バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

叱ると怒る…2013

2013-01-10 06:00:17 | やっぱりミニバス!
平成25年 1月 10日 木曜日
 
「叱ると怒る…2013」


今の世の中、子供達の教育でも、全て…何故それをしてはいけないのか?

子供達に理由を説明して理解をさせようとします。

「何故、嘘をついてはいけないのか?」「何故、人を傷つけてはいけないのか」

全て理屈で説明しようとします。

答えは、「自分がされて嫌なことは人にしてはならない」…だから、「ならぬものは…ならない!」のです。

子供達に理屈で説明しようとするから、教える者が行き詰まるのです。

叱るべきときは子供達に、「やってはならない!」こと だから…「やってはならない!」

何故やってはならないのか?

それは…「やってはならないことだから、やってはならない」と理屈ではなく…問答無用の教えなのです。

その教えを破った時に、徹底的に叱ることだと思います。

怒るのではなく…叱る心は忘れてはならないと思います。


ミニバスを指導している上の私なりの“教え”は…『全力! 集中! 仲間のために!』です。

その教えに意図して背いた言動には、烈火のごとく叱ります。

ただし暴力はありません。

暴力は恐怖でしかありません。

恐怖から逃げるために教えを守るというのは間違いです。

自らその教えを守り行うことが大事です。

叱るのは、相手の心を育むためのものだと思います。

怒るのは、自分の気持ちを相手にぶつけるだけのものです。

どうして出来ない!、なぜミスをする!…というのは感情的な怒りです。

それは相手に恐怖を感じさせるだけです。

その恐怖から逃げるために、やるのは、自ら求めてやることではありません。

子供達が自ら求めてやることを、指導者は求めるべきだと思います。

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あるネットの記事に、怒ると叱ることについて、次のように書いてありました。


怒ると叱る…それは、「自分のために怒る。相手のために叱る。」というものです。

「怒る」とは、相手が自分に悪い影響を与えたり、自分が指示したとおりに動いてくれなかったりした場合に、自分が腹をたてたことを相手にぶつける動作なわけです。

「オレハオコッテンダゾー」ということを相手にわかってほしいとか、 うっぷんを晴らしたいとか、相手を困らせたいとか、そんな理由ですることなんですね。

そのような自分の目的が果たせればそれでいい。相手がそれでどうなろうが知ったこっちゃない、というわけです。

一方「叱る」とは、相手が自分を含めて誰かに悪い影響を与えたり、自分が指示したとおりに動いてくれなかったりした場合に、

相手をより良くしようとする注意やアドバイスを、敢えて声を荒げ たり語気を強めたりして相手に伝える動作だといいます。

(会社の場合だと)金銭的・社会的に損失になる。

(育児の場合だと)生命に関わるような行いだとか、悪い行いだとかを是正する、そして本人が同じ間違いを繰り返さないようにする、そんな理由ですることなんです。

人間は感情の生き物ですから、「怒るな」と言われても難しいですよね。

相手が対等の立場だったら怒ってももいいと思います。

ただ、感情的に怒るとかえって逆効果になる場合もあります。

相手がもし部下だったりかわいい子どもだったりする場合は、感情的に怒る前に一瞬「まてまて」という気持ちを持つことが大事だと思います。

それを「相手のためになるように叱るにはどうすればいいか」を考えるようにすれば、より効果的に自分の気持ちを相手に伝えることができるようになるんじゃないか、と思います。

「相手のために叱る」ということを突き詰めれば、実は上司に対して叱ることもできるんじゃないかと。

これはとっても難しいことですけどね。

例えば朝令暮改な(朝言ったことと夕方言ったことが違う)人に「部長、さっきと言っていたこと が違うじゃないですか!」と怒ったら、それこそ 火に油を注ぎます。

ここはひとつ冷静に、「部 長、その指示の真意がよくわかりません。我々にもわかるように、ちゃんと説明してください」と でも言ってみたらどうでしょうか。

これでも、 「オマエの言っていることはわからん、わかるように説明しろ」と叱っていることになるんでしょう。

さて、効果的に「叱る」ために重要なことを3つ。

ひとつ…、すぐ叱ること。

あとになって「あの件だけど ね…」と叱るのは効果が薄い。

ふたつ…、短く叱る。

言いたいことは山ほどあっても、ダラダラと説教するのは意味がない。

できれば二言、 三言ぐらいで。

それから、叱ったらすぐその場を離れること。ニラミをきかせると逆効果。


みっつ…、1対1で叱る。

みんなの前で叱って恥をかかせる必要はない。 部内で最もデキるヤツがミスをした場合は、あえてみんなの前で叱るという超高度な技もあるが、 失敗すると怖い。


そして、よっつとして…、叱って、そして誉めることです。

叱られっぱなしではなく、それを他の教えのところでも、それをやろうとしたなら、やろうとしたことを誉めることです。

叱ることと誉めることで子供達は成長します。)