バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

信念の力とは…

2012-03-28 00:06:31 | やっぱりミニバス!
平成24年3月28日 水曜日

「信念の力とは…」
(致知出版社刊行の『小さな人生論』から)


何かを成すためには、行動することです。

しかしその行動を為すためには、心に力がなくてはなりません。

その心の力が、信念の力だと思うのです。


以下は、「小さな人生論」から、一部編修したものです。


『四十数年も前のこと…京都で数百人の経営者を前に松下幸之助氏が講演をしました。

その趣旨は、人材も資金もダムのようにプールしておく経営…

つまり余裕を持った経営をしなければならない…ということです。

これが松下氏の持論の「ダム式経営論」です。

講演が終わり、聴衆のひとりが質問をしました。

「ダム式経営の秘訣は何か?」

松下氏は間をおいて、「わかりませんな」と答え、さらに言いました。

「ひとつ確かなことは、まずダム式経営をしようと思うことです。」

失笑が会場にあふれました。

「思うだけで できれば苦労はしない」

「馬鹿にするんじゃない」…そんな声も聞こえました。

そんな聴衆の中で、頬を紅潮させて松下氏を見つめる青年がいました。

京セラを創業して間もない、二十代の稲森和夫氏です。

稲森氏は心に熱いものを感じ…
「そうか! まず思うことなのか。」

稲森氏は脊髄の奥に火がついたような感動で心を熱くしました。

その心の火が信念となって凝固したのだと思います。

信念とは、信じ念じることでしょう。

稲森氏はダム式経営を信じ念じ続けました。

その信念は京セラの現在に結晶しています。』


『数多くの経営者の中で、一業を成した人には、突出して二つの共通した要素があるのを感じないわけにはいかない。

一つは、「価値を見出す力」です。

自分の置かれた環境、そこに結ばれる縁、携わる仕事などに、

多くの人はさしたる感動も、興味も覚えることもなく、

それらはたまたまのもの、ありきたりの事と見なしがちです。

ところが、一業を成した人は、何気ない出会いに見えることも、何気ない出来事にも必然を感じ、意志があると感じるセンスがあるのです。

そのセンスは、センサーです。

それは持って生まれたものもあれば、

持って生まれていないとしても…

それを先人の教えとして心に刻むことで、そのような心に練られるのでしょう。


さてもう一つは、「価値を信じる力」です。

稲森氏は、若い社員たちと仕事を終えてから、

一緒にラーメンをすすりながら、熱く語り続けました。

「自分達がやっているのは世界のだれもやっていない事だ。

自分達は世界の先頭を走っている。」

自分の行っていることに「価値」を見出し、

それを強烈に信じているのです。』


『価値を見出す力。
その価値を信じる力。

それが信念の力です。

信じ念じる力が、道のないところに道をつくり…、

人を偉大な高みに押し上げていくのです。』


『最後に、松下幸之助氏の言葉を紹介します。

「根無し草に花は咲かない。

信念がなければ人生に花は咲かない」』



何かを成すためには、行動することです。

しかしその行動を為すためには、心に力がなくてはなりません。

その心の力が、信念の力だと思うのです。

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