バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

プロへの憧れと覚悟…2014

2014-01-30 07:12:49 | やっぱりミニバス!
平成26年1月30日 木曜日
 
「プロへの憧れと覚悟…2014」


日本バスケ界も地域密着型のプロ化が進んでいます。

しかし、バスケをプロとして、それを生業にするのはなかなか厳しいようです。

厳しいというのは、それで食い扶持を稼ぐのが厳しいということです。

一部の名の知れたトップアスリート以外のプレイヤーは、その稼ぎだけで生活するのは厳しいようです。


それでもプロには憧れます。

バスケでは、bjリーグのチームが多数あるので、プロにはなりやすいようです…が、

問題は、プロになってからと、プロを引退してからの生き方…生活のことです。

よく大リーグの3Aチームの選手を題材にした映画が作られますが、

どうにかしがみついて野球をしている…辞めたら他に出来ることがないからでしょう。

“ビッグ”になると言う夢を求めて、それに賭ける…やらずに悔いるより、やってみるという思いでプロの道に飛び込む。

敢えて厳しい道を求めて行くわけです。

華やかさがあるから憧れる。

トップ の世界でやってみたい。

それは人が持っている欲求でしょう。

崖っぷちの危うさを知りながら、自分には出来ると信じて、プロの道を選ぶ。

そして努力をする…しかし現実は、全ての下積みの努力が確実に報われるとは限らない危うさを孕んでいます。

その危うさを承知しながら、プロの世界に飛び込む者、

その危うさを飲み込むが出来ないで、プロの道は選ばない者もいます。

親としては堅実な道を行って欲しいと願いながらも、我が子がプロで活躍する姿を誇らしい思いで見てみたいと思う。

本人のジレンマと親のジレンマです。


世の中では、よくプロとアマの違いが語られます。


プロ…プロフェッショナル ~その業で生計をたてている人

アマ…アマチュア~その業は生計の糧ではなく、生計は別の事でたてている人


ここに紹介するのは、ひとつの道を究めてきた人の言葉です。

これらの言葉は、人生を真剣に生きるすべての人が共感し、

しなやかに、強く生きるという力を与えてくれると思います。


道を究めた人の言葉の中で、プロとアマについて語ったものがあります。


『人間は間違いを犯すものだという前提には、プロとしては甘さがないでしょうか?

プロなのだから間違いは許されない、という考え方に立つのが、本物の一流という気がします。~ 野村克也』


『プロというのは、寝ても覚めても、仕事のことを考えている。

生活すべてが仕事。

そこがアマチュアとの絶対差だ。 ~ 相田みつを』


アマチュアは、それが好きだからという想いのみでやれると思います。


プロは、それを生業とするわけですから、好きだという想いがベースにありながら…

自分のためだけではなく、

自分のプレーを観ることで、

喜び、元気をもらい、感動してくれる、

そういう誰かのためにそれをする。

そして、それを仕事として生計をたてるのです。


だから、自分の都合で簡単に投げ出すことができない厳しさを求められます。


またプロは、自分はやり続けたいと思っていても、

ある日突然に突き放され、見限られる冷徹さ…辞めさせられる冷厳な現実があります。


その危うさの中で、そのことを人生の中心に置かなければならないのです。


その崖っぷちの覚悟がプロには必要なのだと思います。

その覚悟の有り無しが、プロとアマの厳然とした違いだと思います。

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