バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

ゴメンとドンマイ…2012

2012-05-15 05:21:26 | やっぱりミニバス!
平成24年5月15日 火曜日

「ゴメンとドンマイ…2012」


チーム競技では、試合中にミスをした選手自身…

また、その選手に周りが掛ける言葉が、「ゴメンとドンマイ」です。

周りの仲間に迷惑を掛けて、「済まない」という思いが…

「ゴメン」という言葉になり、「気にすんな 次、行こう!」…という周りの思いやりが、

「ドンマイ」という言葉になるのでしょう。
これは、相手に対する
「慈悲の心」という日本人の精神文化が基礎にあるものだと思います。

この言葉を発する思いは、私は否定しません。

ただ…同じミスを続けて、この言葉を言い続けるのは違うと思うのです。

同じ選手が、または仲間である違う選手が、同じ過ちを繰り返すことに対して…、

「ゴメンとドンマイ」の声は間違いでしょう。

そのようなチームは、馴れ合いの仲間の集まりだと思います。

ミスを繰り返す選手は、「ゴメン」ではないでしょう。

周りに対する謝罪より、自分に対する情けなさ…「なにやってんだ! 自分!?」という悔しさを口にすべきでしょう。

もしくは、何も言葉にせず、その悔しい思いを、次に活かすような態度で示すべきでしょう。

周りの仲間は、同じミスを繰り返す仲間に…

いつまでも、「ドンマイ」は違うでしょう。

チームの目的を成すために、苦しく、辛い練習をしてきた仲間がいるのです。

その仲間を思いやるならば…

「なにやってんだ!
 集中しろよ!」

…というような叱咤激励の言葉を掛けるべきだと思うのです。


初めてゆえの失敗はあります。

その失敗から学んで成長していくのです。

同じ失敗を繰り返すということは、学んでいないか…

同じ失敗は繰り返さない、という集中心に欠けている

…というような何らかの原因があるのでしょう。

原因を理解し、それを犯さないことに集中すれば、

同じミスという結果を、最小限にすることができるはずです。

それでも、人は同じミスを犯すのです。

ただ、その犯し方が…端から見ていて~ミスを犯すまいという気持ちが明らかに感じられる場合があります。


そのような状態を判断できるのは、ベンチにいる指導者です。

「ドンマイ」で済ませられる段階のミスか…何か他の原因があって、

ミスを続けているのか…それを判断し、交代させるか、

または、休ませて指導者自ら確認して、言葉を掛けて再度やらせるか…

それも指導者が行う大事なベンチワークのひとつなのだと思います。

「ゴメンとドンマイ」という、仲間同士の言葉の掛け合いについては、

指導者の考えをしっかりと選手に語り、伝え、理解させ、納得させるべき…「チーム」という視点に立った、重要な事だと思います。

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