バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

練習のねらい…2014

2014-04-10 06:37:59 | やっぱりミニバス!
平成26年4月10日 木曜日
 
「練習のねらい…2014」


みなさん普通に「練習」という言葉を使ってますよね。

『さぁ、今日は○○時から練習だ。頑張るぞ!』…のように、

ところで、この練習ってなんでしょうか?

なにわかりきったこと言ってんの!?

『そんなのプレー技術を向上させるためでしょう!』

確かにそうですよね。

でも、それはひとつの練習の目的ですよね。

私が言っているのは、そのプレー技術を向上させるために行うことが練習ならば、

その練習は、何を行えばいいのか?…ということです。

ここに、コンディショニングという言葉と考え方があります。

コンディニショニングとは、

公認トレーナー教本では、『スポーツのトップパフォーマンスを上げるために行うこと』…とあります。

まさに、これが練習のねらいだと思います。

もう少し、わかりやすく言えば、

練習とは…、
『スポーツの競技力を向上させることを目的とし、

その取り組みにおいては…

能力の向上を基本として、

克服又は修正すべき課題などに応じて、

ねらいとするところや、やり方を創造していくもの…

これによって、競技における心技体のパフォーマンスを向上させることであり、

そして、目標とする試合に向けて、心と体と技の準備をし、本番で最高のパフォーマンスを発揮するために行うこと。』


その具体的なことは…

①体力トレーニング。
…技術を習得し、発揮するためのフィジカルを養成するトレーニングで、

ウェイトやスプリントやランニングやリズム感、バランス感を養う各種トレーニングがあります。


②技術的なもの。
…体力トレーニングとで練り上げたフィジカルをベースにした、ファンダメンタル・スキルやチームスキルを向上させるものです。


またチームの戦術や戦略を練り、そして使うこと。

このため、プレーヤーの相互理解をねらいとした内容のドリルを創造し…行い、

これにより、チームパフォーマンスという、チームコーディネションを向上させること。


さて、試合の相手は全部が全部、同じプレースタイルのチームはないでしょう。

自分達のチームも含め…100のチームがあれば、100通りのチームパターンがあるはずです。

そのための練習をしようとすれば、100通りの練習が必要ですが、そのような時間はありません。

限られた練習時間で、最大の効果を得ること。

このためには、コーチもプレーヤーも「常在試合」を徹底して意識し、

特に、プレーヤー自身が、チームメイトと供に、あらゆるプレーの形を考え、創造し、表出し、試行し、共有することです。


ゴールを攻める、また、ゴールを死守するためには、互いに仲間を活かすこと。

そのチームの中で、自分は何を行うのかを、仲間同士で共有することが大事だと思います。


それを意識した練習を創造していくこと。

それがコーチの役割です。

試合が終わるごとに、勝ち試合でも、負け試合でも、課題は必ずあるはずですから。

次の試合に向けて、その課題を克服し、チーム力を向上させる取り組みを、

コーチとプレーヤーが一丸となって行うこと。

そのモチベーションを上げることも、コーチの責任だと思います。

練習は、ウォームアップをすることではありません。

常に「常在試合」を意識し、コンディニショニングを整え上げるために行うものなのです。

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