
勝利するために、全力を出し切って負けたのならば、
もしくは、全力を出し切れずに負けたとしても…
勝利しなかったことに、選手達を叱ることは誤りでしょう。
それだけの勝利にこだわる選手や、チームならば、
負けた悔しさを一番に感じているのは、プレーした選手達自身なのです。
コーチも悔しい思いは同じでしょうが…
コーチ以上に選手達は悔しいのです。
茫然とするほど悔しいのです。
そのときに、コーチは、その悔しさを認めて飲み込んで、
選手達を、それをバネにして次に向かわせなければいけないのです。
ゲームスタッツの分析などは、二の次でよいのです。
特に、指導にあたっては、選手達のフィジカル面では…
●スポーツ技術を学び
●コンディショニングを考え
●怪我を避けて
●健康維持管理を指導する
メンタル面では…
●選手自身が勝利のためではなく
●勝利することを、あきらめない気持ちを育てること
●自分達はできる!という自信を持たせること
●スポーツ・一辺倒ではない社会性を学ばせること
そして、スポーツの楽しさを常に頭に置いて指導することだと思います。
たかがバスケ、されどバスケ…バスケというスポーツを通じて、
多くの価値観を学ばせることがコーチの役割だと思うのです。