バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

責任…ある日の練習風景から

2012-02-27 05:22:03 | やっぱりミニバス!
平成24年2月27日 月曜日
 
「責任…ある日の練習風景から」


今の5年生と4年生のことではありませんが…


さて、数年前の、ある日のミニバスの練習風景からです。

その日は、小5男子と小4男子の合同練習でした。

デジタルタイマーのブザーが鳴り、練習開始の時間になりました。

子供達は、横一列の集合隊形で集まります。

小5男子の子供達には、私が、いつも事あるたびに言ってきましたので、

まぁ、ピシ!っとしているわけではありませんが、それなりに、きちっと横一列に並んでいます。

一方、4年生といえば、、並んでいる子供もいれば、

コーチの私に背を向けて、隣の子供と話している子供もいます。

以前の私のやりかたは…

「集合しているのに、その態度はなんだ!」
「出て行け~!」

…と怒鳴って、それから子供達に説教していたでしょうね。

その時も、お説教はしました。

しかし、静かに、子供達にわかるように話しました。

まず、子供達が集合して、いつまでも並ばない子供達がいたら…

私は、あえて「並べ!」とも言わず逆に、まったくしゃべらずに無言でいます。

そうすると、子供達が自分達で、その雰囲気に気付き、ちゃんと整列して並びます。

そこで、私が静かに話し出します。

「集合のブザーが鳴ってから3分たった。貴重な練習時間の3分を無駄にしてしまったね。

コーチは5年男子には、言っているんだけどね、

この時間は、君達の時間だ。

バスケの練習に使おうが、友達とふざけて話す時間に使おうが、コーチはどっちでもいいんだよ。

ただ、それではコーチが、今日、君達に覚えて欲しいと思って考えてきた

練習メニューを全部できないね。

コーチは君達にバスケが上手になって、もっともっと好きになって欲しいと思っています。

そのために、コーチは練習を考え、みんなに教え、覚えて欲しいと思っています。

それは、コーチが、みんなにそうなって欲しいという強い思いから、そうしています。

それは、みんなに対するコーチの責任です。

みんなは、バスケが上手になりたくないか?

そうだろう、なりたいよね。

みんなに、バスケが上手になって、バスケが好きになってくれることは、

コーチが果たさなければならない、コーチの責任です。

じゃあ、みんなの責任はなんだろうか?

みんながバスケが上手に、楽しく、好きになりたいという想いと、

コーチが、みんなをバスケが上手に楽しく、好きになってほしいという思いは同じです。

その思いが同じであれば、みんなにはコーチの思いに応える責任があります。

ここまで、コーチの言っていることが、わかりますか?

であれば、コーチに怒鳴られて練習をやらされるのではなく、

君達が、自分から進んで練習することが、

コーチの思いに応えるという、君達の責任を果たすことになるのです。

「責任」とは、まだ君達には難しいかもしれませんが、

英語では「レスポンスィビリティー」と言います。

そして、この中の「レスポンス」という意味は、「応答する。応える。」ということを言います。

何もだまっていてはわかりません。

「はい」と言って応える。

そして、そのように動こうとして、

自分なりに努力することで応えること。

それが君達の責任です。

コーチの思いに応えること…

それが君達の責任を果たしたことになるのです。

コーチも、コーチとしての責任を果たしていこうと思います。」

「じゃ! 今日も練習を元気に、楽しくやっていこうか!」

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