バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

親愛なるコーチへ…2013

2013-04-26 05:03:23 | やっぱりミニバス!
平成25年4月26日 金曜日
 
「親愛なるコーチへ…2013」


『おそらくコーチは私を覚えていないでしょう。

あれは2,3年前のことでした。

私はフットボールのやり方も知らずに、1年生コースにやってくる者の一人でした。

私は背が高く、やせていて、ほかの選手より少しのろまでした。

まだ思い出しませんか?

私はコーチをよく覚えています。

コーチが両手をたたいて「ぶつかれ!」と叫ぶたびに、コーチのことがどれほど怖かったことか。

私や私のような選手がタックルで失敗したり、一対一の練習でやられたときにコーチが、私を見て笑っていたのも覚えています。

自分は本当に下手だったと、まず認めます。

例えばプレーの技術を教わっていたとしても、私は下手なフットボール選手であったと思います。

私は、仲間と比べて身体的な成熟度と体力が数年遅れていました。

そして私は成長しました。

4年生になったころには、6フィート5インチで220ポンドになっていました。

あのスポーツ不適格の1年生は、今では野球で州一番の速球を投げることができるようになりました。

だけど振り返ってみると、私はフットボールができなくて本当に残念に思います。

きっと楽しかっただろうと思います。

私はチームを助けることができたかもしれません。

しかし、コーチのおかげで私はフットボールに深入りする前に背を向けました。

コーチがもう少しよく教えてくださったら、

また、もう少し勇気づけてくださっていたら、

もしかしたら?…どうなっていたかわかりません。

コーチは多くの少年のためになることをしてあげられる立場にいます。

しかし、私はあなたがそうするとは思いません。

あなたはいつも威圧的でいなければならない人です。

それがフットボールのすべてであるとあなたは思っているのです。

でも、私にはそうではないとわかっています。』

この手紙は、アメリカのあるスポーツコーチング教本に記載されたものです。

内容はメジャーリーガーになった、ある選手から学生時代のフットボールのコーチに宛てた手紙の形式で書かれたものです。

ただし、この話しが実話かどうかは定かではありません。

これは、同誌の「コーチングへの提言」というタイトルの章に載せられていたものです。

コーチングへのひとつの提言…多様な選手の指導について

身体的に未発達の選手を見下すような言動をしてはならない。

それらの選手は怪我を避けるために、身体的成熟度に合わせて選手を組み合わせることに留意しなければならない。

一方で、ときには身体的能力が成熟している選手とパートナーを組ませ、成熟に関係なく、ある部分では対等に接することができることも学ばせなければならない。


特に、ミニバスという、発達途上にあるゴールデンエイジ期の子供達を指導する上で、欠かせない視点だと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。